JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

スケベオヤジは蚊帳の外

2010年11月06日 | m-o

今日も気持ちの良い青空が拡がっています。こういう日は、朝一で窓越しの陽光を浴びると、細胞一つ一つがプクプク、プクプクって目覚めていく感覚を味わえるような、そんな気がします。

以前、お月見の話をしていたとき
「満月の日って一年に何回あるんですか?」
と訊いてきたのは、26歳にもなるAちゃんでありましたが
「オメェはアホか、年は何ヶ月なんだよぉ」
「え?」
まっ暦の月が月の満ち欠けの周期に完全に合っているわけではありませんが、こんなアホな質問をされると・・・・・「Aちゃんカワイイ」(なんのこっちゃ)

Aちゃんを笑っていた私ですが、私も他人を笑っておられませんで、
「今日、日本で満月って事は、アメリカの満月は明日か?」
って、真面目な顔して言ったことがありました。

よくよく考えれば、満月も新月も世界同時に起こることで、つまり、オリンピックの競技開始時間といっしょで、「同時ではあるけど、同一日、同一時間では無い」というだけなんでありますよね。
自己中心的考えの私は、ときおりこの理屈がどっかへ吹っ飛んでしまうことがあるのですよ。(笑)

てなことで、今日は新月、満月とは真逆の日であります。厳密には13時52分に新月を迎えるんだそうですよ。

「ねぇねぇ、知ってる、新月に願い事すると叶うんだってよ、明日新月だから」
年に満月は何回あるのかと訊いていたAちゃんが、昨日同僚の事務員にそんなことを話してました。
しかも、その願い方というのがあるらしくて、一生懸命説明をしておりましたが、そういうことは良く知ってるんですなぁ彼女達は(笑)

「なに?バブさんも願い事したい?」
新月の願い事が叶うなら、少なくとも月に一回の願い事が叶うわけで、
「そしたらおまえ、オレなんざぁ今ごろ美女をはべらして毎晩美酒に酔ってるってぇの」
「やだやだ、スケベオヤジになんか教えてあげないよ~~だ」

けっきょくスケベオヤジは蚊帳の外になったという・・・つまらないお話しでありました。
ちなみに、新月の時間直後(つまり今日なら13時52分)直後から48時間以内に、紙に願い事を、自分に対して語りかける肯定的な宣言形式で2件以上10件以内書いて、これを読み上げ保存すると願いが叶うという・・・・あれ?違ったかな?なにしろ蚊帳の外だったもんで

ともかく、美女をはべらしての美酒をお望みのスケベオヤジ諸氏、なんならお試しになってはいかがでしょうか、チャンスは今日ですよ。
え?私?私はア~~タ


今朝、こヤツの巣に引っ掛かりまして
若干テンションが下がりました。(笑)

さて、今日の一枚は、ハワード・マギーです。
これは私の勝手な解釈なのですが、トランペッターって、てっぺん向いて吹く人と、下向いて吹く人と二種類に分けられるような気がするんですよねぇ・・・・
例えば、下向く代表格がマイルスだったり、上向く代表が・・・やっぱガレスピーかなぁ?
ほんじゃマギーは?というと、上は向いてないですよねぇ(笑)
大物ビバップ・トランペッターなら上向きで良いような気がするんですが、マギーはどうにも斜に構えるダンディズム?ガレスピーやファッツ・ナバロのイメージとは根本が違うように思います。
いやいや、このアルバムのジャケがそんな雰囲気だから言ってるわけじゃないんですよ。

おっと、勘違いしてもらっては困るのは、彼の演奏が陰湿だと言っているんじゃありませんから誤解無きよう、だってビバップ・トランペッターで演奏が陰湿じゃ大物とは言えないでしょう。「I CONCENTRATE ON YOU」なんかじつに心躍る感じがしますし、唯一ペッパー・アダムスのソロが聴ける「GROOVIN' HIGH」なんかも下向きとは言い難い。

それでも、私が好きなのは、「SLEEP TALK」「COTTAGE FOR SALE」なんかのミュートで吹くマギーの大人っぽさ?「WITH MALICE TOWARDS NONE」なんか、場末の汚ったなくて古くせぇバーの渋み(よう意味が分かりませんが)?そんな良さを感じたりします。

DUSTY BLUE / HOWARD McGHEE
1960年6月13日
HOWARD McGHEE(tp) BENNIE GREEN(tb) ROLAND ALEXANDER(ts,fl) PEPPER ADAMS(bs) TOMMY FLANAGAN(p) RONALD CARTER(b) WALTER BOLDEN (ds)

1.DUSTY BLUE
2.SOUND OF MUSIC
3.I CONCENTRATE ON YOU
4.SLEEP TALK
5.PARK AVENUE PETITE
6.FLYIN' COLORS
7.WITH MALICE TOWARDS NONE
8.GROOVIN' HIGH
9.COTTAGE FOR SALE


カミンバーック!ナッちゃん

2010年11月04日 | a-c

今日は、午前中曇っていた空も昼には青空が拡がり、風もない良い感じの日和でした。

以前、私にとって「ラジオの深夜放送=青春」であったというお話し、そして、欠かさず聞いていた番組の一つに、金曜パックインミュージック『ナッチャコパック』があったというお話しもしたことがありました。
その『ナッチャコパック』のメインパーソナリティー、野沢那智さんが先月30日にお亡くなりになっていたという事を、不覚にも私は昨日まで知りませんでした。
死因は肺ガン、享年72歳・・・・・ちと早いですよねぇ

『御題拝借』に投稿して、たった一度だけ読んでいただいたときのあのお声、二十年ちょっと前だったでしょうか、白石冬美さんとのコンビを復活させ昼間やってらしたラジオ番組でも、当時入院していた愚妻に励ましをとのお便りをして、しっかりそれを読んでいただいた、そのときのあのお声、もちろん、アラン・ドロン、アル・パチーノ諸々の吹き替え、アニメのお声も、忘れようにも忘れられません。

 ♪ 歩こうか 歩きましょ 夜明けが来るまで 二人きり
  もっとそばに 雨に濡れちゃ 風邪をひく
  寒くないは あなたの手が 暖かい
  <中略>でセリフ
  寒くないかい?(ナチ)えっ?ちょっと寒いわ(チャコ)
  どこらへんが寒いんだい?ここらへんかな?ここらへんかな?(ナチ)
  はっ!いやぁ~~ん(チャコ)しつれい(ナチ)♪
                 [青山レイニィ・ナイト]

我々の世代で彼の声を聞いたことのない人は、まずいないはずです。
甘くて優しくてカッコ良くて、それでいて三枚目もこなせる・・・
舞台にこだわる俳優であり、今はチヤホヤされている声優という職業のパイオニアでもあり、人材を育てる教育者でもあり・・・・・・
願わくばもう一度だけ、チャコとのあのやり取りを聞きたかったなぁ、ほんとうに残念です。

少し遅くなってしまいましたが、心よりご冥福をお祈りいたします。

さて、今日の一枚は、ドン・チェリーです。
昨日の「ORNETTE !」を聴いて、思わず他のチェリーも味わいたくなっちゃいまして(笑)

これがブルーノートでの最後の録音になるのでしょうか?こちらには、ラファロならぬファラオ・サンダースが参加しております。

ドン・チェリー、ファラオ・サンダースとくればおのずと内容は見えてくるかと思いますが、バーで一杯飲みながらのBGMとはまずいかない代物です。

でもね、ご存じのごとく、私はこの手のフリー・ジャズが嫌いじゃありません。いやむしろ好きな方でしょう。
なんて言ったらいいかなぁ、洗練されたという言葉がまったくあてはまらない、無茶苦茶土の臭いがする?人間臭さがある?下手するとあたりまえにじつは誰もが放っている獣臭すらする?そして、その人間らしさはどこかもろく、はかなく、悲しい、みたいな。(笑)
特にドン・チェリーのコルネットには、そんなことを強く感じます。
つまり、お上品なドレス姿もいいけど、時には娼婦のように?(笑)その方が正直だっていうか、モロぶつけてもらった方が分かりやすいっていうか、そんな感じかな。

この手のアルバムを紹介するときは必ず言うことですけど、素直に心を空っぽにして、大音響が無理ならヘッドフォンで、ドバーっと聴いちゃって下さい。
そこで何か入り込むものがあったら、あなたはこの手のジャズを好きになれますし、それがなければ無理して聴くことも無いと思います。

WHERE IS BROOKLYN ? / DON CHERRY
1966年11月11日録音
DON CHERRY(cor) PHAROAH SANDERS(ts,picc) HENRY GRIMES(b) ED BLACKWELL(ds)

1.AWAKE NU
2.TASTE MAKER
3.THE THING
4.THERE IS THE BOMB
5.UNITE


私めがお相手を

2010年11月03日 | a-c

二日遅れの台風一過は今日『文化の日』も続いています。(二日遅れじゃ台風一過とは言わないか、笑)


今日も自転車でひとまわりしてきたのですが、
紅葉もだいぶ進んできました。

昨日、昼食を共にしたE君が
「バブさん、エバンスのトリオの中で、どのトリオが一番だと思います?」
じつに唐突な質問であります。
そういえば以前、さほどジャズには興味がないと言っていたE君が「ビル・エバンスの『WALTZ FOR DEBBY』は知ってますよ」てなこと話してましたっけ

E君によりますと、とある、年の頃なら30代前半の美人と知り合いになったんだそうで、その女性がなんともまぁ貴重なお方で、ジャズ好きなんだそうです。さらに
「これがまたへんに詳しいんですよ。」
まっ、さほどジャズに興味がないE君の話ですから、どの程度のものかは分かりませんが、それでもジャズ好きの美人には興味が湧きます。

「そんでね、ほら、僕はビル・エバンスくらいしか知らないじゃないですか、っていうかエバンスだって知ってるまでいかないし、ここはバブさんにでも頼って、他は知らないけどエバンスだけは、みたいな。」
ようは、ジャズ好きの美人との話題が欲しい「お近づきになりたいわぁ」ってヤツでありますな。
「だけどねぇ、にわかなんとかはすぐバレルし、なにも『ジャズは詳しくないんだけど、今少しずつ聴き始めてるところで・・・よかったらいろいろ教えてもらえません。』で、いいんじゃねぇ」
「それが・・・・」

どうも、同席した他の男より少しでも目立とうとしたのか、
「エバンスは、やっぱラファロ、モチアン、後にも先にもこのトリオでしょ・・・」
「あらそうかしら、私はチャック・イスラエルズが入ったトリオの方が好きだったりするし、エディ・ゴメスも悪くないと思ってるけど」(こんなキツイ言い方ではなかったでしょうし、E君自身、イスラエルズを「イスなんとか」、ゴメスを「ゴなんとか」って言ってましたから、おそらくその二人だろうと想像したのは私です。)

「なるほど、そんで『エバンスのトリオの中で、どのトリオが一番だと思います?』かい」
そんでもって、別れ際に
「またこんど、ジャズの話でもゆっくりしましょうね」
って言われたらしく
「ねっ、だからバブさんしかいないと・・・」

いや、ここは安に救いの手を差し伸べてはイカンですよね。そりゃにわか知識のために、例えば中山康樹氏のエバンスに関する著書やキース・シャドウィックの『ビル・エバンス ミュージカル・バイオグラフィー』なんて本を貸してあげることはやぶさかではありませんが、それは彼のためにならん。
まして、相手が多少なりともエバンスを聴いている人なら、E君の話を聞いただけでも、彼がさほど聴いていないことは見え見えなわけで、
「あんたが独身で、なんとかその女性とお近づきになりたい気持ちは分かるよ。分かればこそだ」
何枚か抜粋してエバンスのアルバムを録音してあげることにしました。
「ともかくそれを聴いてだ、彼女には素直に本当のことを話して、『今回こんなアルバムを聴いてみたんだけど、何は良かった、何はさほど好きじゃなかった、誰それさんはどう思います? それから、他のジャズも聴いてみたいから、いろいろ教えて下さい。』ってなこと言って・・・・」

そのアルバムを今、録音しています。(笑)
それにしてもジャズ好きの美人かぁ・・・・・・
E君なんて止めて、私とお話しをするなんてぇのはいかがでしょ?一晩でも二晩でもお相手いたしますが。(「こらぁ~~!!」)


公園で遊んでいた小学生が
「写真撮って」っていうもんで
せっかくですから・・・・・(笑)

さて、今日の一枚は、亡くなった年の初め、ラファロがオーネット・コールマン・グループに参加していた時のアルバムを選んでみました。

ラファロがオーネットと共演したアルバムというと、4枚ぐらいありましたでしょうか、ともかく、エバンスのトリオが主軸との認識は彼にあったのかどうかは別として、その間もオーネットだけでなく多くのミュージシャンのバックを勤めていたラファロは、そこからもじつに好奇心と探求心を持ったベーシストであったことだけは分かるわけです。
しかるに25歳という若さで亡くなったことに、エバンスだけでなく多くのミュージシャンが嘆き悲しんだのでしょう。

では、オーネット・グループでのラファロがどうだったかというと、「FREE JAZZ」を聴いても、今日の一枚を聴いても、極端に目立った存在では無いように感じます。
そりぁねぇ、「FREE JAZZ」なんか、フロントにオーネット、ドン・チェリー、フレディー・ハーバード、エリック・ドルフィーでしょ、目立つ要素は見あたらないのも当然といった感はありますし、今日のこのアルバムでもオーネット、チェリーって二人だけだって結果はいっしょでしょ。

それでも、各ミュージシャンがラファロの才能を高く評価していたことも事実で、不幸な死がなければ、おそらくはジャズ・ベーシストのその後が少し変わっていたに違いありません。
そうしたら、その後のエバンスはどうなっていたんでしょうねぇ?

ORNETTE ! / ORNETTE COLEMAN
1961年1月31日録音
ORNETTE COLEMAN(as) DON CHERRY(tp) SCOTT LAFARO(b) ED BLACKWELL(ds)

1.W.R.U.
2.T&T
3.C&D
4.R.P.D.D.

伝言、
Oークママへ、
せっかくお誘いのメールをいただいたのですが、今週末から始まるMさんのお店のフェアー準備のため、これから行かなくちゃいけないんです。ごめんなさい。


今夜も淋しく袖の時雨

2010年11月01日 | g-i

台風より昨夜の雨の方が酷かったてな感じですが、ともかくも10月は終わり、霜月、11月であります。

霜と時雨が朱く染めた木々を枯れさせ、やがて木枯らしが吹くと、庭の端やら側溝やらに掃いても掃いても積もる枯葉・・・・
う~~~んいよいよもって晩秋の装い、人間の気持ちも徐々に冷め行く季節?不思議とブルーになって「涙をポロリ」てなことも絵になる季節です。

人が涙に濡れる様子を『涙の時雨』『袖の時雨』なんて申しますが、春時雨にはその風はありません、やはり秋時雨にこそ「合って妙」という言葉なのでしょう。

考えてみりゃ、春と秋だけでなく夏だって冬だって時雨はあるんでしょうけど、夏時雨や冬時雨ってぇ言葉は聞いたことありません。
いや待て、冬に入って初めての時雨を『初時雨』と言うようなことを聞いたような聞かないような?(笑)
じゃあ夏は?????
そうだ、『蝉時雨』『川音(かわと)の時雨』なんてぇのがありましたねぇ

『朝時雨』『夕時雨』『小夜時雨』『時時雨』『松風の時雨』

いずれにしても、時雨は冬を迎える前、この時期にもっとも似合う言葉のような気がします。

秋も昨日と過ぎたある日、あいかわらず旅を続ける西行さんが江口の里にさしかかりますてぇと、冷たい時雨が降ってきました。こりゃたまらんとばかり、とある一軒家に一夜の宿を申し出ます。
すると出てきたのはその家の主とおぼしき遊女(なにも女性一人住まいの家に声をかけなくてもねぇ、しかも遊女ってア~タ)

 世の中を 厭うまでこそ 難からめ
 仮の宿りを 惜しむ君かな

と西行さん、これに答えて遊女

 世を厭う 人とし聞けば 仮の宿に
 心留むなと 思うばかりぞ

つまり簡単に言えば、
「オイ遊女さんよ、あんたが現世を捨てて出家するのは、そりゃあ難しいだろうけど、わしを一晩泊めるくらいは出来るだろ」
「あらま、現世を捨てて出家なさったあなた様が、女一人の家に泊まろうなんて了見を持つわけもない」

まっ、私的に言わせれば「遊女に一本!」ってとこですが、

 春のあしたに花咲いて、色なす山の粧ひも、ゆふべの風に誘はれて、秋の夕べに紅葉して、月によせ、雪によせ、問ひ来る人も川竹の、うきふし繁き契りゆゑ

ともかく、西行さん、上手いこと話をしながら家の中に上がり込み、雨宿り成功!
二人の話は遊女の身の上下話に
しばし時は過ぎ
「実に実にこれは凡人ならじ」
と、西行さんが目を閉じると、なんと遊女は普賢菩薩の姿に・・・・
「人は心を留めざれば、つらき浮き世も色もなく」
って、西行さん、やっぱ少しはその気があったんじゃないかい!

え~~じつに間違った解釈があったかもしれませんが、バブ版『西行時雨』でありました。(笑)

ともかく、これからは一雨ごとに寒くなって、どんどん淋しい気持ちになってくるわけで、
「袖の時雨に遭った私を、どこぞの普賢菩薩が暖かく迎えてはくれんでしょうかねぇ」

さて、今日の一枚は、ジョー・ゴードンです。
じつにマイナーなイメージのあるトランペッターですよねぇ・・・・・
この方、どうにもこうにもクリフォード・ブラウンにかき消された感のあるトランペッターの一人です。

ゴードンを「シェリー・マン・グループのフロント」くらいに思っている人もいるかもしれませんけど、そもそもはアート・ブレーキーやモンクなんかとイースト・コーストでけっこうバリバリやってましたし(と言いつつ「THELONOUS MONK QUARTET PLUS TWO AT THE BLACKHAWK」を聴くと、じゃっかんモンクとはソリが合わない気もしますけど)、さらにはダウンビート誌上でブラウニーと新人王を争ったという実力者なんですよ。

それがなしてこれほどマイナーなのか?
第一にブラウニーの存在の大きさ、さらにそのブラウニーと所属レーベルが一緒だった。
第二にブラウニーの死後、世間の目はもっと若いトランペッターに移ってしまった。本人もウエスト・コーストに移っちゃった。
第三に35歳での悲劇的な死もブラウニーのそれより見劣りした?

今日のアルバムですが、良質のハードバップを聴かせていただいたと満足いただける一枚だと思います。
ジミー・ウッズの名にいくぶん腰の退ける方もいらっしゃるかもしれませんが(私は大丈夫ですよ)、「A SONG FOR RICHARD」あたりのゴードンのミュートを効かせたソロなんて、私はゾクゾク来るんです。
いずれにしても、全曲オリジナルというこのアルバムを聴いてもらえば、彼の実力の一端を感じ取っていただけると思うのであります。CD化もされてますしね。

LOOKIN' GOOD ! / JOE GORDON
1961年7月11,12,18日録音
JOE GORDON(tp) JIMMY WOODS(as) DICK WHITTINGTON(p) JIMMY BOND(b) MILT TURNER (ds)

1.TERRA FIRMA IRMA
2.A SONG FOR RICHARD
3.NON-VIENNESE WALTZ BLUES
4.YOU'RE THE ONLY GIRL IN THE NEXT WORLD FOR ME
5.CO-OP BLUES
6.MARIANA
7.HELEENE
8.DIMINISHING