JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

なんとしても観よう

2008年04月03日 | m-o

今日も春らしい良い天気かな、なんて思っていたら、3時過ぎには雨は降るわ、雷は鳴るわ、と忙しい天気でした。夜になって晴れわたってはいるものの、明日の朝は少々冷え込むそうですので体調管理には注意しなければいけません。
それにしても、茶色とくすんだ緑だけだった風景が色鮮やかになってきました。

雨が降る前は、カメも鴨も「気持ちいいね」って、語り合うように日向ぼっこしていましたよ。


ここ何日間か中国人監督によるドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映を巡って様々な出来事が起こっているようです。国会議員向けの試写会を皮切りに東京と大阪で上映を予定していた映画館のうち5館が上映中止を決定「言論や表現の自由を守るうえでいかがなものか」という論議であります。
上映を中止した映画館のうち、右翼団体の街宣車による抗議や嫌がらせの電話など具体的な圧力を受けたことを明らかにしているのは一館、「お客様に万が一のことがあってはいけない」などというのが中止した理由だそうですね。

ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」が実際にどんな映画であるかは観ていない私には全く分かりませんが、このまま上映館が減り続けたり、実際に観客に迷惑がかかるような事態が起こったら・・・・なんだか日本という国も北朝鮮や中国の国内報道を批難できない状況にあるのかと感じてしまいます。

言論や表現の自由を守る、つまりは今私がこうして書いているように、誰もが多様な意見や主張を自由に語り知り論議できる、それこそが民主主義にとって最も重要なことであり、国家も国民もこれを守る立場にあるわけで、それを「お客様に万が一のことがあってはいけない」などと、いとも簡単に不当な力に屈するような態度で行動して良いものか?いいえ、逆に警察でも何でも国家が不当な力を抑えてでも上映をさせるべきではないのか?そんなことを思ってしまいます。

上映中止を表明していない映画館には「頑張って欲しい」との応援が殺到しているそうですね、こうなってくると「靖国 YASUKUNI」を意地でも観てみたいと思う私でありました。

ところで、みなさんは「靖国神社」についてどれほどの理解をもっていらっしゃるでしょうか?
かく言う私だって、母に「靖国問題っちゃ、何が問題なんだ?」と訊かれても、「A級戦犯もいっしょに奉られてるから問題なんだよ」くらいしか答えられず、こと「靖国神社」そのものは「かぁちゃんのほうが教育受けてんだろ」てなもんであります。
右や左のヒステリックな感情論ではなく「靖国神社」の歴史や状況を知る必要があるのかもしれません。
「この上映問題もそんな興味への取っかかりとなってもよいなかなぁ」なんてね。
でへへへへ、そんでもって今日こんな本を仕入れてきました。(高橋哲哉の『靖国問題』)じつに遅ればせながらですが一杯飲みながら読んでみたいと思います。

「言論や表現の自由を守れ!!!!!もうぼかしやモザイクはいらないぞ!!!」
おいおい、それは問題が違うから。

さて、今日の一枚は「えっ?バブもこんなの聴くの?」という、レス・マッキャンです。
そう言いますけど、春の陽気に誘われて聴くにはなかなか良い一枚でしょ。
たしかに私が持っているレス・マッキャンのアルバムというと、これと「B面なのにA面、え~めん、エ~メン、ア~メン・・・・」っていう「COMMENT」の二枚だけ、あとは以前紹介したスタンリー・タレンタインの「THAT'S WHERE IT'S AT」くらいだったりするんですけどね。(笑)
どうしても60年代にアトランティックに残した録音は、ジャズというよりソウルというかモータウンみたいというか、「ドリームガールズ」の親戚かぁ?みたいなイメージのほうが強いんですよねぇ私には。

ともかく、そんなことは別として、エディ・ハリスのサックスもじつに心地よい響きですし、ジャズとしてどうかとかいうことではなく「この時のモントレーは多いに盛り上がっただろうなぁ」と思える一枚です。

SWISS MOVEMENT / LES McCANN
1969年6月21日
LES McCANN(p) EDDIE HARRIS(ts) BENNY BAILEY(tp) LEROY VINNEGAR(b) DONALD DEAN(ds)

1.COMPARED TO WHAT
2.COLD DUCK TIME
3.KATHLEEN'S THEME
4.YOU GOT IT IN YOUR SOULNESS
5.THE GENERATION



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