竹皮を脱ぐさざなみのかがやきに 岩岡中正
「竹の皮脱ぐ」は、筍が生長するにつれて、その皮を下の方から、
一枚ずつ落としていく様子を擬人化していう季語だが、
竹が皮を脱ぐにも、思わず脱いでしまうような、そんな瞬間があるようだ。
竹林の中を流れる小川のさざなみ・・・、
さざなみは、陽光を受けてきらきらと輝いている。
きっと初夏の横溢するエネルギーに誘われて竹は皮を脱いだのだ。
いっぱいに光溢れる作品に、心地よい清涼感と瑞々しい生命力が感じられた。
「阿蘇」6月号より抄出。(Midori)
「竹の皮脱ぐ」は、筍が生長するにつれて、その皮を下の方から、
一枚ずつ落としていく様子を擬人化していう季語だが、
竹が皮を脱ぐにも、思わず脱いでしまうような、そんな瞬間があるようだ。
竹林の中を流れる小川のさざなみ・・・、
さざなみは、陽光を受けてきらきらと輝いている。
きっと初夏の横溢するエネルギーに誘われて竹は皮を脱いだのだ。
いっぱいに光溢れる作品に、心地よい清涼感と瑞々しい生命力が感じられた。
「阿蘇」6月号より抄出。(Midori)