以前書いたとおり、ヴィツェンツァは街全体がさまざまな建築の博物館のようです。
Palazzo Thiene(ティエーネ宮:古いほう)
ヴィツェンツァでも比較的古い時代の建物です。
パッラーディオの建築のような力強さがないのは、オーダーが強調されていないからですね。
代わりにアーチが多用されていて、壁にはフレスコ画も残っています。
英語圏のツアー客にガイドが一生懸命説明していました。
くわしいことはこちらで。(イタリア語のページです)
Palazzo dal Toso“Ca d`oro”
(トーゾ宮: 通称カ・ドーロ)
ヴェネツィアン・ゴシック建築の代表です。
かっては外壁が金箔でおおわれていたそうなので
「カ・ドーロ」とも呼ばれています。
ヴェネツィアにある本家の「カ・ドーロ」と
どことなく似かよった印象を受ける建物です。
もちろん、パッラーディオとは無関係です。
Palazzo Barbaran da Porto
(バルバラン・ダ・ポルト宮)
これもパッラーディオの代表作の1つです。
写真ではわかりにくいのですが、
ギリシア風の破風が多用されています。
現在は建築研究センターになっていて、
展覧会などのイベントも行われます。
わたしたちが訪れたときには、
パッラーディオやスカモッツィの
デッサンなどが展示されていました。
やはり、くわしくはこちらで。
(イタリア語のページです)
Palazzo Chiericati(キエリカーティ宮)
マッテオッティ広場に面して立ち、
オリンピコ劇場の向かいにあります。
建物の正面はオーダーが強調され、
いかにもパッラーディオといった風の
建物になっています。
現在は市立美術館として利用されています。
ヴェロネーゼの絵などもあります。
ここについても、
くわしくはこちらで。(イタリア語のページです)
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