イタリア語で「甘い水」という名のこの町は、ネルヴィア川の清流に沿って開けた町です。
ヴェンティミリアやボルディゲーラから近いこともあって、多くの観光客でにぎわっていました。
ドルチェアックアのシンボルは2つ。
ひとつは町で一番の高台に立つドーリア城、そしてもうひとつはネルヴィア川にかかるヴェッキオ橋です。
ロマンティコ橋とも呼ばれるこの橋は、15世紀の半ばごろの姿を今もとどめています。
また、この橋とドーリア城は、モネが絵画の題材にもしています。観光客が多いのは、そのためかもしれません。
実際に橋を渡ってみると、意外と傾斜が急です。この橋の向こうがいわゆる旧市街、テッラ地区です。
橋を渡り終えた先には、こんなアーチのトンネルがありました。この上に家が建っているわけです。
アーチを抜けると、小道が続いています。平坦な道はほとんどなく、どこへ行っても坂道です。
ドーリア城には入場することができなかったので、再び川に沿って散策です。
上の写真は川沿いに立つサンタンドレア教会です。
ファサードの豪華さを見ると、この町がこの一帯の町や村の中でも、
比較的裕福な(あるいは規模の大きな)町であることがわかります。
だいぶ日も西に傾いてきました。もっともっと歩いてまわりたい魅力的な街並みですが、そろそろお別れです。
リグーリア州といえば、東西のリヴィエラ海岸ばかりがクローズアップされがちですが、
内陸にもこんなに美しい町や村がたくさんあるんですね。