朝のうち曇っていた空も昼近くには完全な青空に変わり、他の地域ではどんどん気温が上がる中、こちらでは最高気温も21度と、昨日に引き続いての爽やかな一日でした。
今日のお話は、またまた思い出話。すでに歳だという証ですね。(笑)
まずは、話は先週の土曜日にさかのぼります。
朝からの家事手伝いには、当然のように納戸の整理も入っていたわけで・・・・・
そんな中、以前整理をしたはずの昔の持ち物が、また一箱出てまいりました。
「なに?まだこんなくだらない物のとっておいたの?!」
「そう言われても、あんたが段ボール箱に『○樹(息子の名前です)用』なんて、デカデカと書いておくからでしょうが(プンプン)」
「ともかく、いらない物は捨てちゃってよね。」
そんな荷物の中から、こんなものが出てきたのです。
これは、市政○○周年記念だかなんだかで、1981年に横浜市が発行・販売したガイド誌です。
確かに、当時私は横浜の保土ヶ谷区に住んではいたのですが、この本を買った覚えがありません。
「あれ?これっておまえのか?????」
「なんで、あたしが横浜のこんなもん買わなくちゃならないのよ!」
・・・・・まずい、これはひょっとすると、当時お付き合いをしていた彼女の持ち物かもしれません。『さわらぬ、なんとかに・・』だとばかり
「あっ、そうだ、オレが○○のお付き合いで買わされたんだわぁ・・あはははは」
てなわけで、昨晩あらためて中を読み直したのです。
そしたらあーた、今は変わってしまっているであろう、なんとも懐かしい町並みの地図が、そこらじゅうに載っているではありませんか。
なんだか、伊勢佐木町や元町や野毛の地図を見ているだけで、あの頃のことが蘇ってきます。
そうそう、周りを見渡せば、女の子はみんな『ハマトラ』なんて時もありましたよね。
「私は、お尻が大きいから『ハマトラ』は似合わないんだぁ」
てなこと、だれかさんが言ってましたっけ・・・・・
それでも、「『ミハマ』の靴と『キタムラ』のバッグは欲しいなぁ」みたいな(笑)
(ちなみに、これに『フクゾー』の洋服というのが、『ハマトラ』の三種の神器でありました。)
地図だけじゃありません。
「あらららら、吉田マスターの写真も載ってる」
「『ダウン・ビート』の梅本さんだぁ」
こんな時、口には出せませんが、思い出を共有できる女性(ひと)がいないのがじつに残念です。(笑)
ロック・グラスの氷が、妙に光った夜でした。
さて、今日の一枚は、ちょうど『ハマトラ』がはやっていた頃のアルバムだと思います。
アート・ファーマーでも・・・・う~ん、正直、私らしからぬ一枚です。
聴いていて悪くはないと思うし、今日みたいに爽快な天気の夕暮れに「CRAWL SPACE」が流れていても何の違和感もないのです。
だけどね・・・・やっぱり電子音がどうも・・・・・・
とか言いながら、チャック・マンジョーネの「FEELS SO GOOD」と同様、けっこう聴いている一枚なんですけどね。(笑)
なんていうかなぁ、特に当時はこの手のアルバムに拒否感を示さないと、「自分が今聴いている全てを否定するように思えた。」みたいなところがありました。
ですから、音楽としての好みは別に置いてしまって、フュージョン系のものをジャズと認めたくないといった、じつにジャズ・リスナーとしてあるまじき考えを持っていたのだと思います。
それでは、現在はどうか?
嫌いじゃありません。というか、電化という括りで言えば、電化マイルスなんかより数段好きです。(笑)
確かに、目を閉じて垂れた頭を左右に揺らしながら聴く音楽ではないと思いますが、なにげに聴く音楽としては、むしろこちらの方が良いかも知れませんね。
おうおう、私も歳を取って丸くなったものだ。
CRAWL SO GOOD / ART FARMER
1977年1月録音
ART FAMER(tp,flh) JEREMY STEIG(fl) ERIC GALE(g) DAVID GRUSIN(key) WILL LEE, GEORGE MRAZ(b) STEVE GADD(ds)
1.CRAWL SO GOOD
2.SIDDHARTHA
3.CHANSON
4.PETITE BELLE
追伸、
開設2年につきましては、多くの方にコメントをいただき、ありがとうございます。
皆様のお言葉を頼りに、これからも出来るかぎり続けてまいりますので、よろしくお願いします。
これ当時結構新鮮な演奏で気に入って聴いてました。
ハマトラ時代、元町通いしてました。あの近くの某女子大に通っていたもので・・・(笑)
いつかバーボンでも飲みながら当時の懐かしい話題でもご一緒したいですね。
あ~~~
あずきさんが近くにいらっしゃれば・・・・
あの、つまみも、思い出話も・・・・・
お酒は私が用意させていただきます。(笑)