JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

男のバカさ、女のしたたかさ

2008年05月27日 | j-l

飲み過ぎ、寝不足のバカ者にとって、眩しすぎるほどの太陽がうらめしい。
こんな日の昼食は「海岸でゆっくりコンビニ弁当を食べる、これが一番でしょ」てんで、トマトジュースを飲み飲み、海風を浴びてきました。
「やっぱ、海っていいなぁ」
バカ者の憂鬱も吹き飛ばす海、生命の母の力は偉大だぁ(って、なに言ってんだか)

話を昨晩に戻しましょうか。
いつものようにバーでクダを巻いていると、そうですね、歳は私よりはるかにお若いでしょうが若者と呼ぶには少々無理のある(失礼な)女性一人に男性二人、3人組のお客さんが入ってこられました。
女性はかなり笹をいただいてこられたようで、見た目は片足をあっちの世界に突っ込まれたような状態、それでもまわりに大きな迷惑はかけそうもないのでかまわずおりました。
まぁ、酒を飲んで酔うのはお互い様、たまには酩酊だってしちゃうものです。

私は常連客の△さんと話などしながら知らん顔を決め込んで飲んでおりましたが、直接見ずとも何となく様子をうかがってしまうもので・・・・・

え~、ここからは想像話ですから、そのつもりでお聞きください。
まず、このお三人の関係ですけど、う~~ん同級生?雰囲気としては、同窓会で、昔、一人の女性に恋心をいだいた二人の男性が彼女と再会し、三人で飲みに出かけたみたいな感じ?若干男性二人には下心が見え隠れしているようにも思えました。

こういった時の男性というものは歳に関係なく、女性をいかに持ち上げるかに終始しますね。お一人は「もうかなり酔ってるからウーロン茶でも飲めば」と優しげに、もうお一人は肩にもたれてくるのもかまわず話の聞き役を。
この女性がいるかぎり、二人の男性は「何杯飲んでも泥酔しないぞ!」との意志がヒシヒシと伝わってまいります。(笑)

まぁ、20才そこそこの男女とは違い、節操ある大人の方々ですから、「酔わせてなんとやら」てなことはもちろん無いでしょうが、それでも期待がないかといえば嘘になる、そんなところが「男のバカさ」加減でありますね。
そして、そんな匂いをまわりにまで気付かれてしまうのも「男のバカさ」であり、これを充分に利用するのは「女のしたたかさ」でもあるのでしょう。

結局、そろそろ帰ろうかという話がまとまりかけた頃、不意に立ち上がった女性はひとり表へ、
「ほら、追っかけたほうがいいよ」とは、ママと私。

一人の男性が後を追い、しばらくして戻ってまいりました。
「どうした?」
「帰った」
「えっ?まさか歩いて?」
「いや、タクシーに乗って」
さっきまでは、隣の男性に寄り掛からなければ何ともしようがないような状態だった彼女。タクシーに乗った瞬間に、「キリッ」と正気に戻ったりして・・・・・
私の頭には、そんな彼女の姿が「ピン!」と浮かんできてしまったわけで
「やっぱ、女性は手強いわ」と心で自答して、帰るはずだった二人(男性)が、もう一度飲み直している後ろ姿に、同じ男として何故か同情してしまったのでありました、とさ。

「ねぇねぇ、酔っぱらっちゃった女と、酔わない女と、酔ったふりする女、どれが一番かわいいと思う?」
ママも△さんも無回答。あたりまえですよね女性に訊く質問じゃありません。
「そうだよね、ママも△さんも、い・ち・お・う女性だし・・・・・」(これは二人には聞かれないように言いました。....笑)

考えてみれば「男のバカさ」「女のしたたかさ」この駆け引きが、じつは一番楽しいのかもしれませんよね。私は苦手ですけど。

さて、今日の一枚は、エルビン・ジョーンズです。
「あれ?ジャケットが??????」
と突っ込まれそうですが、国内盤にこんなジャケットのがあったんですよ。
私はどちらかというと、演奏をするあの汗をかいたエルビンの顔がドーン!のほうが好きなんですけどね。持ってないからしかたがないじゃありませんか。(笑)

ザ・ジョーンズの曲「RAY-EL」が、私は好きですねぇ。このアルバムでは一番長い曲なんですが、その長さを感じさせない・・・・どちらかといえばB面を聴く機会が多いアルバムだと思います。
コルトレーン・カルテットのエルビンはもちろん良いんですが、兄貴とプレーするエルビンもまた違った魅力を感じます。

そうそう、取って付けたようですが、「そうだよね、ママも△さんも、い・ち・お・う女性だし・・・・・」なんて言ってしまったお二人に、「YOU ARE TOO BEAUTIFUL」と言い直させていただいて、今日のアルバム紹介は終わりにしましょう。

ELVIN ! / ELVIN JONES
1961年7月11,12,27日, 1962年1月3日録音
ELVIN JONES(ds) THAD JONES(cor) FRANK FOSTER(ts) FRANK WESS(fl) HANK JONES(p) ART DAVIS(b)

1.LADY LUCK
2.BUZZ-AT
3.SHADOWLAND
4.PRETTY BROWN
5.RAY-EL
6.FOUR AND SIX
7.YOU ARE TOO BEAUTIFUL

お知らせ
本日の更新は、仕事の合間にそっと○△の目を盗んで行っております。
今後、夜野暮用が増えそうで、この時間の更新が間々あるかもしれませんので、お知らせしておきます。
えっ?別にいつ更新しようが関係ないって?
いやいや、ただ目を盗んでまで更新を続ける、その心意気を汲み取っていただこうかと思いましてね・・・(笑)



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コーヒーブルース)
2008-06-03 13:00:38
先日は、試飲会に出席いただきまして
有難うございました。機会がありましたら、
またやりたいですね。
返信する
コーヒーブルースさん (バブ)
2008-06-04 21:33:19
コーヒーブルース・・・・なるほど、以後ここではそう呼ばせていただきます。(笑)

それにしても、美味しい珈琲でした。
ぜひまた誘ってください。

え~それから、いずれ「ライブスポットとバー行脚の旅」実現できると良いですよね。(笑)
返信する

コメントを投稿