落葉の正受庵の蹴落とし坂
冬紅葉舞い散る前に愁ひあり
この写真は初雪が降る少し前の晩秋のある日に撮った写真である。名刹「正受庵」の有名な蹴落とし坂です。今日のブログとなりましたので、あえて季語を冬の季語落葉(らくよう)としました。奇麗な紅葉が終わる頃でしたが、坂に散り落ちている葉は去年の落葉だと思われる。生受庵の山門の「蹴落とし坂」はなぜ有名になったかあえて説明はいらないと思いますが、臨済宗中興の祖と崇められている白隠禅師が若いころ高田で修行して生受庵に立ち寄った際に白隠の慢心を見抜いた慧端(生受老人)が白隠を蹴落としたと伝えられいる坂である。以来白隠禅師は慧端禅師を師と仰いだという。