JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

年寄りは思い出ばかり

2015年04月01日 | m-o

ここ数日続いたバカ陽気も今日は一休み、それにしてもこのバカ陽気に「春を飛び越えて夏てな事に今年もなるんじゃね」などと心配しております。だって、秋にしても春にしてもここ数年「ちょうどイイ」が少なすぎません?
いずれにしても、このあたりの桜は開花に向けまっしぐら、我が家の狭い庭にも花々がそこそこ咲き始め、季節の移ろいを感じちゃったりしています。

  

「あっ!」
昨日、携帯プレーヤーを聴きながらプラプラ歩いていると(いつものようにランダム再生です)、チャック・マンジョーネの「FEELS SO GOOD」が流れてきました。
「これだこれ」

何の意味か分かりませんよね。
いつの何を思い出したのかは後にとして、間違いなくその時の気温と風の雰囲気が、昔何処かでこの曲を聴いた時と同じだったのです。
そういうのって皆さんはありますかねぇ?

音楽と思い出のシチュエーションが明確に結びつく場合もありますよ。
例えば私の場合、

MJQの「THE COMPLETE LAST CONCERT」の「SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE」を聴くと、暑い夏の友人の部屋
サザンオールスターズの「愛しのエリー」を聴くと、生ゴミの臭いと24時間テレビ(よく分からんでしょ、笑)
渡辺真知子の「カモメが飛んだ日」を聴くと喫茶店のブロック崩し
拓郎の「ともだち」を聴くと謝恩会
シュガーの「ウエディングベル」を聴くとベランダの洗濯物
五輪真弓の「恋人よ」を聴くと横浜の今にも雨が降ってきそうな空
松任谷由実の「稲妻の少女」を聴くとメガネをかけた背の低い女の娘
陽水の「あどけない君のしぐさ」を聴くとスポットライト

まだまだ

中島みゆきの「時代」を聴くと富士山とツツジの坂
寺尾聰の「ルビーの指輪」を聴くと湘南モノレールとスターサファヤ
マックス・ローチの「FORCE」の「SWEET MAO Preparation」を聴くとジャズ喫茶「アルフィー」
フィル・ウッズの「EUROPEAN RHYTHM MACHINE」を聴くとジャックダニエル
ジャニス・ジョプリンの「ベンツが欲しい」を聴くとワインとピアス
城之内ミサの「ASIAN WIND」を聴くと炭火と牛タン
・・・・・・・・きりが無い(笑)

変わったところでは逆パターンですが、水たまりに降る雨を見ると、何故か近藤真彦の「ケジメなさい」を思い出します。(私ゃマッチに何の興味も無いんですけどね。)

いったい私は何を言いたいんだろ?
自分でも訳分からなくなっておりますが・・・・
つまりですねぇ、それほど音楽というものは日常生活に不可欠だと・・・・
違うなぁ(笑)
「ときおり、ス~~ッと耳に入ってきた音楽が、とても懐かしい思い出を脳裏に蘇らせてくれる、そんな事が皆さんにもあるでしょ」
てなはなしかな(笑)
ともかく、偶然きこえてきた「FEELS SO GOOD」と、その時頬をかすめた風が、懐かしい思い出を連れてきた。とまぁそんな話ですわ。

ところで、けいさんより「母がペロッと食べた「ミートビーンズ」の作り方は簡単か?」てなありがたいコメントをいただきましたので、レシピをザックリ

材料はいたってシンプルです。タマネギ、挽肉(私は合い挽きを使いました)、ホールトマト缶、それにビーンズ(キドニービーンズの水煮缶なんかが良いと思いますけど、近くのスーパーにはそんなカッコいいものが無いので、袋入りのミックスビーンズ使いました。)
香辛料は、ニンニク、チリペッパー、シナモン、クミンシード(肉に合いそうで家にある物を使いました。)
味付けは、固形コンソメ、トマトケチャップ、塩・こしょう、バター、隠し味に蜂蜜

1. オリーブオイルにニンニクの香り付けをしたら挽肉、タマネギの順に炒めます。
2. いい(良い)加減に水を加え(本当は赤ワインが良いんですよ、がしかしここにワインを使ってしまうと飲む量が減るんで・・・笑)
3. 一煮立ちしたら、ホールトマトを潰し入れ、ビーンズも加えます。
4. 固形コンソメを崩し入れ、かなりトロッとするまで煮詰めます。
5. トマトケチャップ、香辛料、蜂蜜を加えさらに煮込みます。(焦げ付きに注意)
6. イイ感じに煮込めたら、味見をしながら塩こしょう、OKのタイミングでバターを一かけ入れて完成です。

香辛料の種類と量でヨーロッパ風、アジアン風、南米風と変えられるのがミソ、というか、「何でもイイから煮込んじゃえ!」みたいな思いっきりイイカゲン料理ですから、時々の味見が重要かもしれません。あとはご自分の舌を信じて。

一昨日は残りのでこんなんのを作りつまみにしました。

さて、今日の一枚は、やっぱりチャック・マンジョーネでしょう。
このアルバムを以前紹介したとき、「昔、ドライブの良いお供で、女性が隣に乗っていても、そこそこ違和感なく聴いてくれた一枚として重宝しました。」などと駄弁りましたが、昨日明確に思い出したのは、季節は夏の朝、隣にいたのは婚姻届を出す寸前か直後の愚妻であったと思います。信号で止まったときに全開の窓から入り込み、そっと頬を撫でたあの風。
すでにいっしょに住んでいて、その日もべつに朝帰りの車中を伴にする必要性は無かったはずですが・・・・・
じつは、恥ずかしい話、我が長男をおそらくは仕込んだであろう翌朝の車中だったと・・・・
なにバカなこと言わせるんですか。(オイオイ、自分で言ってるだけ)
ともかく、そんな事を明確に思い出したのでありましたとさ。やだやだ年寄りは

FEELS SO GOOD / CHUCK MANGIONE
1977年録音
CHUCK MANGIONE(flh,p) CHRIS VADALA(bs,ts,ss,piccolo,fl,afl) GRANT GEISSMAN(g) CHARLES MEEKS(b) JAMES BRADLEY Jr.(ds,conga,timbale)
1.FEELS SO GOOD
2.MAUI - WAUI
3.THEME FROM "SIDE STREET"
4.HIDE & SEEK
5.LAST DANCE
6.THE ⅩⅠth COMMANDMENT



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます! (けい)
2015-04-01 17:15:44
レシピ掲載してくださって嬉しいです♪
材料も多くなくて 炒めて煮込むだけなんですね!わたしとしてはとても嬉しいレシピです。ミックスビーンズというか豆類はしばらく使っていないのですが、豆からでるエキスというか栄養っていいらしいですよね。
食材調達の日に準備して作ってみたいと思います♪

ところでわたしの場合 因幡晃の「わかって下さい」を聴くと学生時代の最後に住んでいた部屋を思い出します。斜め向かいの女学生が当時毎日かけていて 自然と覚えてしまい・・・
バブさんと同時代のせいか 紹介している曲にただただ懐かしさでいっぱいでした。ジャニスは寮祭のダンパ(といっても社交ダンスじゃなくてね)を思い出すし。
自分が確かにそこにいたという気分を懐かしい曲を聞いたときに感じます。
返信する
けいさん (バブ)
2015-04-06 12:44:49
私の作る料理はじつにシンプル?いや「手抜きで時間をかけずに」がもっとうですから(笑)
ダンパ・・・懐かしい響きですねぇ
大学時代、ダンパのチケットをもらってオイタしたのを思い出します。
返信する

コメントを投稿