JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

春無し年?

2010年04月17日 | a-c

天気の文句はもう言うまいと心に決めておりましたが、言わずにはいられません。
なんなんですかこの寒さ!今朝なんかみぞれ混じりの雨は降ってるわ、母は朝から灯油灯油と騒いでいるわ、「エエカゲンにせぇ!」てなもんですよ、まったく。(笑)
今年は春が無くなって、この後すぐに夏になっちゃったりして、「春無し年?」・・・・まさかねぇ?
でも今日は春土用の入りということは、後18日で立夏ですからあながち無い話でも・・・・・・

そうそう土用といえば、
スーパーでももちろんMさんのコンビニでもそうですけど「春土用の丑の日に鰻を食べよう!」みたいなキャンペーンを展開しているお店がありますよね。ありぁどんなもんでしょうか?
「柳の下にドジョウならぬ鰻が・・・・」みたいな感じなんでしょうが、私なんかにゃどうも年に四回も「うなぎ、うなぎ」言われたら、ウンザリ来るような気もしてならないのですけど。
ちなみに今年の「春土用の丑の日」は二回、4月23日と5月3日ですので、ぜひとも鰻をご所望の祭はMさんのお店でよろしくお願いします。(なんじゃい、宣伝かい!)

鰻といえば、
先日横浜の『水産総合研究センター』が、世界初の完全養殖に成功したとの発表がありましたよね。
「あれ?鰻って養殖でしょ?」
という家人に説明するのに30分を要しましたけど(笑)
生態が謎に包まれたまま完全養殖に成功するというのは、並大抵の努力ではなかったと思いますし、ぜひともさらなる進歩で年四回の「鰻を食べようキャンペーン」を盛り上げていただければと思います。
まっかく言う私はさほど鰻好きでもありませんので、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけどね。(笑)

養殖といえば、
鰻の蒲焼きと鮪の刺身を並べられれば間違いなく鮪の刺身を取る私にとっては、クロマグロの完全養殖のほうが気になるんでありまして、こちらも先日、初の輸出が始まったとのニュースが流れていました。
近畿大学水産学部で2002年初の完全養殖に成功してから早8年、今や「近大鮪」は一部市場へ、さらには輸出ということになっているわけで、いずれスーパーに並ぶ鮪のほとんどが養殖鮪という日が来るのかもしれませんし、価格も手頃で安定するといった事になれば・・・・期待しちゃいますよね。


近大鮪の卒業証書

でも一つ心配なのは「春無し年?」じゃないけど、技術の進歩は『旬』を無くすという事へもつながる可能性もあるわけで、益々季節感が無くなってしまうかもしれません。
「いや、それでもいい、旨い鮪が喰いてぇよう・・・・」(笑)

さて、今日の一枚は、ナット・アダレーです。
彼のワンホーンものをあまり良く言わない私ですが、嫌いじゃないんですよ。
このアルバムもじつにシックリ来る良いアルバムなんでありますが、どうにもナットという人は、アワセに行くタイプのトランペッターに思えてしまうのは、やっぱり私の偏見でしょうか?「ナットでなければ」という感覚が私には生まれないんです。

そんな私の個人的意見は別にして、今日のアルバムです。
「HALF-TIME」以外は全てナットのオリジナルです。私はこの作編曲者としての彼を高く評価します。
ジム・ホールにしてもケニー・バレルにしてもギターがじつに効果的だし、ジュニア・マンスのピアノも活きています。
つまり、こういった隙の無さがナットらしさなのかもしれませんね。

とんでもなくお勧めといった一枚ではないかもしれませんが、聴いて損のない一枚だと私は思います。

LITTLE BIG HORN ! / NAT ADDERLEY
1963年9月23日, 10月4日録音
NAT ADDERLEY(cor) KENNY BURRELL, JIM HALL(g) JUNIOR MANCE(p) BOB CRANSHAW(b) MICKEY ROKER(ds)

1.EL CHICO
2.FOO FOO
3.LONELINESS
4.LITTLE BIG HORN
5.HALF-TIME
6.BROADWAY LADY
7.ROSES FOR YOUR PILLOW
8.HUSTLE WITH RUSSELL



最新の画像もっと見る

コメントを投稿