名前の通り、古代ローマの
フォロがあった場所に
立てられた教会で、
典型的なピサ・ロマネスク
様式のファサードと、
最上部にある3頭身(?)の
天使サン・ミケーレの像が
とても印象的な教会です。
写真の通りの
りっぱなファサードですが、
実はこのファサードは
ハリボテ(?)なのです。
よく見るとすぐわかりますが、
上から2段目のバラ窓の
向こう側には何もなく、
空が透けて見えます。
建物自体はできたけれど、
ファサードが未完成のままになっている
教会はイタリアでは珍しくありませんが、
ここはその逆のパターンです。
この教会も、ドゥオーモと同じように、柱の一本一本に異なった装飾がされていて、
見ていて飽きることがありません。
ちなみに、この教会のとなりは広場になっていて、市が立つことも少なくありません。
2000年の時を超えて、今も現役の“フォロ”なんですね。
イタリア 小さな街物語 単行本 | |
鈴木 奈月さんのすてきなイラストとともに、 ルッカやサン・ジミニャーノなど、イタリアの小さな街を 紹介している本です。 |
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