十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

2011-08-15 | Weblog
縞蛇に生れてそなたをとらまへる   あいざわ静子

ここには、大蛇となった清姫のような怨念もなく、
ただ、愛おしいだけの情愛だけが感じられる。
「そなたをとらまえる」の和語がいかにも甘やかだ。しかし、
男は、いつか縞蛇に息の根を止められることになるのだろうか?
「滝」8月号〈滝集〉より抄出。(Midori)

8 コメント

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縞蛇 (今村征一)
2011-08-15 20:50:14
男はそんなに甘くない。知らん振りりをしているだけだ。それにしても滝の作者は私には想像を出来ない句を作る。注目すべき結社だ。
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注目すべき結社。 (博子)
2011-08-15 22:03:08
 今村さん。嬉しい言葉。ありがとうございます。
 「男はそんなに甘くない」。ふふ、そうかなぁ。
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縞蛇 (みどり)
2011-08-15 23:28:08
征一さんを、とらまえたい。

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他に (みどり)
2011-08-16 07:15:30
かなぶんや情死のごとく灯に果つる   静子

この句も好きでした♪
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うん。 (博子)
2011-08-16 07:38:11
 かなぶんから、この意外な連想は見事だね。
心中じゃなくて情死の語を選んだところもいいね。
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かなぶん (みどり)
2011-08-16 17:29:40
かなぶんの情死もいいけど、
縞蛇の発想には敵わないね☆
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私も☆ (博子)
2011-08-16 20:30:06
 みどりさんが鑑賞してるから、私は抜こうかとも思ったけど、避けて通れなかった。下手だけど私も鑑賞しちゃいました。「とらまえる」というのは混成語で「熱を冷ますシート」を「熱さまシート」と言うのと同じというウキペディアの説明にもビックしました。
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とらまへる (みどり)
2011-08-16 20:53:58
「とらえる」と「つかまえる」の混成語。
可愛らしい縞蛇ですね!?
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