ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

明日は広島。

2009年08月14日 | ガリバー旅行記
 お盆休みも早やUターンラッシュが始まったとテレビは伝えている。

 甲子園球児たちの熱戦もたけなわで、今日は近畿勢同士の和歌山智弁学園が初出場の滋賀学園を破った。

 暑さはちょつと油断していると熱中症になってしまうほどの気温は35度前後を行ったりきたりである。

 私もご他聞に漏れず、『夏休み』をとった。

 しかし、今夏に計画していた「モンゴル縦断の旅」は、バイカル湖周辺のブリヤートモンゴルへ行くためには、ロシアのビザが必要ということで、田舎町のホテルの予約と共に、個人旅行の手配は難しく、今回は延期することとなった。

 そこで予定より一週間遅れての「盆休み」をとって、広島、福山方面に一人旅をすることとなった。

 戦後64年経った今夏の終戦記念日、つまり明日8月15日を広島で過ごそうと想いたったのである。

 深い意味はないが、私たち戦後生まれの団塊の世代にとって、還暦を過ぎて健康にいきいきと暮らせることの感謝と共に、日本の昭和史に大きな汚点と反省点を残すこととなった「大東亜戦争」と位置づけた『日中戦争」から始まり、太平洋戦争とした敗北した「第二次世界大戦」の国内では最大の焼土と化した、世界初の原爆に見舞われた「広島」を思うことで、いろいろな「いのち」と「戦争」の現実を考えたいと思ったのである。

 しかし、いざ出発となると、「広島」の魅力は、決して「原爆ドーム」を象徴とする平和記念公園だけでなく、牡蠣や広島焼きなどの食べ物や県立美術館やアートな美術館めぐりも魅力だし、世界遺産に指定された「安芸の宮島」も観光地として有名である。

 特別な目的はないのだが、ふらっと「広島」を訪れてみて、風の吹くまま、気の向くまま一人で歩いてみようと考えている。

 夜行バスで早朝に広島に着いてから丸一日とちょっと、どんな広島を体験できるだろうかと、わくわくしているのだが、京都への帰路には小学時代からの友人を福山に訪ねて、出会ってからのお互いの50年をゆっくり語り明かそうと願っている。

 一昨年の冬に亡くなってしまった親友の愛妻の追悼の気持ちもゆっくりと示しつつ、お互いのこれからの「余生」いや、これからの「活躍」を期したいと思うのである。

 小学生時代から中学校に至る数年間は、お互いに性格は異なっていても、何かとライバル視した面もあったり、全く違った考え方で議論したこともあったが、もうこの歳になったら、遠慮なくお互いの胸のうちを語りながら、あまり飲めないのだが、ちょっと一杯できるのではないだろうか。

 広島の旅は、私にとっての「お盆」、父や友人、先輩、知人たちの先に逝った人たちを想う時でもあるが、残されし元気で生き続けている私たちの「成すべきこと」、または「なせること」を確認する機会となるように想うのである。

 明日は「広島」、さて今から出発しよう。何が待っているか、とっても楽しみである。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする