JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ビアポンもってこい!

2007年12月19日 | m-o

毎日寒いですねぇ、こう寒いとやっぱりお酒が恋しくなってしまいます。
あらら、また酒の話かって?まぁそうおっしゃいますな。(笑)
まさに世は忘年会シーズン、ブログ仲間の記事を拝見させていただいても、日々その手のお話が増えているように思います。

私はといえば、今年も忘年会は極力逃げる作戦に出ています。
「ええええええっ??????!!!!!」
って、そんな不思議がらないでください。
たしかに私は自他共に認める飲んべえではありますが、宴会好きかと訊かれれば、答えは「いいえ」であります。
どうにも性分なのでしょうか、多人数で飲むと気遣いばかり先に立って、飲んでいる気がしないのです。おっと、勘違いしないでください。私が気遣いの人ということではないのですよ。逆にワガママなのだと思います。
それでも若い頃はお付き合いですので、場を盛り上げる幇間役に徹しそこそこ重宝がられたのですが、この歳になるとそれも疲れてしまいますので、せいぜいが三、四人でチビチビ(これは嘘、ガッパガッパとですね..笑)が良いかな。
話がそれました、ですから、今年も忘年会は逃げに徹しているわけです。
      それでも、ここ一週間で午前様が3回かぁ・・・・・・!?

まぁ、みなさんもそれが大宴会だろうが小宴会だろうが、飲み過ぎにだけは注意しましょう。(えっ?あんたにだけは言われたくない?ごもっともです。)

そういえば若い頃、宴会で調子こいて『ビアポン』やら『ビアハイ』やら『ポンハイ』なんてぇのをガバガバ飲んだこともありました。
『ビアポン』『ビアハイ』『ポンハイ』ってわかります?
『ビアポン』は日本酒のビール割り、『ビアハイ』はウイスキーのビール割り、だから『ポンハイ』は?   
そうウイスキーの日本酒割りと・・・
まぁ、あの頃は味なんてどうでも良かったんですね、最後は『ポンハイ』のビール割りまで飲んでましたから(笑)

それを思えば最近の宴会はおとなしいものです。若い連中があまり飲まなくなったからでしょうか?いや、若者の口が肥えてきたのかもしれませんよね。
日本酒にしても、ウイスキーにしても、その他諸々美味しい酒が簡単に口に入る時代になりましたもん。

昔から、日本酒なんかは五味(甘、辛、苦、渋、酸)だけでなく、「あま・から・ピン」とか「旨味、旨さ、美味しさ」なんてぇもので味を表現したりしてましたが、私の若い頃はとうてい意味のわからぬ表現でした。
最近なんとか「ピン」というのは「締まった張りのあるあの味かな」てなこと考えられるようになりましたけけど、「旨味、旨さ、美味しさ」に関しては、未だ不勉強でよくわかりません。
「それこそ、舌だけでない内面の心でまでも感じる、味、香り、色、その他全てを含めた酒の味のことだ」
なんて言われたってねぇ。

そうか、私はまだまだ修行が足りないのですね。これからもあらゆる酒を飲み干して、「真の旨味」をわかる男になりましょう。
「お~~~~い、酒・・・・・ビアポンでも何でもいいよ!」
って、ダメだこりゃ。

さて、今日の一枚は、ジャッキー・マクリーンです。
そうそう、このマクリーンも私的に若い頃より最近の方が旨さが増した逸品のように思えます。ほんの少しマクリーン節の「旨味」をわかる歳になってきたということでしょうか。

ただ、どうしても不満というか、不思議に思うのは、録音日もセットも違う演奏を、何故わざわざ二枚のアルバムに分散したのかということです。プロデューサーのボブ・ワインストックの意図が今ひとつ見えてきません。
というのも、もし片方がカルテットのセッションだけでまとめられていたとしたら、私としては絶対にそっちが買い・・・・・・・あっ!だから二枚にしたのか?(笑)
でもねぇ、セクステットはもう一枚のアルバム「A LONG DRINK OF THE BLUES」に収められている同名曲で、マクリーンのテナーが聴けるというサプライズがあるわけですから、やっぱり分け方がおかしいですよね。

ともかく、他の多くの演奏者とは雰囲気のちょっと違う「WHAT'S NEW」も悪くはないのですが、私はカルテットの演奏が好みです。
これを聴いて「A LONG DRINK OF THE BLUES」のB面を聴いて、マル・ウォルドロンの「LEFT ALONE」を聴く、流れ的にはピッタリだと思いますよ。

MAKIN' THE CHANGES / JACKIE McLEAN
1957年2月15日[1,3,4], 8月30日[2,5,6]録音
JACKIE McLEAN(as)
MAL WALDRON(p) ARTHUR PHIPPS(b) ARTHUR TAYLOR(ds)[1,3,4]
CURTIS FULLER(tb) WEBSTER YOUG(tp) GIL COGGINS(p) PAUL CHAMBERS(b) LOUIS HAYES(ds)[2,5,6]

1.BEAN AND THE BOYS
2.WHAT'S NEW
3.I NEVER KNEW
4.I HEAR A RHAPSODY
5.JACKIE'S GHOST
6.CHASIN' THE BIRD



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