川に散る山茶花絵巻つづきをり 井芹眞一郎
「山茶花絵巻」とは、何と艶やか。平安中期の宮廷物語を彷彿とさせるのは、やはり、山茶花の鮮明な赤。「川に散る」と置かれたことで、山茶花の華やぎと、いくらかの哀感を覚えるが、「つづきをり」と結ばれて、ドラマティックな造形美がどこまでも印象的だ。「阿蘇」4月号より抄出。(Midori)
「山茶花絵巻」とは、何と艶やか。平安中期の宮廷物語を彷彿とさせるのは、やはり、山茶花の鮮明な赤。「川に散る」と置かれたことで、山茶花の華やぎと、いくらかの哀感を覚えるが、「つづきをり」と結ばれて、ドラマティックな造形美がどこまでも印象的だ。「阿蘇」4月号より抄出。(Midori)