大燭台のギャラリーから、タペストリーのギャラリーを抜けると、とてつもなく派手な天井のある廊下にでます。
ここが「地図のギャラリー」です。
展示されている地図については、この次に紹介するとして、今日はこの「天井」に注目してみましょう。
詳しく見ると、全体としてはバロック風ですが、グロッタ様式の装飾で構成されているようすがわかります。
ベースが緑色なのも、他とは違った印象を与える理由でしょう。
それにしても、よくもまあこれだけの装飾をしたものだなぁ、と感心するばかりです。
通路の扉上の装飾も派手なつくりです。
ボンコンパーニ家出身のグレゴリオ13世の紋章が、これ見よがしに飾られていますね。
グレゴリオ13世は、グレゴリオ暦を採用した人ですね。自然科学に興味があったんでしょうか。
これは別の通路の扉上の装飾です。
グレゴリオ13世の紋章の下には、もうひとつ紋章があります。
蜂が3匹。バルベリーニ家の紋章ですね。ウルバヌス8世も何かしらこのギャラリーにかかわっていたんですね。
それにしても、みんな自己主張が強いですね。
ヴァチカン・ガイド―美術館と市国 | |
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