JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

絶対性?

2010年11月11日 | d-f

お肌の乾燥が進んでいます。(笑)
って、まぁ私にはあまり関係がない・・・・いや、これがあるんですねぇ
みなさんは、段ボール箱なんかで手荒れが進むなんてこと経験ありませんか?
まっ、歳とともに必要としない脂分が増え、必要とする脂分が減ってきているって事もあるんでしょうけど、Mさんのお店を手伝うようになって段ボール箱を扱う事が増えると、急に手荒れが酷くなったように思います。
特にこれからの季節、指先なんかカッサカッサになって、
「これじゃ彼女の手も握れないジャン」
なんてね。え?手を握る相手もいないだろうって?
失礼しちゃうなぁ、素人さんの相手はいなくても、玄人さんってこともあるじゃないですか。(笑)

ともかく、下手するとひび割れなんて事にもなりかねないんで、今年は早めにクリームを購入してきたいと思っています。

話はコロッと変わりますが
桐生市の小学校6年生、上村明子さんが自殺した件で、その後もいろいろあるようですけど、以前も言ったかなぁ?やっぱり小学生の自殺というのはどうにもショッキングで、学校云々、家庭云々、という原因追及もさることながら、社会全体がどこか狂ってきている現実をどこからどうやって改善していくのか、無い頭を三角にして考え、実行していくことが必要なんでしょう。

そういえば、彼女に対するイジメは転校後に始まったような事を耳にしました。
これは以前にお話ししましたよね、私も小学校を3校、中学も2校、母校を持っておりますので(笑)転校の辛さはじゅうぶんに知っているつもりです。
そしてそれが、経験者でなければ絶対に分かってもらえない辛さだということも知っています。

小学校の三年生になるときの転校でしたかねぇ、新しい学校にはとてつもなく力を持った(もちろん小学生としてですよ。笑)ガキ大将、いわゆる親分がいましてね。転校当初はそのガキ大将を筆頭に、まっ死を考えるほどではありませんでしたが、私もイジメらしきものを受けたことがありました。
最終的には和解というか、イジメも無くなり仲良くなったんですけどね。それまでは短い間でしたが確かに四面楚歌といった常態であったようには記憶しています。

それじゃあ当時は現代とどこが違ったか?ですけど・・・・・・・・・
そうだなぁ・・・・たぶん四面楚歌とはいえ、最終的な逃げ道が山のようにあったんだと思いますよ。
例えば、鬼のように怖かった先生に訴えるとか、担任の先生が学校外でも目をかけていてくれたとか、両親も転校で肩身の狭い思いをさせまいと最大の努力をしていてくれたとか、
でもね、そこへ逃げ込むのは最終手段で、私はそうはしませんでしたよ。とはいえ、それらの最終手段があったことが、私を勇気づけてくれていたことも確かだったでしょう。

いずれにしても一つ思うのは、当時、先生も両親もそれは優しい存在でありましたが、逆に世の中で一番怖い存在でもあったという違いでしょうか。
家庭での不始末を「先生に言って、叱ってもらう」と言われるとビビリ、学校での不始末を「親には言わないで」と嘆願し・・・つまり「悪さに関しては親も先生もけして許しちゃくれない。」という恐怖?
その点に関しては、親も先生も「間違いは言わないんだから」という絶対的信頼を互いに持ってたんでしょうね、先生の悪口なんて親父に言ったら間違いなくクラツケられましたもんね。(なぐられたってことね。笑)

そうだ、きっとこれですよ。今の小学生には、この「親と先生の絶対性」が必要なんだと思います。
とは言いつつ、親の権威を失墜させたのは、我々世代にも責任があるわけで、先生の権威を地におとしめたのもまた同様です。

それじゃあ、どうすれば「親と先生の絶対性」を取り戻せるのか?
私のような「脳足りん」に名案は浮かびません。が、私も含め社会全体が少しずつ修正をしていかないとイカンことなのでしょう。

あらら、珍しく語ってしまいました、私?

さて、今日の一枚は、ケニー・ドーハムです。
トーハムの初リーダー盤は、彼が29歳・・・遅いですよねぇ
いろんな人に、いいように使われていたから? あはは、そんなことも無いでしょうが

「上を向いたトランペッターと下を向いたトランペッター」という表現を前回しましたけど、ドーハムは間違いなく下を向いたトランペッターですよね。
マイルスの後がまとしてチャーリー・パーカーのグループに参加したのも、パーカーがマイルス的下向きのトランペッターを欲したからかもしれません。
つまり、そのなんとも下向きなブルーさ?これがドーハムの最大の魅力なんだと思います。

それにしても、初リーダー盤のメンバーはなかなかのものです。とは今だからの話で、当時としては新進気鋭「若いの集めてやっちゃったぁ」みたいな(笑)。そこがこのアルバムの新鮮味を出している原因だと思います。

いずれにしても、若き日(?)のドーハムは、ちょっぴり下手さもアリィーの、でも魅力的~~の・・・・そういったアルバムでしょうかね。
でもほんと、ドーハムはボーカリストにならなくて良かったですよね。

KENNY DORHAM QUINTET
1953年12月15日録音
KENNY DORHAM(tp) JIMMY HEATH(ts,bs) WALTER BISHOP(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds)

1.AN OSCAR FOR OSCAR
2.RUBY MY DEAR (take 2)
3.BE MY LOVE
4.RUBY MY DEAR (take 1)
5.OSMOSIS
6.I LOVE YOU
7.DARN THAT DREAM (take 2)
8.DARN THAT DREAM (take 1)