ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「一期一会」って・・・?

2005年10月24日 | ちょっと可笑しいよ
 

 昔から学生時代も社会人になっても、今まで出会った多くの人が「一期一会」を語り、また芸能人も自分の好きな名文句として「一期一会」を上げる人が多いのである。

 確かに人としてこの世に生まれ、長い一生の中で「一期一会」と言わざるを得ない様な出逢いはあるものだと思うが、誰もがあまりに簡単に語るほど、決定的な「一期一会」と言う「出逢い」はなかなかないものではないだろうか。
 
 だけど他人は「一期一会」を大好きな言葉として語り、名文句として紹介したりするのは、逆に本当に「一期一会」と言うにふさわしい「出逢い」を経験することが非常に少ないことの証明でもあるのであろう。

 果たして皆さんにとって、恋人、彼女、彼氏との「出逢い」が、また現在の伴侶である「妻」や「夫」との「出逢い」が「一期一会」と言うにふさわしい「出逢い」であったかどうか、しっかり検証するか、心に素直に問うてみる必要があるのではないでしょうか。

 かつては「一期一会」と信じていた、他人との出逢いが、ちょっとした行き違いや誤解から、全く信じられない「絶交」や「音信不通」「会いたくない」関係となってはいないだろうか。

 人は、その時、その瞬間、またはその頃、その時期の精神状態や利害、立場から、とってもその「出逢い」を素晴らしい出逢いとして「一期一会」と言う言葉にふさわしい人生最高の出逢いとして思っているだけなのかも知れない。

 しばらくの時間、時が経過したり、自分の立場や関わり方、利害が変化すると共に。その人との「出逢い」が普通の出会いのひとつになってしまっていて、まさか「一期一会」とは言わない関係になってしまう場合も多くあるものである。

 私は軽はずみに「一期一会」を語るのではなく、長くて短い?人生の終盤において、じっくりと自分の人生行路を振り返った時に、本当の「一期一会」だった人との関係の大切さや重要さに気づくのではないかと思っているのである。

 人生の第三コーナーから第四コーナーにさしかかる終盤においての、新たな出逢いも楽しみたいとも思うが、今までに出会った大切な「一期一会」と思える友人、知人、尊敬できる人々とのコミュニケーションを大事にしたいと思うのである。

 実は、昨日が妻の誕生日であったが、お互いのスケジュールが合わないために、一日遅れたが、「祝、誕生日ディナー」を今晩共にしたのである。

 たぶん妻との出逢いが、私にとっての「一期一会」の代表だと言えるような人生の終盤を、楽しく喜びと同志としての伴侶を慈しみながら生きて行きたいものだと、珍しく真剣に考えてみた次第である。お粗末さまでした。

 皆さんにとっての「一期一会」をこの際、じっくり考えてみては如何でしょうか。


 
コメント (1)
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