ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

上高地で偶然知人と出会う。

2009年08月20日 | ガリバー旅行記
 朝早く自宅を出て、ちょっぴり夏休みを満喫しようと、信州、黒部への一泊二日のバスツアーに参加した。

 高速道路を乗り継いで走り抜けて、岐阜県の高山から長野県の上高地の名高い大正池へと向かった。

 夏の暑さを少しでも回避して、涼しくて快適な信州の名所のひとつである、上高地の大正池湖畔を河童橋を目指して家人と歩いていると、反対方向からやって来た知人夫妻に全く偶然に出会ったのだった。

 京都の自宅から500キロ近く離れた見知らぬ土地で、いくら大勢の人が来る観光地とはいえ、同じ地域の市役所で働いている職員のひとりで、懇意にしていた課長さんに、こんな場所で偶然会うなんて驚きであった。

 まだ京都は日中は30℃を超す暑さの真夏なのに、上高地は涼しくて、23、24℃の快適な気温の中を歩き、大正池や梓川の流氷は、さらに冷たく10℃位の水温で、途中の岸辺で手を入れると、とても気持ちよい憩いとなった。

信州で偶然に出会った市職員の彼には、実は三日前に私が広島の旅から自宅に帰る途中のJR電車の車中でも会っていたので、さらに驚いたのであった。この時は私は声もかけずに確認しただけで降車したので、彼は気づいてはいなかったかもしれない。

この「偶然と思う」出会いについて、実は私が敬愛する歴史地理学の名誉教授の先生の名言だが、「それは偶然ではなく、歴史的必然性の出会い」ということになるのだろうか?

ともかく驚きの出会いもあったが、清清しい信州の涼しい風に包まれて、のんびりと散策できた半日に感謝しながら、明日は黒部ダムを見に行く予定なので、ぼちぼち休むことにする。

いろんな「出会い」や「出来事」に私たちは遭遇するのだが、先生の言われる「歴史的必然性」を信じながら、楽しい旅を続けたいものである。

 皆さんも、決して「偶然ではない」出会いや出来事に端を発しての「縁」や「きっかけ」が実を結んで、今良き伴侶を得て幸せな生活をされていたり、友人、知人、恋人との出会いを楽しんでおられることも多いのではないだろうか。

 私たちの勝手な思い込みだけで「偶然」なんて思っている「出会い」や「出来事」が、大きな力や意思で結実した「歴史的必然性」に富んだことであったとすれば、より感謝と共に大切に「その方」や「その出来事」と共に歩まねばならないと思うのである。

 私にとって、将来の「何か」を連想させてくれる「出来事」だったかもしれない「出会い」を決して「偶然」と思うのではなく「大切な出会い」として記憶しておこうと思ったのである。
コメント (1)
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