JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

今年の『陽』はこの二人・・・その気はありません、わ。

2012年09月09日 | a-c

今日、9月9日は『重陽の節句(菊の節供)』、『人日』(1月7日)『上巳の節句』(3月3日)『端午の節句』(5月5日)『七夕の節供』(7月7日)と来て最後の節供となるわけですが、陽の数最大の9が重なるそれはそれは気の強い日でありますから、その気を払ってさらなる生気を爆発させる、そんな日でもありますね。
それと同時に、ちょっとばかし奇っ怪ではありますが、陰陽思想では男が陽、女が陰であることから、陽が重なる、つまり男が重なる『男色の日』でもあるそうな
「う~~ん、私はやっぱりマッチョより、可愛いのがタイプかなぁ~~~」
って、私にはその気はありません、ですわよ。(払いたまえ、清めたまえ・・・笑)

話はコロッと変わりますけど、テレビの話題を一つ

金曜日の夜、帰宅したのは12時近く、ビールを独りキッチンで飲み始めちゃった私は、レコードを聴くことも出来ず、テレビ相手に飲むハメになったわけで。
見たのは『タモリ倶楽部』です。
すると、
「温故知新シリーズ(1) 初期型モーグシンセ(箪笥)で音を作ろう」
ってなテーマで、あの冨田勲氏と松武秀樹氏が登場、モジュラーシンセ・MOOGIIIで実際に音を作るという、そんな事をやっておりました。

いやいやいやいや、冨田先生、じつにお久しぶりでござんしたがお元気そうで(もちろんご本人に直接お会いしたことはありませんけど。笑)、
「私も、あなた様の『月の光』、もっとりますよ。」
と、ウイスキー片手に(タモクラが始まった頃は、すでにビールからウイスキーへ移行した後でございまして)テレビに語りかけたりしちゃって

面白かったのは、冨田先生が初めてモーグのシンセサイザーを手に入れられた時のお話しでした。
「直輸入したのはいいけど、空港で足止めを喰らっちゃってね、何度も楽器だって説明したんだけど・・・・ほら、「これが楽器?」ってねぇ」
そこで、モーグに実際に演奏している写真を送ってくれるように頼んだらしいのですが、
「向こうもいいかげんで、なかなか届きゃしない。」
とはいえ、最後はキース・エマーソンが演奏している写真が届き、無事税関を通過したそうであります。

「だけどいざ手にしたって、ほら、今の楽器みたいに事細かなマニュアルが付いているわけでもないから、演奏方法がわかりゃしない、ひょっとしたらとんでもないガラクタを買ったかと思った・・・・・」(ちなみに、酔っぱらって見てましたので、こんな言い方では無かったと思います。でも主旨はこんな感じ。笑)

しかしまぁ、そこから手探りであの『月の光』を完成させたってんですから・・・・・やっぱ冨田先生はスゴイ、まさに日本に於けるシンセのパイオニアでありますね。
「よっ日本一!」

そんなこんなで中一日おいて、今朝ですよ、選挙を済ませ(今日は我が田舎の市議会議員選挙でした。)、またしても何気に『題名のない音楽会』なんぞを見ておりますてぇと、
「吉松隆の管弦楽版に基づく吹奏楽アレンジ版 『タルカス』を、佐渡裕指揮シエナ・ウインド・オーケストラと林 英哲の和太鼓の共演で・・・・」
なんてんでね。
キース・エマーソンさんからメッセージが届いております。・・・・」

いやはや管弦楽盤『タルカス』は、まぁ以前から知ってもいましたから驚きはそれほど無かったのですが、ここ三日間の内に、それほどテレビを見たわけでもないのに、キース・エマーソンの名を二度聞く、そんな事ってあります?

「これはきっと何かの掲示だ」
なんて、勝手に思い込みましてね。ELPの『タルカス』と冨田勲の『月の光』を久しぶりに聴きました。

つまり何を言いたいのかと申しますと、私にとって今年の『重陽』は、キース・エマーソンと冨田勲という二大『陽』を思い出す『節供』であったと、
「キースのあの長い髪が汗に濡れて・・・あっ・・・メガネの中の鋭い眼光は、冨田せ・ん・せ・い・・・・・」
って、だからそういう『重陽』じゃないってば。

てなことで『料理当番、本日の一品』です。

田舎の叔母がまた野菜を送ってくれました。茄子にトマトにピーマン・・・「どうすんのこんないっぱい」
とまぁそんなわけで、メインは鶏胸肉の酒蒸し醤油漬け揚げ(???つまり「酒蒸しにして醤油漬けにした胸肉を素揚げして裂いた」そういうものです。笑)でしたが、またしてもトマトソースを作って茄子のチーズ焼きを作りました。ピーマンは、細切りにしてサッと茹でたものを塩昆布とごま油で和えて添え物に。

さて、今日の一枚は、ダラー・ブランドです。
もちろん以前紹介済みの一枚ですが、え~~~と前に紹介したのは2005年の7月ですかぁ?って、いやはや7年前?歳もとるわなぁ(笑)

ダラー・ブランドがどうのこうのというより、このアルバムはとても好きです。そうですねぇ時々むしょうに聴きたくなるんですよねぇ
今日もELPと冨田先生を聴いた後、むしょうに聴きたくなって、きっさ、またまたウイスキー片手に聴いてしまいました。

私が敵対視するECMレーベルってぇのがイマイチ気になりますけど(笑)、夜、部屋を暗くして(ローソクの灯りくらいにしてね)、酔いにまかせながらジーっと聴いてると、スッゴク気持ちいいんですよ。(私的にね。)
「ダン ダダダ ダンダン ・・・・・・・」
ってね。

AFRICAN PIANO / DOLLAR BRAND
1969年10月22日録音

DOLLAR BRAND(p)
1.DRA JOE FROM KILIMANJARO
2.SELBY THAT THE ETERNAL
3.THE MOON
4.XABA
5.SUNSET IN BLUE
6.KIPPY
7.JABULANI-EASTER JOY
8.TINTIYANA



最新の画像もっと見る

コメントを投稿