JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

上手い!は認める

2017年03月31日 | g-i

昨日はとても暖かい一日でしたが、今日はそれより寒く、明日は今日以上に気温が下がっちゃうんだそうで、まぁ春なんてぇもんはそんなもんなんですかね。
桜も東京で開花してもう日も経つというのに、この辺りではつぼみが膨らむ様子も無く、来週に持ち越しみたいです。

そんなさなかじつは諸事情で3日ほど全くテレビを見ておりませんでね。
ちょっとだけ楽しみにしていた一昨日のBSプレミアム『チック・コリア&ハービー・ハンコック ライブ・イン・ニューヨーク』
「見られねぇジャン!」
とはいえ、録画という便利なもんがありますんで、夕べ帰宅後、スケート観戦をせずにそれを見ながらの晩酌とあいなりました。

チック・コリアとハービー・ハンコックというと、私がもっともジャズを聴いていたであろう高校時代はかなり毛嫌いしているところがありまして、もちろんその原因はいわゆる電化にあったわけですが・・・・
それでいて彼らの技量を否定するものではありませんでした。(言い方がちょっと偉そうですな)

ナマのハンコックを初めて聴いたのは、あのV.S.O.P.の田園コロシアム公演での事です。
ハンコックの頭が笑福亭鶴瓶(今のじゃありませんよ)みたいではあったものの、黄色いカブトムシに乗り移られたバスドラみたいじゃなかった事に安心し、いつの間にか熱狂の中にいたことを思い出します。


こんな頭ね(笑)

ナマ音を聴くとかなり感化されるというのは、私もご多忙に漏れぬところでありまして、
「それを他人はミーハーと呼ぶ」(笑)
以降、口では「好かん」と言いつつ、ハンコックを聴くことに抵抗を感じることはありません。
さらに、コリアに関しても高校時代の先入観はいつの間にやら払拭されていたのも確かだと思います。
何故なら今日紹介するアルバムを発売直ぐに手に入れたこと、ね、そういうことでしょ。

さても、そんな二人のディオなら、あのアルバムと同じディオなら、さらには、ブルーノートというこぢんまりした空間での演奏なら・・・・・
そりゃ見てみたいですわな。

1.CANTALOUPE ISLAND
2.GREEN DOLPHIN STREET
3.SONRISA
4.SPAIN

演奏曲はそんなもんでしたかね、面白かったのは合間にあった即興での二人のビアノバトル?的演奏でした、ありゃぁあの場に居たら楽しかったでしょうねぇ
そうそう、ピアノの真ん前でカレーみたいなんを食べていた女性、羨ましいねぇ(笑)

いつも思うんですがね、NHKさんに一つもの申させていただくと、
「二人の経歴やら小曽根さんのインタビューやらはいらんから、全ての演奏を放送してくれ」
「まぁまぁ、テレビだから、演出だから・・・・」

まっエがったんじゃねぇですかね、そして、他にもジャズ演奏の番組がもう少し多くてもエエんじゃないかと思う私でありました。

さて、今日の一枚は、さっきも言った二人の2枚組ディオ・アルバムです。

「V.S.O.P.以降、ハンコックは「純ジャズ復古」(何が純ジャズなのかは置いといて、笑)的方向へ向かっていったよね」
みたいなことを言われても、
「そぉ?」
V.S.O.P.以降、私自身のハンコックへの想いも変わっていたにも関わらず、そんなな態度であった私
「ハンコックとコリア?しかもディオ?」
このあり得そうも無い(もちろん、マイルスつながりは分かっていても)組み合わせに感じた興味を隠すことは出来なかったんですねぇ

改めて聴くと、上手いですねぇ二人とも、それだけは間違いない。
聴き所は・・・やっぱラスト2曲ハンコックの「処女航海」とコリアの「LA FIESTA」かな?
って、「あれ?アルバム『処女航海』を私は紹介してない?んなバカな」

IN CONCERT / HERBIE HANCOCK & CHICK COREA
1978年11月録音
 HERBIE HANCOCK, CHICK COREA(p)

disc 1
1.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
2.LIZA
3.BUTTON UP
disc 2
1.INTRODUCTION
2.FEBRUARY MOMENT
3.MAIDEN VOYAGE
4.LA FIESTA