ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

花火の季節

2009年08月05日 | 季節の話題
 関西地方も、やっと梅雨明けして本格的な猛暑の季節が到来した。

 昨日、今日と気温も最高36度にも上がって、外歩きの営業マンにとっては、ほんと水分補給を忘れると、すぐにでも熱射病で倒れそうな昼下がりとなっている。

 そんな昨今ですが、八月のシーズンは、この暑さを吹き飛ばすような「花火大会」のシーズンでもあります。

 しかし近畿地方だけではないと思いますが、各地の「花火大会の中止」のニュースが伝わってくる中、全国的にも有名な「PL花火」が8月1日に予定通り開催されたようです。

 数年前には、私の老いた母がお世話になっていた老人施設の屋上から、この「PLの花火」を見ましたが、遠くに見事に描かれた菊の花やナイアガラの滝など、数え切れない美しい花火が、だいぶ経って伝わってくる轟音と共に、夏の夜空で楽しませてくれました。

 今年も忘れていたのですが、親戚の女性から私の妻の母、つまり大阪のおばぁちゃんとこに電話したのだが、出ないので心配なので、どういう事情かなとの電話でした。

 しばらくして本人に確かめる電話をしたところ、実家の古い二階建てではなく、向かい側にある、妻の弟が所有するマンションの部屋からみんなで「花火」を見ていたのだとわかりました。

 健康で平和であることの象徴のような「夏の花火」ですが、西日本一と称されるPLの花火でもバブル経済時期と比べれば、打ち上げられた花火の数は減って、約二万本だったと言われています。

 私の住まう京田辺では、京都のお盆の送り火の日、つまり8月16日に開催されていた木津川西沿岸付近での「納涼花火」が縁日の列と共に数年前から無くなってしまい、とってもさびしい限りです。

 規模や大きさはともかくとして、お盆前後に開催される、夏の風物詩のひとつである「花火大会」が各地から徐々に減ってしまうのは残念でなりません。

 確かに地域経済に支えられてスポーンサーになってくれる商店、企業がにっちもさっちも行かないご時勢では、賛助金や寄付が集まりにくいのは否めないと思いますが、地域経済の活性化のためには、少々の赤字は覚悟でも、夏の風物詩でもあり、元気の源のひとつとなる「花火大会」は、小規模になっても継続してほしいものです。

 これから近畿地方では、琵琶湖の花火、宇治の花火、平成淀川花火大会と続きますが、ぜひひとつは会場に行って、遠くからではなくてまじかに「元気な花火」を観たいなと思っています。

 やっぱり「夏の花火」がなくては元気が出ませんが、私自身は、加藤登紀子さんの曲にもある「冬の花火」も、いつか観てみたいと密かに願望を持っていて、寒空に亡くなった人や遠い思い出を回想できるような、冬の花火も素敵ではないかと思っています。

 経済が低迷し、暑さが増す今夏こそ、元気をくれる「夏恒例の花火」で、景気づいて健康で明るい日々を送りたいものです。
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