JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

卒業できない男

2016年02月27日 | a-c

最近、インフルエンザで次々に周りの人達が倒れております。皆様どうぞお気をつけ召され。

「バブさん、柏原芳恵ってど真ん中くらいですか?」
突然そんな事言われてもねぇ、実際ちょっと外れておりますよ年齢的に、それでも我が年代で好きだった人はけっこういたかもしれません、しれませんが私はねぇ・・・・・
「柏原芳恵?『バイブ事件』の柏原芳恵?」
って、覚えている事が違います。(笑)
いやいや、失礼
「♪ 紅茶の美味しい喫茶店・・・♪ でしょ。」

そんな話を持ち出したのはN君、
「『ハローグッバイ』じゃなくて、『春なのに』って知りません?」
「♪ 春なのに お別れですかぁ~~~♪ ってヤツね、しっとるしっとる。」
「あれって、誰が作詞作曲だか知ってます?」
「???????」
「へへへへへ、これはど真ん中でしょ、中島みゆきですよ。」

N君はTBS系の『マツコが知らない世界』を毎週楽しみに見てるんだとか(当然私は見ておりませんが)、その番組の今週のお題の一つが「卒業ソングの世界」だったそうで、そこにゲストとして柏原芳恵が出てきたんだとか。

「つまり『春なのに』が卒業ソングだと・・そういやあ、ヨッシエちゃ~~~んは、最近は何をなさっとるんじゃろねぇ」
「そんな事は知りませんけどね、『春なのに』をはじめ、柏原芳恵が中島みゆきからけっこう曲をもらってたんだって分かったんですよ。」
「なるほど」

そこはア~タ、ネット時代でありますよ。ササッと調べてみるてぇと
「ザッと見ただけでも『春なのに』『カム・フラージュ』『最愛』『ロンリー・カナリア』4曲はあるねぇ、これって中島みゆき本人も歌ってるんかいなぁ?」
ここもまた便利なもんで直ぐに調べる事が出来て、
「おうおう、YouTubeにもけっこうのってんじゃん」

あはは、これで年代的には中島みゆきがドストライクでも、私は隅々まで追いかけてはいなかったということが分かってしまいましたね。

おっと、便利と言えば、『マツコが知らない世界』そのものが見られるんですねぇ、いやいや違法じゃありませんよ、TBS本体が提供してますんで(最新回、7日間限定ですけど)
てな事で、見てみました。

とりあえずビックリしたのは、柏原芳恵の現在のお姿ではなく、卒業式で歌った曲のベスト5でありましたねぇ。
当然ながら年代が違えば変化があってしかるべきではありますが、マツコじゃないけど「EXILE」って・・・ねぇ(笑)

 

とか言いつつ、
 ♪いつまでも 絶えることなく 友達でいよう・・・・♪
そういえば、どの卒業式だったかは忘れましたけど、森山良子の『今日の日はさようなら』を歌ったような記憶があります。
「あれだって当事としては斬新だったんだろうなぁ・・・
それからね。
 ♪さようなら みなさま またいつか 会う日まで・・・・♪
この曲が、じつに懐かしく思うんですが・・・・やっぱ歳だわねぇ。

ともかく、卒業、そんな季節が今年もやってきたんですな。
「アンタはそろそろ飲み過ぎを卒業しなさい。」
「ゴメン、その卒業だけは出来ない男だから」

さて、今日の一枚は、アーチー・シェップです。
このアルバムは、昔はほとんど聴かない一枚でありました。
理由は前衛云々ではなく、シェップの音質にありました。どうにも僕の耳には彼のテナーが「金属音過ぎて嫌だ」との印象があったんです。

これは曲調から来ているイメージでしか無かったのだと思いますが、でも、前にも言いましたかね、マックス・ローチの「FORCE」を初めて自由が丘の『アルフィー』で聴いたとき、シェップに少しだけ魅力を感じてしまったという経験があります。
以降、「毛嫌いするのは止めよう」と誓ったのですが・・・・それでもねぇ(笑)

しかし、加齢とは、悪い事ばかりでもありません。花粉症も年々柔らいでますし、このアルバムも聴ける耳になってきました。
「フリーったって、そんなメチャクチャじゃねぇじゃん」
なんてね。

STEAM / ARCHIE SHEPP
1976年5月録音
ARCHIE SHEPP(ts,p) CAMERON BROWN(b) BEAVER HARRIS(ds)

1.A MESSAGE FROM TRANE
2.SOLITUDE
3.INVITATION
4.AH-LEN-CHA
5.STEAM
6.52ND STREET THEME