ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

総選挙・長すぎた序章!

2009年08月18日 | 日本の課題
 いよいよ衆議院総選挙が公示され、現在の定数は300小選挙区と11の地域ブロックでの比例代表をあわせて、480議席の新しい衆議院議員、別の名を「代議士」を選出する国民の権利と義務である、大切な国政選挙が始まった。

 昨年9月に「選挙管理内閣」とまで称されて自民党の総裁となった「麻生太郎」首相の下、ほぼ一年近く、「解散・総選挙」が取りざたされた挙句の、初の「八月総選挙」として幕が切って落とされたのである。

 一年近くにわたって、「私の責任で行う」と常に語っていた「麻生総理」にとっては、もう後がない相撲で言えば「徳だわら」に足がかかった「背水の陣」での解散・総選挙となった。

 ともかく、国民、有権者の多くは、いつ解散・総選挙があっても可笑しくないというムードのマスコミ報道を見聞きしながら、なんと約一年近く待たされたわけだから、もう少々飽きたような白けムードも伴っているのではないだろうか。

 その上、解散から総選挙の投票日の8月30日まで、たっぷり40日もあるわけで、よく政治家たちが言う「政治の空白を作らない」なんて話が「眉唾物」であったことがよく分かる「無責任な選挙」となったのである。

 今回の選挙は小選挙区、比例代表制となって以来、初めて「政権選択」を自民党と民主党が争うという「二大政党政治」の醍醐味を感じさせる「総選挙」となるであろう。

 テレビマスコミだけでなく、いつもの「総選挙当落予想」を展開する週刊誌などによれば、驚くなかれ、とんでもない民主党の地すべり的勝利の予想が掲載されていたりして驚いてしまうほどである。

 民主党がなんと300議席を越えて、自民党はわずか50議席を下回るという、大胆予測まで飛び出していて、党関係者や候補者たち周辺では、「厳しい選挙」というムードを通り越して、「如何に負けるか」といった「あきらめムード」もあるとしている。

 しかし、国民、有権者たちは、今日から12日間の「選挙運動期間」内の明日からの事前投票と8月30日の「投票日」投票で、小選挙区立候補者と比例代表区の政党を選択すればいいので、まだ時間はあるのである。

 総選挙の公示がされて、各立候補者をはじめ政党、選挙事務所関係のインターネットのホームページやブログなどの書き込みや選挙運動につながる利用は、いまだ禁止されているので、ほとんどの有権者は生の選挙運動や主張を見たり聞いたりするには、街頭演説や演説会などしかないのである。

 「マニフェスト選挙」と言われて久しいが、「政党マニフェスト」よりも、候補者個人の主張と人柄などの情報の方が大切なのだが、ほとんど観たり聞いたりできないまま、投票する候補者を決めざるを得ない状態となっていると思う。

 皆さん、総選挙の際には必ず「最高裁判所裁判官審査」も行わるのだが、いつも一番初めに記載された裁判官に×が多くなるだけで、ほとんどの人が記載しないために、「罷免される」ことはないのだ。

 制度だけが一人歩きしている感の強い、この審査方法以外に、評価する方法はないのだろうか。

 
コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする