JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

「年の差メル友」に教えられ

2012年08月07日 | a-c

「立秋?嘘でしょ」って感じで、ほんとにまぁ、暑い日が続きます。
そんな中、今日は風があって、そこそこ過ごしやすいようにも思う・・・でもね、連日猛暑日に苦しんでいる地域の方には申し訳ありませんけど
「暑いのは暑いんじゃ!ちゅうの」(笑)

連日テレビを点ければオリンピック、オリンピック、いやもちろん各競技とも活躍めざましく、その感動は私にも伝わってきますし、「よっしゃあ!」との活力にもなるんでありますが、日曜日なんか一日を通して何十回も(大げさですけど)同じものを見せられるとねぇ、母なんざぁ「もういい」
・・・・・・・いやいや、もちろん誠心誠意頑張っている代表選手になんの文句もありませんよ。「頑張れ日本!」の心は変わらんのでありますけど、オリンピックに目が行くスキに、例えば、国会やら東電やらナンタラカンタラやら、どさくさにまぎれて好き勝手する輩もいないとも限らない、報道たる者、そこらあたりにもどうぞ気を付けていただきますようお願いしたいと思うのであります。

だからというわけではないんですが、日曜日の晩は昔で言うところの教育テレビ、今は『Eテレ』って言うんですか?(まっ何でもいいんですが)で放送になったETV特集『福島のメル友へ 長崎の被爆者より』という番組を見ました。

長崎で被爆した廣瀬方人さん(82才)と、昨年修学旅行で同地を訪れ、彼に出会った福島の女子高生、佐藤木綿子さんとのメールでの交流を捉えたドキュメントであります。

二人は、何気ないメールのやり取りの中で、本音を打ち明けられる・・・そう年代を超えた友のようになっていきます。

放射能汚染の不安を素直に打ち明ける木綿子さん、そして、高校3年生の彼女に妻の介護の心情を吐露するほど心を打ち明けた、15歳で被爆し、50年以上原爆の恐ろしさを訴えてきた方人さん、二人の本音が私にオリンピックとはまた違った感動を与えてくれたと同時に、大なり小なり被爆者であろう私の意識の薄さに反省させられる想いでこの番組を見ました。

「放射能の恐ろしさを身を持って体験したはずなのに、それは『原爆』という兵器に対するものであって、『原発』という平和利用には何の疑いも無しに来た自分がいた」とおっしゃる廣瀬方人さん
「今、福島の若者に自分が何を出来るのか?」
82才のおじいちゃんがそんな事を考えるんですよ・・・・
本当に自分が恥ずかしい想いです。

うまく書けませんが、放射能の恐怖を知る方人さんと同じ被爆者である長崎の方々、今後それを抱えるであろう木綿子さんとその友人達、本音で語れる『年の差メル友』が、何かを成し遂げようとする力強い歩みと、反する現実の厳しさを、是非ともみなさんにも見ていただきたい。

8月12日(日) 午前0時50分に再放送があるようです。よろしければご覧あれ。

とはいえ、反省しながらも脳天気な私は、こんなもんをつまみに飲みながらこの番組を見ておりました。『料理当番、本日の一品』です。

鶏焼き二品盛り、鶏もも肉のカレー風味焼きと鶏軟骨のネギ塩焼きです。ビールには最適、ワインでもイイかな?と言いつつ、これで日本酒って・・・・邪道?

さて、今日の一枚は、ジョージ・ブライスです。

以前も言いましたが、私はこの人嫌いです。(笑)
そもそもですね。多楽器を同時にならすって・・・どうなの?
例えばですよ。
多くの女性にそれぞれの魅力があって、それぞれに「惚れてまうやろ」ってんでね。まぁまぁまぁまぁ、二、三人ついつい同時進行のお付き合いをしてしまうとか、はたまた、本命がありながらもついついつまみ食いしてしまうとか、そんなことはあるとしてもですよ。(けして弁明ではありません。)それをア~タ同時に鳴らすって、ねぇ。
えっ?ちょっと主旨が違う?あれ?(笑)

ともかくです。テクニックはどうなのかはしりませんけど、私としては生理的に合わんのです。ブカブカ言ってるだけに聞こえてきてしまう。
ならば、「レコードなんぞ買うな!しかも紹介するって、どうなのよ」ちゅう話なんでありますが・・・・・・ともかく、「持ってるんだから紹介してもイイでしょ」ってぇな開き直りです。

私にとってこのブルーノート盤は、グラント・グリーンに一部の安らぎを得ながら聴く、そんな一枚です。ジョージ・ブライスファンの方、誠に申し訳ありません。

SOUL STREAM  / GEORGE BRAITH
1963年12月16日録音
GEORGE BRAITH(ss,ts,stritch) GRANT GREEN(g) BILLY GARDNER(org) HUCH WALKER(ds)

1.THE MAN I LOVE
2.OUTSIDE AROUND THE CORNER
3.SOUL STREAM
4.BOOP BOP BING BASH
5.BILLY TOLD
6.JO ANNE