JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

時代は進み・・私は

2008年12月02日 | a-c

久しぶりにこんな時間の更新です。
今日も(正確には昨日ですが)空には雲一つ無く良い天気でした。いよいよ師走ですか。

今日(正確には昨日ですが)12月1日は『鉄の記念日』なんだそうでありまして、1857年、安政7年といいますから、ハリスが浦和に来航した翌年、一橋慶喜派と紀伊慶福派が策略を巡らすまさに大河ドラマ『篤姫』中盤の山場といった頃、岩手県釜石で洋式高炉による鉄の近代的な生産がスタートしたのが今日(正確には昨日ですが)なんだそうでありますよ。

そんなことはさておき(なんじゃいそりゃ)
「鉄」といえば、昨日今日(正確には昨日一昨日ですが・・・・しつこい!)話題になっているのが「鉄道」、「初代新幹線0系引退」のニュースですよね。

  ♪びゅわーん びゅわーん 走る 青いひかりの 超特急
   時速250キロ すべるようだな 走る♪

1872年(明治5年)日本初の鉄道が開業してから92年、1964年「夢の超特急」東海道新幹線が華々しく開業したのですが、幼少の私も憧れの乗り物でありました。
とはいえ東北暮らしの私にとって新幹線を利用する機会など早々巡ってくるわけもなく、大阪万博で乗られるかと楽しみにすればこれもダメ、結局始めて利用したのは高校の修学旅行の時だったと思います。
あれ?そうかぁ、富士山をまともに見たのもこの時が最初だったかもしれません。(笑)
(今や沖縄だ海外だという高校の修学旅行も、当時は奈良京都止まりだったんでありますよ。)

すでにジャズとも出会い、酒・タバコ・女・・・・・・・ともかく、高校生の私は、一番クールに決めたいと思う年頃ですから、初めての新幹線にうかれるわけにはいかんと頑張りましたが、結局は全員お上りさん状態で、ワイワイ騒いでいたことを良く覚えています。つまり、「夢の超特急」は、そんなくだらない見栄まで吹き飛ばすほどの憧れの乗り物だったのですよね。

いずれにしても、『鉄ちゃん』にはほど遠い私でも、新幹線といえばあの団子っ鼻を真っ先に連想する世代ですから、やはりその姿が消えることは寂しい思いです。
「時代は進み、私は歳をとっていく・・・・」あたりまえのことですが、師走を迎えるとなおさらにそんな思いが胸をキュンとさせるのです。

さて、今日の一枚は、レイ・ブライアントです。
大好きな「ALONE AT MONTREUX」以降、ブライアントは確実に自信をつかんだというか、一皮むけたというか、パブロに残るアルバムには企画性がハッキリはしないものの、ブライアントの個性が良い意味で発揮されたアルバムが多いように思います。
今日のアルバムもそんな一枚です。

ブライアントの力強いタッチからあふれ出るブルース魂、やっぱりたまりませんねぇ。
「私はブライアント好きなんだなぁ・・・・」あらためてそう思えたりして(笑)
ソロも含め、パブロ時代のブライアントは、確実に私好みのピアニストです。

ALL BLUES / RAY BRYANT
1978年4月10日録音
RAY BRYANT(p) SAM JONES(b) CRADY TATE(ds)

1.STICK WITH IT
2.ALL BLUES
3.C JAM BLUES
4.PLEASE SEND ME SOME ONE TO LOVE
5.JUMPIN' WITH SYMPHONY SID
6.BLUES CHANGES
7.BILLIE'S BOUNCE



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