スパッカ・ナポリの西のはずれにあり、まさに「カオスへの入り口」に建てられた教会です。
平積みの一風変わったファサードは、
フィレンツェのリッカルディ宮殿やフェッラーラのディアマンテ宮殿を連想させます。
また入り口も建物のサイズと比較したときに、教会とは思えないほど小さいものです。
中に入ると「ゴージャス」そのもの!イエズス会の教会はどこへ行っても装飾が華美ですが、
ここナポリもその例にもれません。
床から天井まで、
これでもかというほどの
見事な装飾ぶりです。
色大理石の床や壁、金箔の天井、
そして数々の彫刻やフレスコ画。
クーポラはどことなく
ローマのサン・ピエトロ教会を
連想させますが、最上部は
レッチェのサン・マッテオ教会に
似たバロック様式です。
ちょうど教会ではミサが
行われている最中で、
そのことがいっそう教会の
荘厳さを際立たせていました。
それにしても、
こんな地味なファサードの内側に、
ここまで豪華で大きな空間が
広がっているなんて、
ナポリという街は
やっぱりあなどれません。
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