JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

一大決心考察

2007年03月06日 | j-l

今朝まであんなに暖かかったのに、徐々に冷えてまいりました。地方によっては昨日と今日の最高気温差が10度以上あるというのですから、身体がついていかないでしょうね。お互い体調を崩さないよう注意いたしましょう。

「バブさん、最近ニュースや新聞を読んで、頭に来ることが多くありません?」
突然、同僚がこんなことを訊いてきました。
「そうだなぁ、嫌な事件も多いし、お偉い人達は何やってるんだかわからないし、簡単に人を殺すかと思えば、自分で命も絶っちゃうしなぁ」
と答えると
「バブさん、気をつけたほうがいいですよ。新聞を読みながら一人怒っているというのは、歳をとった証拠だそうですよ。何かにつけて怒りっぽくなるんですって」
なんだよ!人が真面目に答えりゃ、それを言いたくて・・・・・・・・
いかんいかん、ここで怒ったら、また突っ込まれてしまう。
「そうか~~~~気をつけなくちゃな~~~~~(キリキリキリキリ)」

でも、冷静に考えてみると、たしかに最近老いを感じ始めているような・・・・
涙腺はめっきり弱くなり、頑張っている子供達なんかのニュースを見ただけでウルウルきたりして、益々新聞と目の距離はひろがり、ちょっと動けば動悸息切れ・・・・
何が感じるって、酒の酔いが早くなりましたもんねぇ

酔い醒めの ぞっとする時 世に帰り

てな川柳もありましたけど、昔はそんな経験は屋外であったかないかだったのが、今じゃ普通に自宅の部屋での出来事だったりして、
先日、「バブ、お前もそろそろ酒量を考えたほうがいいよ」と友人S君にも言われましたし、本当に考えたほうがよいのかもしれませんね。

誕生日を間近に控え、男バブ、一大決心でもいたしましょうか。
「えっ?禁酒?禁煙?それとも禁欲?」
何を嬉しそうに訊いているか!「なにをいかに決心するか」これから誕生日まで毎日、飲みながら考えるんだよ~~~だ、一大決心考察よぉ。(あらら)

ともかく、同僚にからかわれ、ふとそんなことを思った一日でした。

さて、今日の一枚はサド・ジョーンズであります。
ブルーノートでの弟エルビンとの共演はこれが始めてのように思われますが、じつは前作「THE MAGNIFICENT」の録音時にもエルビンは参加をしていました。ところがこれは全てボツ、結局はマックス・ローチのドラムで「THE MAGNIFICENT」は完成したのです。
考えてみれば、この時の参加メンバーがローチ以外はモーター・タウン出身者で固められていたわけですから、ドラムもエルビンのほうがピンときただろうとも思えるのですが。

今日のアルバムを録音するにあたり、サドはエルビンを想定したオリジナル曲を用意し、アレンジをしました。もとより、サド・ジョーンズは作曲者、アレンジャーとしての才に優れていたわけですから、今回はもちろんエルビンがボツになることは無かったのです。

さぁ、ローチ、エルビン二人のドラミングを比較できるこの二枚のアルバム、全体としての善し悪しは別として、あなたはどちらのドラミングがお好みですか?
ちなみに、私はハード・バップに収まらないエルビンの演奏に一票入れさせていただきます。

THE MAGNIFICENT Vol.3 / THAD JONES
1956年7月14日[5], 1957年2月2日[1-4]録音
THAD JONES(tp)
BENNY POWELL(tb) GIGI GRYCE(as) TOMMY FLANAGAN(p) GEORGE DUVIVIER(b) ELVIN JONES(ds)[1-4]
BARRY HARRIS(p) PERCY HEATH(b) MAX ROACH(ds)[5]

1.SLIPPED AGAIN
2.ILL WIND
3.THADRACK
4.LET'S
5.I'VE GOT A CRUSH ON YOU

追伸、

 

一つどうしてもわからないのが、「THE MAGNIFICENT Vol.2」はどうして無いのか?
おそらくは、サド・ジョーンズ三枚目のアルバムという意味でのVol.3なんでしょうけど、だとしたら、前作の「THE MAGNIFICENT」はVol.2でしょ。



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