戦国の色して枯れてゐる芒 岩岡中正
枯れ切って呆けている芒を、「戦国の色して」という飛躍表現。具体的な色ではなく、「戦国の色」という一種の比喩は、殺伐とした戦国の世をイメージする。湖北等の前書のある吟行句だが、独立した作品として十分に鑑賞できる一句。「阿蘇」12月号より抄出。(Midori)
枯れ切って呆けている芒を、「戦国の色して」という飛躍表現。具体的な色ではなく、「戦国の色」という一種の比喩は、殺伐とした戦国の世をイメージする。湖北等の前書のある吟行句だが、独立した作品として十分に鑑賞できる一句。「阿蘇」12月号より抄出。(Midori)