JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

谷、ケイ、ニコルズ、連想ゲーム

2010年09月12日 | m-o

このあたりはちょうど前線上なんでしょうね、雨が降ったり太陽が顔を出したり、気温は高くないもののちょっと身体を動かすとジトッと不快指数が上がるような・・・・・・秋と夏とのせめぎ合いが上空で繰り広げられたようなそんな日曜日でした。

「がちょ~~ん」谷啓さんがお亡くなりになりましたねぇ、クレージーキャッツのメンバーもこれで犬塚弘さん、桜井センリさん・・・・ご存命なのはこのお二人だけになったのでしょうか?
私なんかは、クレージーキャッツ、ドリフターズ、ちょうどその狭間の世代ではありますが、『シャボン玉ホリデイ』はじめ多くの番組で彼らに楽しませていただいたわけで、じつに残念な思いです。

クレージーキャッツのメンバーそれぞれがそうであったように、谷啓さんもまたイッパシのミュージシャン、昨年活動を終えたシャープス&フラッツの人気トロンボーン奏者としても、フランキー堺とシティ・スリッカーズでも活躍され、コメディアンとしてはもちろん、ジャズトロンボーン奏者としても一流であったことを忘れちゃいけませんよね。

そんなこんなで、谷啓の名前の元となったダニー・ケイ、彼が主演した『五つの銅貨』を、先ほどまで見ていました。(どうせならクレージーキャッツの映画を見りゃいいんですけど、持ってないから)
ご存じレッド・ニコルズの伝記でありますが、良いですねぇ、ちょっと酔っぱらって見るには最高の映画じゃないでしょうか。(笑)

そういえば昔、家族揃ってこの映画を見たことがありました。
家族の中で最大の権力者から「この映画なら見ても良い」という承諾を得たからでしたが、子供たちも飽きもせず最後まで付き合ってくれた事を思い出します。娘が「THE FIVE PENNIES」を鼻歌で歌ったりして・・・・・
「うんうん、あの頃は良い子達だったよなぁ・・・」
なんて、再度ダニー・ケイの「THE FIVE PENNIES」を今度はCDで聴いたりしてしました。
やだねぇ年寄りは(笑)

ともかく、そんな事を思い出させてくれた谷啓さんの訃報ではありましたが、あらためてご冥福をお祈りいたします。

では、恒例の『料理当番、本日の一品』です。

今日は煮物もいける気温でしたので、得意のチキンのトマトソース煮を作りました。味?これだけは自信があります。(笑)

もう一品は、先日いつものバーのママにいただいたかまぼこがまだ少し残っていたので、かまぼことキュウリと長ネギのぬたもどきサラダです。
こちらは、思いのほか母には好評でした。

さて、今日の一枚は、話の流れでレッド・ニコルズです。
もちろん、私の趣味範疇外ですから、私が持っている唯一のRED NICHOLS AND HIS FIVE PENNIESの音源ということになります。(3曲だけってぇのもひどいもんですが)

いわゆるぞくに言うところのジャズ史上では、「ニューオリンズ、シカゴからスイングへと進み行く合間のジャズ」という位置づけになるんでしょうか、

私にとっては、ニコルズがどうだとか、メンバーがどうだとか、「8人もいるのにファイブとは何事じゃ!」とか、そんなんはどうでも良いんでありまして、素直にその時代の白人ジャズとして、ほとにたま~~に聴く音源、というだけになっています。(3曲だけですしね。)

それでもこうして聴いてみると、じつに楽しい気分になるのは時代を超えた魅力なんでありましょうか・・・・ね。

RED NICHOLS AND HIS FIVE PENNIES Vol.2
1928年2月録音
RED NICHOLS(cor) MIFF MOLE(tb) DUDLEY FOSDICK, BILL TRONE(mellophone) FUD LIVINGSTON(cl,ts) LENNY HAYTON(p) CARL KRESS(g) VIC BERTON(ds)

1.NOBODY'S SWEETHEART
2.NOBODY'S SWEETHEART(alt)
3.MY GAL SAL