今年もまた、「今日は、立春。 暦の上では、、、、」なんて、言い古された言葉が飛び交ったようです。
一昨日の木曜日、2月4日が立春、ようやく暦の上で春が目覚める日なのです。
だから、早々に春を期待するなんて、野暮なこと、
ゆっくりと、まだまだお蒲団の中で、まどろんでいる頃なのです、
ただ、これ以上に寒さは厳しくならない、そんな節目なのだと思うのです。
お正月の頃、もう4時過ぎれば暗くなり始めたのに、最近では、5時近くになっても、明るさが残る、
まだまだ寒い日、風邪が流行っているこの頃、きっと、もうあと何回か雪を見る事もあると思うのですが、
ゆっくり、そう、一月ぐらいかけて、春が目覚め、活発になり、白い冬の力を弱めてくれると思うのです。
水仙の花が咲き、白梅が枯れ枝に白い飾りをつけている、
色がチラホラを街に見えるようになったことだけでも、
そろそろ、冬の終わりが見えてきたのかなと感じるこの頃です。
春は、素敵な季節だけれど、冬にだって、この季節だけの良さがあるのだから、
もう少し、冬を楽しむ気持ちを持って春を迎えたいと思うのです。
凍えるような月、煌めく星。 静かな雪の朝、澄みきった空に浮かぶビル、梅の花。
そう、寒くなければ味わえない風情もあるのです。