ペルージャは丘の斜面に造られた街。
街全体がまるで立体迷路です。
特に街の南と北は、
びっくりするような構造になっています。
前回は街の南側を紹介したので、
今回は街の北側について書いてみます。
街の南が地下迷路だとすれば、
北は空中迷路です。
11月4日広場から、
大聖堂の脇をカーブするように北に進むと、
ゆるやかに下り坂になっている道に出ます。
これが「アッピア通り」です。
やがて、アッピア通りの上を立体交差するように一本の道が現れます。
この通り(バッティスティ通り)も大聖堂脇から始まっている道なのですが、
いつの間にかアッピア通りとはかなりの高低差ができています。
さらにアッピア通りを下ると、今度はアッピア通りからまるで橋のように一本の細い道が枝分かれしています。
これが「アクアドット通り」で、
まさに水道橋のように谷を越えてその下を通る道々と立体交差をしながらペルージャ大学方面へと続いています。
一方のアッピア通りはといえば、さらに下っていき、
アクアドット通りの下をくぐっている「エリザベッタ通り」へと至ります。
写真左手の階段のように見える道がアッピア通りです。
エリザベッタ通り付近からの様子です。一番上を横切っているのがバッティスティ通り、
その下のアーチをくぐって写真を撮った地点まで伸びてきているのがアッピア通り、
手前に見える橋のようなものがアクアドット通りです。
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なんだか文章で書いていると様子がまったく伝わりませんね。
百聞は一見にしかず!ぜひ、ペルージャに行って、
この中世の空中迷路を実際に自分自身の目で確かめてください。