JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

女性だけのものであれ

2009年02月12日 | p-r

いくぶん風は強いものの暖かな一日でした。昼食後おもわず居眠りをしてしまったのは私だけでは無いと思います。
「ほんとかぁ?」
「たぶん、郵政四分割を知らずに投票した人より多いと思うよ。」(笑)

建国記念日から一夜明け、今日は『ブラジャーの日』なんだとか。
どうにも我々中年男がブラジャーの話なんかを持ち出すと、いやらしさが前面に出ているようで気が引けます。
1913年といいますから、大正2年、アメリカ人女性マリー・フェルブ・ジャコブによりブラジャーは発明され、この日に特許をとったんだそうであります。
しかし、それ以前1889年にフランスのエルミニー・カドルが発明してたとか、もっと驚くのは古代中国の遺跡から現在のブラジャーにそっくりの女性用下着が出土したなんて話もありますし、単純にアメリカで特許をとった日ということなのでしょう。

日本では、洋装が浸透しつつあった大正末期に上陸。「乳房バンド」との名称で発売になったそうで、その後、昭和初期には国内生産も始まり、「乳バンド」「乳房ホールダー」「胸美帯」「乳おさえ」など、いろんな名前で売られていたのだとか。
なんとなく日本語で表現されると、益々中年男が口に出来る名称でなくなるところが・・・・・・んんん、ブラジャーの名称も同じ昭和初期1930年(昭和5年)に上陸したそうですが、一般的呼び名になるのは後々だったようです。

ともかく、ブラジャーはコルセットに自由を奪われていた女性を解放し行動的にした立役者であるわけで、ひょっとしたら『強い女性』を作り上げた根源であるかもしれません。
それでも「ブラジャーは男の敵ダァ!」とは言えないところに、中年男の悲哀があると・・・・・・

ところで、「最近はブラジャーを着ける男性が増えている」ってな話を耳にしたことがありますが、アレって本当なんでしょうか?
いやいや、いわゆる「そういう趣味」っていうのではなく、ブラジャーを着けると背筋が伸びるような気がしてシャキッとするみたいな。そのために『男性用ブラ』なるものまであるというではありませんか。
残念ながら私は使用したことがありませんので、その効果がどれほどのものか知りませんし、実験するつもりもありませんけど。(ちなみに、女性用の水着の上を、会社の飲み会の余興で着けさせられたことはありますけどね。笑)


まさかブラジャーの写真を載せるのもなんですし、
女性用水着を着けた時のわたしでもねぇ・・・・・・・
同じ時のこんな写真はどうでしょう?
えっ?これの方がもっと猥褻だって?

そうそう、着ける理由が「シャキッとする」ならまだしも、「やさしくなれるんです。」「安心できるんです。」「リラックスアイテムとして必要性を感じます。」とか、あげくは「肌触りが良いです。後はデザインが可愛ければ」なんて、そんなんだけは止めて欲しいと感じるのは私だけでしょうか?いやいや、たぶん、郵政四分割を知らずに・・・・・って話が戻ってしまいました。(笑)

とある学説に「人間の女性はどうして乳房が発達したのか?」との設問に対し、「発情期の雄猿は雌猿のお尻の変化に反応するが、人間は直立姿勢に移った時点で大切なお尻のセックスアピールに制限が生じた。そのため、新たなセックスアピールが必要となり、乳房を発達させた。」というのがあります。
この説が正しいか間違っているかは別としても、男性が女性のバストに興味を持ち、女性もまたこれをより美しくアピールしたいとの願望は不変のものでありますから、男性が自分のバストに気を配るような事は必要ないし止めて欲しいと私は思うのですがねぇ
おっと、勘違いしないでください。『性同一性障害』等で苦しんでおられる方々に同様のことは思っていませんよ。

『ブラジャーの日』「ブラジャーは女性だけのものであって欲しい」と願う中年オヤジでありました。(う~~ん、なんかやっぱりいやらしいなぁ...笑)

さて、今日の一枚は、オスカー・ピーターソンとジョー・パスのディオです。
中年オヤジの何処かいやらしさが漂う話には、ちょっと合わない一枚のようにも思いますが、まっ良いでしょ。(笑)

私はこのアルバムを発売当初買うつもりは全くありませんでした。
どちらかといえば嫌いだったんでしょうね。というか、なんだか「ボギー&ベス」のイメージに合わないような気がした?同じ年に録音されたローランド・ハナとジョージ・ムラーツのディオで満足した?そんなとこでしょうか(笑)
ですから、所有盤はCDです。

それがどうして、今ここで紹介するのか?
それは、年齢でしょうかねぇ・・・だから「ブラジャー」という言葉に過剰反応した年齢と今では大きな違いがあるということですよ。(なんじゃそりゃ)

もちろん今でもサー・ハナとムラーツの「PORGY & BESS」とどちらが好きかと訊かれれば、迷わずムラーツを取るんでありますが、一つだけ、寝るときに聴くには、ぜったい今日のこのアルバムの方が私には合っているのです。
私の場合、曲調云々ではなく、どうしてもムラーツのベースを聴き入ってしまうという癖がありまして、そうなると眠られなくなるんですねぇ、ところが今日のアルバムではその心配が全くないのです。

ちょっとばかりけなしているように思います?そうじゃないんですよ。そういった演奏を素直に美しいと聴ける歳に、私もなったということです。
「素直に音楽を聴く」最も大切なことなのに、若い頃には何処かでつっぱっちゃうみたいなところがあるじゃないですか。あれですあれ。

テクニック的には文句の付けようのない二人でしょ、さらにはピーターソンなんてクラヴィコードなんか使っちゃって、ニクイほど大人な音楽だと感じます。

ちなみにクラヴィコードってどんな楽器かといえば

こんな楽器です。

PORGY AND BESS
1976年1月26日録音
OSCAR PETERSON(clvc) JOE PASS(g)

1.SUMMERTIME
2.BESS,YOU IS MY WOMAN NOW
3.MY MAN'S GONE NOW
4.IT AIN'T NECESSARILY SO
5.I LOVE YOU, PORGY
6.I GOT PLENTY O'NUTTIN'
7.OH BESS, OH WHERE'S MY BESS ?
8.THEY PASS BY SINGIN'
9.THERE'S A BOAT DAT'S LEAVIN' SOON FOR NEW YORK
10.STRAWBERRY WOMAN



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