JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

「ぷっ」の話

2008年12月13日 | d-f

二,三日続いた馬鹿陽気も今日を境に終わるようですが、寒い暑いよりも昨今の株価のような気温の乱高下が体には最も響くわけで、考えてみるとここ数年、四季を通してこういった急激な気温変化が妙に増えたように思うのは私の思い過ごしなのか、それともやはり温暖化の影響なのか、ともかくお互い体調管理にはじゅうぶん気を付けましょうね。

クリフォード・ブラウンの「WITH STRINGS」で目覚めた今朝は、昨晩深酒をしなかったおかげかじつに爽やかで、朝の7時過ぎから家の周りの側溝掃除などをしてしまいました。
我が家のものだけでなく、いろんな所から飛んできたであろう落ち葉が、集めてみれば指定のゴミ袋にいっぱい、それは温暖化に抵抗し続けている自然の営みにも見えて、なんだかいじらしさすら感じます。
いや、きっと自然というものは「年を越せるだろうか」などと悩む人間達を見て、あざ笑っているのかもしれませんね。墓穴ばかり掘り続ける人類に愛想を尽かし、大きなしっぺ返しをかますのも遠い未来ではないのでしょう。

会社で社長が最近、おならばかりしています。ボリュームも頻度もエスカレートしていて仕事をやる気がそがれます。やめさせる方法はないでしょうか?(30代女性、ばれたらクビ!?=笑い)

今朝の朝日新聞『新フジマキに聞け』への質問です。
「出物腫れ物所嫌わず」『屁っこき嫁』じゃありませんが、これも自然のものですから、我慢しすぎれば体にも悪い、でも男の中には「屁をこけるほど気を許しているんだから、家族的で良いだろう」といった一方的解釈でこれを行っている人も多々いますよね。「若い女の子が「やだぁ」って言う姿が、またいいんだなぁ」なんて(笑)

さすがに私は公衆の面前で屁をこくほど肝っ玉が据わっておりませんので、その心境にはいたっておりませんが、子供たちの前などでは「お父さん止めてよぉ」って言われるのが、一つの快感だったりする気持ちは分からなくもありません。(これが娘などに嫌われる大きな原因だと知っていても....笑)

そもそも、男というものは調子に乗り安い者でありまして、私がこの方にアドバイスするとすれば「無反応」が最も効果的な解決策のように思います。
周りが反応するから面白がって調子に乗るんですよ、きっと(笑)周りが完全無視して黙々と仕事をやり続ければ虚しくなって頻度は減ってくると思うんだけどなぁ、この社長も・・・・あは、私が『新フジマキに聞け』に寄せられた質問に回答する必要は全くないのでありますが。

「女優やモデルさんのような美しい女性がおならなどするわけがない」と思う半面、可愛らしい女の子がなにかのはずみで「ぷっ」として顔を赤らめる姿には、ちょっとした魅力も感じてしまう、私などはいかにもオヤジらしいそんな感覚もあります。あれ?これって変態?(笑)
いやいや、仮にそういった場面に遭遇しても、私は気づかないふりをしますし、間違っても「こいつぅ、やったなぁ」なんてこたぁけして言いませんよ。
でも、そういったちよっとした恥じらいに女性の可愛らしさを感じるところってありますよねぇ?
逆に「そういったチマチマしたことで恥じらうなんざぁ男じゃねぇ!」みたいなところもあって、これが「人前でも堂々と屁をかますのも男らしい」みたいな間違った考えを生んでしまうのかもしれません。

まっいずれにしても、フジマキ弟さんの意見ではありませんが、おならだけでなく男の勘違いで生まれる不用意な行動は、時にしてパワハラやセクハラにつながることも間々あるわけで、特に我々オヤジ族は細心の注意をはらうべきでしょうね。心して行動せねば。
「お父さんのは、音だけじゃなくて臭いも凄いんだから、家でも気を付けるようにね!」
「は~~~い」

さて、今日の一枚は、マイルス・ディビスです。
ビル・エバンスが加わったマイルス・グループの演奏というと、「1958 MILES」「MILES & MONK / AT NEWPORT」(「AT NEWPORT 1968」)「KIND OF BLUE」そして今日のこのアルバムということに・・・あっと「MICHEL LEGRAND MEETS MILES DAVIS」もありますけどこれはマイルス・グループって感じじゃないでしょ。
ともかくそんなもので、私などは最高傑作「KIND OF BLUE」迄向かう過程としてはいささか数が少なすぎる音源だと残念に思ってしまいます。
しかもエバンスに関しては実質「KIND OF BLUE」の録音に参加した時には、マイルグループのメンバーでは無かったわけで、そこに「逆人種差別」的問題が仮に存在したとしても、マイルスが、コルトレーンが、キャノンボールが、ポールチェンが、ジミー・コブが、そしてエバンスが、このグループのもうしばらく延命した音楽を聴いてみたかったと思うのは私だけでは無いと思います。

ともかく、その「KIND OF BLUE」へ向かうこのグループの一つの記録としてこのアルバムもあるわけですが、いかにライブ盤とはいえ録音がねぇ、マイルスのトランペットがミュートを付けてんのに凄まじい音量で入ったかと思えば、突然、バカでかいミュートと交換したわけでもないだろうにちっちゃな音になっちゃったりして・・・・・

それでも、一生懸命聴いたアルバムです。
やっている曲は「KIND OF BLUE」のように全曲マイルスの書き下ろし、とはいきませんけど、前グループとは確実にに違うなにかを感じさせてくれます。
というか、それは結果論かもしれませんねぇ、「KIND OF BLUE」ありきで聴いている私が、もし仮に「KIND OF BLUE」発表前にこのアルバムに接したら、そこまでは感じ取れていたかどうか(笑)

ともかく、永遠の名盤「KIND OF BLUE」を生んだマイルス・グループの演奏は、録音がどうあれ、全て耳に入れておく、記憶する、そんな気持ちで聴いているアルバムです。

JAZZ AT THE PLAZA Vol.1 / MILES DAVIS
1958年9月9日録音
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE(ts) CANONBALL ADDERLEY(as) BILL EVANS(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds)

1.STRAIGHT NO CHASER
2.MY FUNNY VALENTINE
3.IF I WERE A BELL
4.OLEO



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