空港の名前になっているのでもわかるように、ジェノヴァといえばコロンブス。
というわけで、FSのPrincipe駅の前にはコロンブスのモニュメントが建てられています。
諸説あるそうですが、コロンブスはジェノヴァで生まれ育った、と言われていて
旧市街のはずれにはコロンブスの生家とされる家も建てられています。
「建てられています」というのは、この家は後世になって復元(?)されたもののだからです。
これがその「コロンブスの生家」です。
それっぽいといえばそうだし、一軒だけぽつんと建っている様子がなんとなく不自然といえなくもありません。
入場料は一人4ユーロ。えっ、そんなにとるの?と思いながらチケットを買い、狭い廊下を通って2階へと進みます。
2階に上がると、マネキン人形がお出迎えです。一瞬、ガイドの人がいるのかと思って、びっくりしました。
(あとからやってきた英語を話す男の子も、この人形を見て、Wao!とちいさく叫んでいました…)
ほかにはもう一つ部屋があって、コロンブスの胸像が置いてあるだけです。
「行ってみたらがっかりの名所ベストテン」に入れてもいいのかも、
とちょっと思ってしまったコロンブスの家でした。
ジェノヴァの街中には、写真のような「フォカッチェリア」と呼ばれる店がたくさんあります。
名前の通り、フォカッチャを売っているお店なのですが、
私たちが探していたのは「ファリナータ」と呼ばれる、ヒヨコ豆の粉を薄くのばして焼いたおやつです。
探すまでもなく、どこのフォカッチェリアでもたいていファリナータを売っています。
店内はたいていどこもこんな感じ。
手前の四角いのがフォカッチャ、真ん中の鉄板に乗せられている丸いものがフォカッチャです。
適当な大きさにカットして、紙に包んでくれます。値段はこれで1.7ユーロ。
食感はクレープみたいな感じで柔らかく、ヒヨコ豆本来のほのかな甘みに、少し塩味が効いています。
ジェノヴァへ来たら、とりあえずこれを食べないと。
ジェノヴァの空港があるのは、
ジェノヴァ市街から車で20分ほどのセストリ・ポネンテ(Sestri Ponente)という町です。
“Volabus”と呼ばれるシャトルバスが空港とジェノヴァのFSブリニョーレ(Brignole)駅を結んでいます。
空港のホームページからお借りした到着ロビーからバス乗り場までの案内図です。
そんなに大きな空港ではありませんから、まず迷わず乗り場まで行くことができます。
この空港には、乗り入れている鉄道がないので、このバスかタクシーを使うのが一般的です。
朝6時ころから夜11時ころまで、1時間に一本程度運行されています。
切符は自動販売機で買うことができますが、急いでいるときや夜はバスの運転手さんから買うとよいでしょう。
というより、この自動販売機、あんまり使われてないみたいです。
ジェノヴァ市内では、バスは3か所に止まります。私たちはFSプリンチペ(Principe)駅で降りました。
後ろに見えるのがコロンブスのモニュメントです。
バスが止まるのは上の写真の赤い矢印のところで、空港行きも市内行きも同じです。
すぐ後ろの建物がプリンチペ駅なので、ここでも迷わず乗り換えができます。
駅近くのホテルに泊まれば、さらに便利なのは言うまでもありません。
バスの時刻表はこちら
Grand Hotel Savoia
ジェノヴァのPrincipe駅の目の前にあるホテルです。安全さと利便性で選びました。
一応星5つなんですが、フロントは小さく、ドアマンもいませんでした。
部屋はこんな雰囲気で、まあ4+くらいの感じでしょうか。
バスルームの外にバスタブがあります。まあ、イタリアではそんなにめずらしくはありませんが、使うのにはちょっと勇気がいりました。シャワーボックスはちゃんとバスルームの中にあります。
窓からはすぐ目の前にPrincipe駅が見えます。
朝食メニューは豪華です。これに関しては5つ星を実感しました。
ちなみに夜にはこんな風にライトアップされます。好みは分かれるかもしれませんけど。
夜のジェノヴァは、一本裏の通りに入ると、場所によってはかなりあやしい雰囲気がただよっています。バックパッカーじゃなければ、表通りに面したこのレベルのホテルに泊まったほうがいいのかな、というのが正直な印象です。
ホテルのホームページはこちら
今ではアリタリアしか直行便がなくなってしまった日本~イタリア。
ジェノヴァへはローマかミラノ経由で入ることになりますが、今回私たちが選んだのはパリ経由です。
空港の規模は意外と大きく、さまざまな航空会社の飛行機が発着しているようです。
この空港の名前になっている有名人はクリストフォロ・コロンボ。あのコロンブスです。
コロンブスって、ポルトガルかスペインの人じゃなかったの?
と思った人もいるんじゃないかと思いますが、ジェノヴァ出身というのが定説になっています。
空港内部は明るくてきれいです。
イタリアの空港って、この10年くらいの間にどこもきれいになったと感じるのは私だけでしょうか。
ここはチェックインカウンターです。表示を見るかぎり、やはりヨーロッパの航空会社の乗り入れが多いようですね。