魔法の言葉

【chat中】

宮崎に5日間滞在していたハリ天、到着した日と帰る日を除いた間の3日はしっかりランニングもしていた。走る人にはほとんど会わなかったけど、すれ違う人達とは普通に挨拶をかわしていた。
ちょっと遠出した人家のない奥地でも、前から来る軽トラのおじいさんが深々とおじぎをしてくれたりして、走りながらあわてて頭を下げた。なんだかやっぱり嬉しいし、気持ちがいい。たまリバーですれ違うランナーにあいさつしても返してくれる割合は半分以下、いや3割ほどしかない。それを思うと100％、いや車から挨拶されるんじゃ150％と言ってもいいくらいの宮崎奥地でのあいさつ率はべらぼうに高い。
次女宅の近所で出会うおじいさんなんて「どうも～」なんて嬉しそうに手を振ってくれる。ハリ天のことなど知らないはずだけど、見知らぬ顔だからあぁあれは東京から来ているというカワナさんの奥さんのお父さんだなってわかっちゃっているんだろう。こんなところで悪いことは出来ないよ。
孫のシッキーはよその人にも愛想がよく、デッキに座って前の道路を通る人に「んちは～」って片っ端からあいさつするらしい。するとあいさつされた軽トラのおじさんが突然降りてきて、垣根越しに食べて～と言ってポンと野菜を放り入れてくれることもあるという。
 
走っていった奥地の小学校の側に「あいさつは  どこでも通じる  魔法の言葉」って標語が。確かに確かに「魔法の言葉」威力満々。

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