緯度の高いイタリアでは、午後7時を過ぎてからようやく日が暮れはじめます。
サンタ・マリア・デッラ・ピエーヴェ教会の後陣に灯りがともり始めると、
グランデ広場にも夜がやってきます。
日がすっかり暮れてしまうと、グランデ広場はまるで中世にタイムスリップしてしまったかのようです。
ライチ慈善会の館は、きれいにライトアップされ、昼とはまた違った幻想的な姿を見せてくれます。
イタリアの広場は、夜でもにぎやかな印象がありますが、
アレッツォのグランデ広場では、静かな時が流れていました。
そういえば、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の中では、どしゃ降りの雨の後、
ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキがヴァザーリのロッジェの下を散歩していましたね。
ローマなどの大都会と違って、夜でも安心して散策できるのが、アレッツォのいいところかもしれません。
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アレッツォを舞台に描かれる主人公グイドの明るい生き方と やがて訪れる戦争による悲劇。それでも「人生は美しい」。 ロベルト・ベニーニの名作です。 |
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