はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

日帰りで飯田線

2005-05-02 23:14:10 | 旅行
 もう2日前のことだが、4月30日に、ローカル線として有名なJR飯田線に乗ってきた。飯田線は、愛知県豊橋市から長野県上伊那郡辰野町までを結ぶ路線。詳しくは、こちらのサイトなどで紹介されている。

 私は、別に鉄道マニアという訳ではないが、この飯田線は以前から一度乗ってみたいと思っていた。などと書くと、アニメ版の「究極超人あ~る」あたりに影響されたのだろうと思われるかもしれないが、そうではない。確かに「あ~る」は観た事はあるが、それはテレビ放映の際の一度だけだっただし、その時は特に飯田線には興味を持たなかった。やたらと「飯田線のバラード」が印象に残った記憶がある。
 では、何がきっかけだったかと言うと、マンガ「りんりんD・I・Y」(大石まさる)の第1巻で、飯田線に乗るエピソードがあり、非常に楽しそうな電車という印象を受けたからだ。結局、マンガの影響。
 それに、飯田線は愛知県豊橋市から出ている電車で、同じ県内と言うことで、気軽に行きやすい。せっかくの連休なので、何日かかけて途中の色々な場所(「観光地」とは言い難い所も多いが)を散策しようと思ったのだが、色々と事情ができてしまい、結局のところ、日帰りとなった。

 今回は、途中下車は一度っきり。「中部天竜」駅で降りて、鉄道車両保存館「佐久間レールパーク」などを訪れたあと、徒歩で次の「佐久間」駅まで歩いてみた。この行動も「りんりんD・I・Y」本編を真似したのだが、この2駅は非常に近いので気楽な散歩という感じだし、途中には佐久間ダムもあったりして、風景の変化も楽しかった。
 一回しか途中下車できなかったのは、日帰りであるせいなのはもちろんだが、それに加えて、列車の運行本数が非常に少なくて、一度降りると次の列車に乗るまで、短くても1時間以上かかると言う理由がある。さすがはローカル線だ。しかし、下車しなくても、車窓からの風景を見ているだけで、非常に変化に富んだ自然を見ることができて、飽きさせられなかった。豊橋から豊川市内あたりまでは、まあ普通に郊外を走る電車という感じだが、「本長篠」駅を過ぎたあたりから、いかにも山奥の秘境という感じで、ダイナミックになってきて面白かった。その後、天竜川と並行して走る部分を過ぎて平地に入ると、また普通の田園風景という感じだったが、これはこれで何となく安心させられた。

 そして、17時44分に飯田駅着。今回は、終点の辰野ではなく、ここで終わり。逆に言えば、「飯田線」なのだから、せめて飯田までは行きたかったと言うこと。18時34分発の高速バスで名古屋へと戻った。藤子不二雄関係のイベント以外で旅行らしい旅行(と言っても日帰りだが)をしたのは、本当に久しぶりだ。それなりに楽しかったが、やはり一日では物足りない。個人的に「秘境」の感じは好きなので、いずれ機会があれば、もっと時間を取ってまた訪れたい。