喰積を兎の如く妻と食ふ 土屋芳己
「喰積」とは、はじめて知る季語。現代ではお正月の御節料理をさしていう場合が多いが、本来は新年の祝饌だとか。さて、二人だけで過ごすお正月。「兎の如く」とは、黙々と咀嚼しているという感じだろうか?長く連れ添う妻との暮しならではの情感が、しみじみと伝わってくる作品。「阿蘇」4月号より抄出。(Midori)
「喰積」とは、はじめて知る季語。現代ではお正月の御節料理をさしていう場合が多いが、本来は新年の祝饌だとか。さて、二人だけで過ごすお正月。「兎の如く」とは、黙々と咀嚼しているという感じだろうか?長く連れ添う妻との暮しならではの情感が、しみじみと伝わってくる作品。「阿蘇」4月号より抄出。(Midori)