もっと早く天候が崩れるのかと思ったら、このあたりでは意外と保ちました。その代わりに花粉は雨霰、「花粉の雨と本当の雨、どっちが好き?」なんていうあたりまえの質問をするそこの人「花粉症になって苦しめばいいのに」(笑)
今朝、仲間内で犯罪者と呼ばれる東京在住のHs君(だって、この歳で20以上年下の嫁さんをもらったんですよ。何か悪いことをやったに違いない..笑)から電話がはいりました。平日の午前中に電話をよこすとはよほど仕事が暇なのか、あは、その電話で長話をする私も同族ですがね。
ともかく、このログを見て私に誕生祝いを言おうと電話をしてくれたのです。(ありがたや、ありがたや)
アル中になったオヤジが仕事先にいたからおまえも気を付けろの話から、最近会社のパソコンが調子悪いの話まで内容はたわいもないものでしたが、彼と話しているとしまいには彼の幼い息子の話になるのは、まるで孫のごとき年齢差の息子に彼がメロメロである証拠でもあります。
「そういえば、バブにCD送ってもらわなくちゃなぁ」
「はぁ??????(あたしゃあんたにCDを借りていた覚えはないぞ)」
なんちゃありません。ようは自分でCDやらレコードを買うのがもったいないから、コピーして送ってよこせというはなしで・・・・
(チミは著作権の問題をどのように考えているのかね)
思えば彼も高校から地元を離れ、帰省するたびに私がバイトをしていたジャズ喫茶に入り浸りになるという、自宅に帰省してんだかジャズ喫茶に帰省してんだか分からない状況だったわけで、きっと彼なりに思い出の曲でもあるのでしょう。(何が好みだったかは覚えておりませんが)そんな数枚なら送ってやっても法律も許してくれるでしょう。
「何を聴きたいんだか、教えてくんなくちゃ」
「そうだなぁじゃぁリストでも見ながら(おいおい)ところでバブはレコードとCD合わせて何枚ぐらい持ってんのよ。」
そんな話でふと思ったのが
以前「ジャズ喫茶『ちぐさ』の貴重な所有アルバムが今後どうなるのか」といったことをここでも書いたことがありましたよね。もちろんそれとは比較にもなりませんよ、なりませんが、今私がおっ死んだら、私の数少ないコレクションはどうなってしまうのか?
ということでありまして・・・・サックスをやっている娘に全てやってもなんだか迷惑がられそうだし・・・・・
ブログ仲間のみなさんにも私以上に貴重なコレクションをお持ちの方も多いわけですけど、みなさんはどうなさるご予定ですかねぇ???????
ってなんだか寂しい話になってしまいました。
「いいよいいよ、俺がみんな預かって処分してやるから」とHs君
「処分するにもたいした金にはならないものばっかだよ」
「それでももらってやってもいいけど」
自分が死んだ後のレコードやCDの行方まで心配するようじゃ、まさに年寄りそのものでありますよね。あ~あ、いやだいやだ(笑)
まして、どうせ死んだ後のこと考えるなら家族とか家とかの心配をすりぁ良いものを、レコードやCDってんですからどうしようもありません。
「でもなぁ、どう考えても俺よりバブのほうが長生きしそうだから」
「おいおい」
まぁせいぜい生きている間はレコードやCDを嫌というほど楽しみましょう。
さて、今日の一枚は、久しぶりですねぇマイルスです。しかも私が彼のもとを離れて以降のアルバム、おっともとい、コルトレーンが彼のもとを離れて以降のアルバムということは、マイルスのアルバムとしては私が聴く頻度の少ない部類の一枚です。
とは言っても、電化マイルスよりはターンテーブルに乗る機会は多いですよ。
この時期は、コルトレーンが去り、幾分停滞気味であったマイルスが、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスというリズム隊に巡り会い、後はウエイン・ショーターの参加を待つばかりといった時期であり、スタジオでの録音は全くせずにライブでのそれもスタンダード、以前からやっていた曲を何度もアルバムにしていたという時期でした。
それにしても何故ライブ録音しか残っていないのでしょう?
新たにやる曲がなかったからでしょうか?それともメンバーの熟成度が低かったからでしょうか?それともやっぱりサックスに不満を持っていたからでしょうか?ひょっとしてテオ・マセロがスタジオ録音を許さなかったとか(ないない...笑)
ともかく、この時期のライブ盤を「どれも同じようだ」と言われる方もいます。
私はどう思っているか・・・・あまり聴き込んでもいない私に言えた事じゃありませんけど、ジョージ・コールマンが一番頑張っているのが今日のアルバムじゃないかなんてね。
たとえば「JOSHUA」でのソロなんて、けっこう私は好きですよ。(もちろんコルトレーンの比ではありませんが....おいおい)
それにウエイン・ショーターが加わって、いわゆる「新黄金のクインテット」が進んでいく「E.S.P.」以降のスタジオ録音より「この頃のマイルスのほうがまだ好きだ」ということも多いにあると思います。
今日久しぶりに聴いてみて悪い気はしていません。続けざまに「IN ST.LOUIS」「MY FUNNY VALENTINE」「FOUR & MORE」「IN TOKYO」と聴いてみようかな。
ちなみに、オリジナルを含めテオ・マセロが編集したものと、完全版として「THOUGHT ABOUT YOU」がボーナス・トラックとして入ったCDがあるようですけど、テオ・マセロの編集の妙を味わいたいなら両方をお聴きになってみると良いと思います。
「完全版が全て良い」そんなことは決してないことに気付くと思いますよ。
IN EUROPE / MILES DAVIS
1963年7月27日録音
MILES DAVIS(tp) GEORGE COLEMAN(ts) HERBIE HANCOCK(p) RON CARTER(b) TONY WILLIAMS(ds)
(1.INTRODUCTION)
2.AUTUMIN LEAVES
3.MILESTONES
4.JOSHUA
5.ALL OF YOU
6.WALKIN'
マイルス、マイルスと周りがうるさくて
俺は聴かないよ~ とへそを曲げていた。
あの神経質な研ぎ澄まされた音を必死で聴くと
ヘロヘロに疲れてしまう・・・。それもあった。
マイルスを疲れないで聴くことが出来るようになったのは、つい最近のことだ。
・・・しかし、80年代からのはちょっとカンベンのボク。。。
それでいて、マイルス好きとコルトレーン好きに分かれてたりして、
特にマイルスというのは、他のジャズメンとは一線を画す存在で、それぞれのマイルス論(そんな偉そうなものではありませんが)を語り合ったり(笑)
>あの神経質な研ぎ澄まされた音を必死で聴くと
ヘロヘロに疲れてしまう・・・。
なるほど、つまりはjamさんもへそを曲げていたにもかかわらず、何処かで影響を受けていたのですね。
今になってまた聴き返すと新たな発見があるかもしれませんね。
ちなみに、80年代は無理せず敬遠されて良いと思いますよ(笑)