イタリアについてあまり詳しくない人でも「コロッセオ」と
「ピサの斜塔」は知っている、というくらい、ピサの斜塔は有名ですね。
というわけで、私たちもピサに行ってみました。
ピサの斜塔は、街中にある何かの大きな建物だと思っている人も多いようですが、
実際には、ピサのドゥオーモの鐘楼として建てられたものです。
ですから、斜塔のすぐそばにはドゥオーモと洗礼堂があり、
その一帯は“奇跡の広場”と呼ばれています。
広場では、皆お決まりの“倒れてくる斜塔を支える”ポーズで写真撮影をしています。
ドゥオーモといえば旧市街の中心にあるものと決まっていますが、
ピサではなぜか街はずれにあります。
そのせいか、芝生の敷きつめられた広い場所に
ゆとりをもってそれぞれの建物が建てられています。
まずは斜塔に登ってみましょう。登るには内部の階段を通っていくのですが、
途中各階の回廊に出ることもできます。
傾いている上に大理石がつるつるすべるので、けっこう怖いですよ。
次はドゥオーモです。ファサードはピサ・ロマネスク様式と呼ばれ、
並んでいる柱ひとつひとつに違った装飾がほどこされています。
内部は白と黒の大理石で縞模様の壁や柱と金色に輝くモザイクで飾られており、
身廊の中央の天井からは“ガリレオのランプ”と呼ばれる大きなランプが吊り下げられています。
最後は洗礼堂です。白い宝石箱のような洗礼堂は外観も美しいのですが、
内部の音響効果がすばらしいので、ぜひ内部見学をしてみてください。
管理人?の方が「パーン」と手を打って、音の響く様子を聞かせてくれます。
ただし外国人の団体さんがいるときには要注意。めいめい勝手に大きな声を出して、
堂内がグワングワンになってしまうときがあるからです。(笑)
洗礼堂の外観と内部