今日は蒸し暑い一日でした。今週は九州地区以外も、梅雨入りする地域が広がりそうな気配です。
昨日は、予定通り日本酒の「きき酒会」に出かけてきました。28社もの蔵元が集まる、盛大な会で、各社、4~5種類酒を出展していましたので、いかにきき酒とはいえ、全社全種類いただいていては体が持ちません。「味がわかるうちにいただきましょう」とばかりに、まずはこれぞという酒にねらいを定め、そのブースに
『奥の松 大吟醸雫酒 十八代伊兵衛』、これです、これを飲んでみたかった。四合瓶一本が5200円という代物、噂に違わぬ味の良さであります。
さぁ~て、あとは端からヅラーっといただきましょう。
小一時間も過ぎれば、すでによい気分であります。帯に短したすきに長し、というよりもこうなってしまうとアルコールが入っていればどれでも美味しい。
なかにはどうにも糀の香りが強すぎて、「好みじゃない」みたいなのもありましたが、それぞれに特徴があって、なかなかのものでありました。
そんななか、社長が杜氏で、地元の米にこだわる小さな地酒メーカーに出会いました。四合瓶一本1365円と、じつにお手頃な純米酒、少々荒削りですけど、きれの良い辛口が私の口にはよく合います。
「このあたりで、扱っている酒屋さんはあります?」
「はい、○○の××酒屋さんだけなんですが、置かしていただいてます。」
「きき酒会」に一緒に出かけたのは、友人S君、M君、O君、それにS君の同級生でスナックを経営するT女史。
T女史のお店は、このオフ、マリナーズの城島選手もおみえになったという、そこそこ高級感のあるお店であります。
「きき酒会が終わったら、お店につまみ用意したから飲み直しましょ」
「はい」「はい」「はい」「はい」
「バブさん、そのお酒気に入ったんなら、持ち込んでもいいわよ」
「はーーーい」
ということで、
『白冨士 純米吟醸』を一本購入、T女史のお店で飲み直しとあいなりました。
最初から最後まで日本酒で通したのは久しぶり、まぁ、たまにはいいでしょう。
さて、今日の一枚も、じつに久しぶりな、マイルスにしてみました。コルトレーン脱退後、ウエイン・ショーターに参加を打診したものの、ショーターはジャズ・メッセンジャーズを離れることはできず、ジミー・ヒース、ソニー・スティット、等を一時的に加え、ハンク・モブレーで落ち着きました。
ところが、このアルバムでは、2曲だけコルトレーンに参加をしてもらいます。脱退したはずのコルトレーンの参加をモブレーはどう思ったでしょうね。
ある意味、マイルスにとっては停滞の時期ということになりまけど、私はとても好きなアルバムです。マイルス・ファンには申し訳ありませんが、正直、私はこれ以降のマイルスをあまり好みません。
なお、以前にこのアルバムは紹介済みかもしれません。確認するのも少々面倒なもので、今日は今聴いているアルバムを紹介することにしました。(あしからず)
SOMEDAY MY PRINCE WILL COME / MILES DAVIS
1961年3月録音
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE(ts)[1,5] HANK MOBLEY(ts)[1-4] WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
2.OLD FROLKS
3.PFRANCING
4.DRAD DOG
5.TEO
6.I THOUGHT ABOUT YOU
追伸、
ハンク・モブレーがけして悪いとは思いません。ただ、1曲目「SOMEDAY MY PRINCE WILL COME 」のソロをコルトレーンと比べてしまうと、私は、やはりコルトレーンに軍配を上げてしまいます。
いずれにせよ、このアルバムで一番光っているのはウイントン・ケリーでしょうかね。
本文にも書きましたが、私も、以降のマイルスはあまり聴きません。
新しいステージに次々と進んでいくマイルスは、やっぱり凄いとは思うのですが、それと自分の好みは別話です。(笑)
これがコルちゃん参加では最後ですよね。
ここでのマイルスはとてもリラックスしていて良いですねー。
マイルスファンですが、私はマイルスを好きなのはここまでで、ハンコックがはいってから以降は好きではありません。
白状します。
私が持っているのは、ステレオ再発番です。
じゃあ、なぜモノラルのジャケに似た写真なのか。
じつは、米COLUMBIAのCDジャケなんです。
買い直しをした直ものCDのジャケを使いました。
まぎらわしくて申し訳ありませんでした。
このアルバム、フランの服の見え方から行くとモノラル盤ですかねぇ?
この辺の詳細については、以前自分のblogでもかなり話題になりましたのでTBさせてくださいね。