メディチ家と関係の深い教会です。
サンタ=マリア=デル=フィオーレによく似た雰囲気を持つクーポラを持っていますが、
実はこれは教会本体のものではなく、続きでたてられているメディチ家礼拝堂の天井です。 ファサードは未完成で、
レンガ積みがむき出しに
なっていますが、
内装はフィレンツェで
一番美しい教会かもしれません。
全体的に明るい雰囲気と、
印象的な天井の装飾が
そう感じさせるのでしょう。
メディチ家礼拝堂も、
外観こそ質素ですが、
内部は色大理石がふんだんに
使われて装飾されています。
奥に進むと、
ミケランジェロの彫刻で有名な
新聖具室があります。
個人的な意見ですが、
この彫刻、男性のほうは
さすがミケランジェロと
いう感じがしますが、
女性のほうは
いまひとつ女性らしい柔らかさに
欠けるように思います。
(バチカンの「ピエタ」はあんなに
やさしさがあふれているのに)
よく言われているように、
ミケランジェロは本当に女性の裸が
苦手だったのかもしれませんね。