ガレ、ラリックとあれば、
いの一番に馳せ参じるのだけれど、
ガレの名前があっても、
「清朝」の単語が引っ掛かって、
年間会員でなければ、きっとスルーしたはず。
ところが、出かけてみて、ビックリ。
予想外に、予想以上に素敵な会でした。
手にとって、ガラスの質感を味わえないのが寂しいけれど、
その色、造作の見事さ細やかさに、溜息です。
ガレが日本の絵画に影響を受けたのは、知っていたのですが、
それと同じくらいに、それ以上に清朝のガラスの
それも、造作に、細工に影響を受けていたことが
新しい発見でした。
赤、青、それも濃紺から、、薄い水色まで、緑、そして黄色、
一体その色をどのように醸したのか、、
違う色のガラスを組み合わせ、細工を施し、
細やかな模様を刻む、切り出す。
ガラスという素材に、中国の技が融合し、
素晴らしい美術品を造り上げました。
トップにあげたのは、鼻煙壺の数々。
星々のように、様々な色、造形で輝くように展示されて、
本当に小さな宇宙のようです。
ついつい、その中の気に入った一つをいただいて、
嗅ぎ煙草ではなく、アロマの香りを楽しめたらと、、、、
鼻煙壺を探してみようかと、
目に優しく、香りを楽しみ、
ひととき疲れた心を癒すために、、