JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

化けて出るぞう!

2011年07月24日 | g-i

皆さんのほとんどのところでは本日でアナログ放送がストップ、デジタル化となったわけですねぇ・・・・でも、我が田舎は違いますよ。来年3月31日までアナログ放送が継続となります。


東京放送ではこんなんが流れてましたが、

同系列の地方局ではこの時間こんなんが流れてました。

まっ、おかげさまで我が家はすでにデジタル化も済ませ問題ないっちゃ問題ないんですが、まわりの各家々を眺めると屋根の修理もままならないお宅が点在し・・・・いやいや、屋根どころじゃありませんね、明日の生活もままならない世帯が数多く残る現状でデジタル化もヘッタクレも無いのであります。

さても、地上波のデジタル化はともかく復興を遅れさせている悪の根源『原発問題』は、未だ出口の見えぬ毎日、またその話かと言われようとも、やはり不安が消えぬ間はこの問題を語らずにはすまされないわけでありまして・・・・

一昨日の晩は、S君と暑気払いと称し(その日は寒いくらいだったんですけどね。笑)先日紹介した復興中華店で紹興酒なんぞをタップリといただいてまいりました。

「良かったですねぇ、思いの外早い再開が出来て」
「いやいやほんと、Sさんにお骨折りいただきましたから・・助かりました。」
(「オーオー感謝されてるやんけ」)
「でもねぇ、おかげさまで再開はできましたけど、これから先どうなるかは分かりませんからねぇ」
まさにこれが本音ですね。再開にさいして新たな借金も出来たでしょう、でもそれが『原発問題』で不意になる可能性だってあるわけで
「終生、ここで商売が出来るのか、不安ちゃぁ不安ですよ。」

変な話ですが、最近我が町の一部では「原爆景気」なる賑わいを見せています。
原発作業員等々でホテルは満室ですし、夜の街にも異様な活気があり、あたかも「バブル期のようだ」なんて言う方までいらっしゃいます。
噂によれば東電から「自粛要請」なるものまで出たとか出ないとか・・・・自粛なんてとんでもない、落とせる金があればどんどん落としていただきたいのですけどね。

一方、
「近くの海岸で採取された一部の魚介類には、ヨウ素やセシュウムどころじゃない、ストロンチュウムが検出されているらしいよ。でもまた「パニックを生む」云々で発表を控えてるんだってさ」
てな噂もまことしやかに囁かれています。それが事実かどうかは私なんぞには裏を取る手段もありませんけどね。

つまり、ここが複雑な本音なんでありまして、
今あるちょっとした一部の好景気も「全て後につながるものではない、それどころかその後にどれほど恐ろしい現実が待ちかまえているか」と全ての人たちが感じているんです。

中途半端な場所からの自主避難者への保障は政府も東電も明言を避けています。パニックどうのこうのとごたくを並べようとも、つまりは全体を保障する気なんてもとより無い、いやいや、そんな金どっからも絞り出せないということなんでしょう。
宙ぶらりんの我々は、やはり最終的に「モルモットにすぎない」と思うのも無理からぬことではないでしょうか。

と言いつつも、私はそんな悲観的でもありませんよ。なんてったってアータ、歳が歳ですし子供たちもすでにこの地を離れていますからね。
でもね、そんな地にも子供たちはたくさんいますし、今日生まれた赤ちゃんだっているんです。心から思います、そんな子達をどうぞ見捨てないでください。いや、見捨てたとしたらそれは、畜生にも劣る外道のなにものでもないと・・・・関係各所の責任ある方々、肝に銘じていただきたい、私は死んでも悲観しませんが、そんな外道には必ず化けて出ますからね。(笑)

てなことで、今日は日曜日『料理当番、本日の一品』です。
今日は久々にカツを揚げてみました。プレーン、大葉イン、チーズイン、アーモンド衣と四種のヒレカツです。

付け合わせはお得意のお豆サラダです。

さて、今日の一枚は、アーニー・ヘンリーです。

以前も言いましたかねぇ、私がヘンリーをついつい気にかけてしまうのは、「SOULTRANE」に収録されている「THEME FOR ERNIE」、コルトレーンが彼に贈った一曲でありますが、それがあるからかもしれません。
いずれにしてもちょっとネチッコサのある彼のアルトは、嫌いじゃありません。

ただ、なにぶんにも31才という若さでこの世を去ったがためにアルバム数が少なすぎるわけでして、今日のこのアルバムも、彼の死後、残ったトラックをかき集めて発売したという代物で、尺埋めにモンクの「BRILLIANT CORNERS」「BA-LUE BOLIVAR BA-LUES-ARE」をそのまんまん使っちゃってるし、メンバーを見ると「あのアルバムの時のテイクだな」と分かってしまうという、苦肉の一枚でもあります。
それでも「彼の演奏を聴ける」という価値はじゅうぶんにあるアルバムだと思います。もちろん、メンバーも粒ぞろいですしね。

ともかく、もし生きていればどんな風に化けたのかと残念がられる生涯もまた好し?・・・・・いやいや、もっと音源を残しておいて欲しかったアルト奏者ですよね。

LAST CHORUS / ERNIE HENRY
1956~1957年録音
ERNIE HENRY (as)

MELBA LISTON(tb) BENNY GOLSON(ts) CECIL PAYNE(bs)[1-3] LEE MORGAN(tp) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES (ds)[1-4]
KENNY DORHAM(tp) EDDIE MATHIAS(b) G.T.HOGAN(ds)[5]
SONNY ROLLINS(ts) THELONIOUS MONK(p) OSCAR PETTIFORD(b) MAX ROACH (ds)[6]
WYNTON KELLY(p) WILBUR WARE(b) PHILLY JOE JONES (ds)[7]
KENNY DORHAM(tp) KENNY DREW(p) WILBUR WARE(b) ART TAYLOR(ds)[8]

1.AUTUMN LEAVES
2.BEAUTY AND THE BLUES
3.ALL THE THINGS YOU ARE
4.MELBA'S TUNE
5.S'POSIN'
6.BA-LUE BOLIVAR BA-LUES-ARE
7.LIKE SOMEONE IN LOVE
8.CLEO'S CHANT