仕事の夏休み中の一週間、今年の夏は前半が広島、福山、尾道、しまなみ瀬戸内海を旅したのだが、明日からは信州へ一泊旅行の予定だ。
その間の二日間は、昨日一日が孫とのプールで、背中や肩が痛くなるほど日焼けしてしまうほど、約6時間強も流水プールを中心に遊び、付き合ったのだ。
今日は、昼から「夏の芸術鑑賞の半日」として、京都は三条高倉にある「京都文化博物館」へ、まずは「藤城清治・光と影の世界展」を観に行った。
もうずいぶん前になったが、版画のような「イエスキリスト」を表紙に描いた「藤城清治」さんの絵本を見て、衝撃的な出会いをした画家のひとりであった。
それ以来、多くの影絵的作品に触れることがあって、着々と多くの作品を生み出すパワーと細かい表現方法を積み重ねた「藤城作品」の魅力は十分感じていた。
今回の「光と影の世界展」は、既に80歳を超えてなお活動されている「藤城画伯」の最後の大掛かりな個人的作品展示会となるであろう感じだったので、じっくりと展示されている230点あまりの作品を時間の許す限り見た。
夏休みとあって、子どもたちもたくさん来場していたが、女性たちの来場、関心が深い印象が強かった。
ひとつ、ひとつの作品がなんともロマンチックなイメージの「こびと」や「どうぶつ」たちが主人公になっているようで、繊細な作風なのだが、とっても明るく夢がある作品が多く、暑さを忘れて、希望と夢を抱かせてくれる素晴らしい世界に誇ることの出来る「藤城ワールド」が続いていた。
小学低学年のこどもたちも、両サイドの鏡と作品の下にある水によって映し出される無限の「藤城作品」の世界に興じているようで、たとえば鏡の奥の観覧車の数を頭を突っ込んで数えている少年までいた。
ほんとうに根気良く何度もデッサンされた作品の下絵から、何度もなんども細かな切り絵を作っては貼りあわせたり、奥行きのある描き方にするための重ね画的手法も取り入れられていた。
有名な「ブルーメンの音楽隊」や「角笛と少年」などの作品だけでなく、多くの童話、民話、そして京都の著名な観光名所も藤城先生の手で作品として輝いていた。
その中で、あの一世を風靡したキャラクターであった「ケロヨン」と称されたカエルが、藤城作品であることを改めて知ったし、彼は約十年間はケロヨンをはじめとしたヌイグルミ劇や表現に没頭していた時期があり、影絵作品の「空白の10年」だったらしい。
2時間以上の鑑賞時間を費やして、じっくりと楽しんだ後、同志社今出川キャンパスの元学生会館あとに建てられた「寒梅館」のホールで、同志社大学と信州大学の男性ばっかりのコーラス部である「ジョイントグリークラブ」の演奏を聴いたのである。
同志社のグリーは100年以上の伝統あるクラブだが、現在の団員は30名ほどで少なくなっていたが、ここ数年の交流が続いている長野県松本市からやってきた信州大学のグリークラブは50名近くいて、ジョイントコンサートとして、各々の得意な数曲を歌った後の、ジョイント演奏はやはり圧巻であった。
アンコール曲を二曲演奏した後のホールロビーで、再び三曲を熱唱した迫力は、さすが学生男性合唱団という力強いものであった。
その間の二日間は、昨日一日が孫とのプールで、背中や肩が痛くなるほど日焼けしてしまうほど、約6時間強も流水プールを中心に遊び、付き合ったのだ。
今日は、昼から「夏の芸術鑑賞の半日」として、京都は三条高倉にある「京都文化博物館」へ、まずは「藤城清治・光と影の世界展」を観に行った。
もうずいぶん前になったが、版画のような「イエスキリスト」を表紙に描いた「藤城清治」さんの絵本を見て、衝撃的な出会いをした画家のひとりであった。
それ以来、多くの影絵的作品に触れることがあって、着々と多くの作品を生み出すパワーと細かい表現方法を積み重ねた「藤城作品」の魅力は十分感じていた。
今回の「光と影の世界展」は、既に80歳を超えてなお活動されている「藤城画伯」の最後の大掛かりな個人的作品展示会となるであろう感じだったので、じっくりと展示されている230点あまりの作品を時間の許す限り見た。
夏休みとあって、子どもたちもたくさん来場していたが、女性たちの来場、関心が深い印象が強かった。
ひとつ、ひとつの作品がなんともロマンチックなイメージの「こびと」や「どうぶつ」たちが主人公になっているようで、繊細な作風なのだが、とっても明るく夢がある作品が多く、暑さを忘れて、希望と夢を抱かせてくれる素晴らしい世界に誇ることの出来る「藤城ワールド」が続いていた。
小学低学年のこどもたちも、両サイドの鏡と作品の下にある水によって映し出される無限の「藤城作品」の世界に興じているようで、たとえば鏡の奥の観覧車の数を頭を突っ込んで数えている少年までいた。
ほんとうに根気良く何度もデッサンされた作品の下絵から、何度もなんども細かな切り絵を作っては貼りあわせたり、奥行きのある描き方にするための重ね画的手法も取り入れられていた。
有名な「ブルーメンの音楽隊」や「角笛と少年」などの作品だけでなく、多くの童話、民話、そして京都の著名な観光名所も藤城先生の手で作品として輝いていた。
その中で、あの一世を風靡したキャラクターであった「ケロヨン」と称されたカエルが、藤城作品であることを改めて知ったし、彼は約十年間はケロヨンをはじめとしたヌイグルミ劇や表現に没頭していた時期があり、影絵作品の「空白の10年」だったらしい。
2時間以上の鑑賞時間を費やして、じっくりと楽しんだ後、同志社今出川キャンパスの元学生会館あとに建てられた「寒梅館」のホールで、同志社大学と信州大学の男性ばっかりのコーラス部である「ジョイントグリークラブ」の演奏を聴いたのである。
同志社のグリーは100年以上の伝統あるクラブだが、現在の団員は30名ほどで少なくなっていたが、ここ数年の交流が続いている長野県松本市からやってきた信州大学のグリークラブは50名近くいて、ジョイントコンサートとして、各々の得意な数曲を歌った後の、ジョイント演奏はやはり圧巻であった。
アンコール曲を二曲演奏した後のホールロビーで、再び三曲を熱唱した迫力は、さすが学生男性合唱団という力強いものであった。