「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

また サクラサク

2014年03月13日 | 日記


可愛い袋を見つけたので、お菓子を入れてお土産に。

これからはこのように、
きれいな桜の花のパッケージで、季節のお菓子が出回りますね。

今年二度目の「サクラサク」です。
こんな言葉も携帯メールですぐ知らせることができる昨今には、
古めかしい言葉になってしまったのでしょうか。

大学受験に挑戦していた姪から、それこそ「ライン」で、
「今発表を見に来てます。合格しましたしました!」と、
喜びの第一報が入りました。

去年大学を卒業したのですが、どうしても好きな音楽への夢が捨てきれずに、
また今年その道の大学を受けました。

勉強の費用のためのアルバイトをしているというので、
「割の良いバイト先になってあげますよ」と、
伯母としてちょっと協力してきたのですが。
「本当にありがとうございます。
お世話になったことがむだにならなくてよかったです」
そんな弾んだ、はじけるような喜びの声を聴きながら、
発表までの数日、気をもんでいたのでほっとしました。

一緒に夢を見させてもらった一年間、
一緒に頑張ったような気になっていました。

おめでとう~!



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フキノトウと鉛温泉

2014年03月12日 | 日記

永楽了全 交趾写蕗の薹香合
(クレマンソー・コレクションより)


昨日いらした方からお土産にと、フキノトウを頂いた。
フキノトウの摘める場所に暮らしていらっしゃる。
羨ましい限りだ。

フキリトウというととても懐かしい思い出がよみがえる。

もう7~8年前になるだろうか。
母を連れて岩手県の鉛温泉に行った。
友達との旅行だったが、皆が、
「お母さんもつれていらっしゃいよ」と。
確かに母を連れて行けば、留守中のことも心配ないし、
そのころはまだ母も元気で、喜んでついてきた。

湯治場にもなるその温泉では、親友おすすめの素朴な旅館に滞在。
どうやら、隣にはちゃんとした旅館の棟もあるようだったが、
敢えて、湯治できる方を選んで、数日滞在することにしたた。
体に良い温泉がかけ流しであった。
その友が以前けがをして体調を崩したときに、湯治生活をしてとてもよかったので、
仲間でまた行こうと言うことになったのだ。

そこにいるだけでも十分のんびりしてよいのだが、
せっかくだからと、そこを拠点として、観光地も何件か回った。
何しろ宮沢賢治ゆかりの地。見るところはたくさんあった。
一泊二食付きで4500円の宿で、
「これなら、年金で一か月くらいここで生活ができるね」と、
将来のプランの一つにもなると、全員で納得した数日間の滞在だった。

最終日は早起きをして付近をす少しぶらぶらと散策した。
まだところどころに雪の残る北国の早春。
そこここに蕗の薹が顔を出していた。
とても嬉しくて、宝物を拾うようにして積んだ。

今にしてみると、母にとっては最期の長旅になった。
持ち帰った蕗の薹は、ほんの少しだけれど、てんぷらにして大事に頂いたとおもう。

また偶然なことに、前日この鉛温泉の旅館を、ある番組で取り上げていた。
懐かしいお温泉を見ながら、「ここだ」と思ったばかり。
その翌日に蕗の薹をいただくなんて、嬉しい偶然だ。

昨日は天ぷらではなくて、さっと炒めていただいた。
ほろ苦さが、春を運んできた。




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梨花一枝春 震災から三年が過ぎました

2014年03月11日 | お茶三昧



≪梨花一枝春≫

これは白楽天の『長恨歌』に「玉容寂寞涙闌干、梨花一枝春帶雨。」
(玉容寂寞として涙闌干、梨花一枝春、雨を帯ぶ。)

楊貴妃の美しさを春雨に濡れる梨の花になぞらえた歌ということですが、
初めの五字を取って、春の訪れを味わうことが多いですね。

私はこの色紙を特に別の想いも込めて掛けています。

今日は震災から三年目の春を迎えました。

私には郷里が福島という友人がいます。
あの原発事故で帰れなくなった地域で、梨園をしていました。
とても見事な、おいしい梨を作られて、私も毎年楽しみにいただきました。
母も、美味しいからと親戚に届けたりもしていました。

でも震災のその日からそこは帰る事のできない場所になりました。
それは友人の人生と人生観を変えてしまうほどのの重さを持っていました。

リタイヤしたら、あそこに帰って、実家のそばに小さな家を建てて、
のんびりとくらしたい・・・そんな夢を奪ってしまったのです。

今は仮設住宅で暮らすご両親の下を頻繁に訪れながら、
新しい夢をきっと模索しながらの生活だと思います。

手入もできない、誰も訪れることのなくなった梨園にも、
それでもきっと、一枝の春が訪れていることを願いつつ掛けています。



追悼の祈りを込めて、「木魚」の香合を床に飾りました。


午後からは、友人の先生かがいらして、
ともにお点前をしあって、楽しみながらの研究会です。
今日は一時、私の思いにお付き合いいただこうと思います。





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源平咲きの椿

2014年03月10日 | 日記


今日は久々の休日。
予約をしていた美容院へ伸びた襟足をカットしに。
前日に予約をしておくのは、当日になって、
寒さや朝の気分次第で、気持ちが折れないためです。
でももうタイムリミトなので、何が何でもと午前中に出かけてきました。

頭がさっぱりとしたところで、和菓子屋さんにより、
今週の稽古用のお菓子の調達をしました。
来週の分は、より新鮮なものが良いので、新しいものを宅配便で送ってもらうことに。
季節限定のお菓子を予約して、
すっと先の方の稽古日に合わせて送ってもらうことは時々します。
時間がなくて買いに行けなくても、ちゃんと届きますから安心です。

帰りの道すがら目にした椿。
きれいだなあと眺めていたら、中にちらほら違う色の花が。



こういうのを「源平咲き」といいますね。
梅や桃などにもよく見られますけれど。
遺伝子の異常ということですが、一代限りで、
この花の種を植えても同じにはならないと。

一本の植物に2種類以上の遺伝子のある物を、植物学では「キメラ 」と呼ぶそうです。

そういえば、先日のテレビ番組で人に現れた「キメラ」の話をみましたっけ。
実際に自分が産んだ子供が、遺伝子が違っていたという。
それが、キメラであることがわかって、無事親子関係が証明されたという話です。

そんな話題を耳にした後にすぐ「源平咲き」を見つけるなんて、
偶然とはいえ面白いです。
遺伝子ではないけれど、人の知識も、
こうやって鎖のようにつながって認識されるのかもしれませんね。
つながるための突起はいつもたくさん持っていたいですね。

昨日に続いて椿の話でした。



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茶花大事典が届きました

2014年03月09日 | お茶三昧


「茶花大辞典」が手元に届きました。
去年研究会で発売を紹介され、どうしようかと考えていたのですが。

「今までのものより内容が充実」とか「これさえあれば・・」
などの、様々なうたい文句に心動かされ、
さらに、
「今予約してお求めになると、消費税が上がってからの発売後よりずっとお得」
と聞かされて、ますます心動かされ。
きっと後になってほしくなるだろうと思い、
さらに紆余曲折を経て、私のもとにずしりと届きました。

上下二巻の分冊ですが、それでもかなり重いです。
一冊にまとめられていたら、これからますます非力になる私には、
取り上げることすら、大変になりそうでしたので助かります。

是非ともこれからのお茶人生に役立てたいと思いますが、
早速今日、必要を感じて眺めるチャンスがありました。


頂いた椿の花の今朝の姿です。
床の椿はつぼみが良いとされますが、
時間を追ってほころんで行く姿を眺めるのも、本当に楽しいものです。
今日中には開くかしらと楽しみに、お稽古を始めました。


夕方お稽古が終わる頃にはこんな姿に開きました。

椿は種類も多くてなかなか名前が特定できませんね。
この椿は頂くときに「わびすけ」と伺いました。
丁度この大事典には、椿の種類に多くのページをさいていたので、
花と写真を見比べながら、との花に近いかしらとしばらく眺めることができました。

当の椿は名前などどうでもよいでしょうというように、
今一番美しい姿で咲いているだけですが。

花を落としてしまうまで、あとどのくらい楽しめるのでしょうか。



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宝尽くし文様の「オクラ」は?

2014年03月08日 | お茶三昧



「このオクラみたいな模様は何ですか」

お稽古で、お茶碗を拝見しながらこんな質問が。
宝尽くしのお茶碗でみつけたそぼくな疑問に、
「おめでたい食べ物でしょうね」などというあいまいなものではなく、
私も正しく答えてあげなくてはと、ちょっと調べてみました。



「オクラ」といったのはこの模様ですね。
これは、「丁子」(ちょうじ)という南洋の果物(クローブ)だそうです。
平安時代、絹等と共に日本にもたらされ、
貴重な薬であり、乾燥させたつぼみは香料に、
そして染料としても使われると。
香辛料として、漢方薬として名前は聞きますね。

模様の表すおめでたい意味は、「夫婦円満・健康・長寿」ということです。



ネットで見つけたイメージ画像ですが、
こんな風に着物の柄になっていることもありますね。
和装小物ではおなじみの文様です。

なんとなくわかっているように思えるので、
なかなか改めて、一つ一つの意味をよく調べようとは思わなかったのですが、
稽古中の疑問は徹底解明するのが主義なので、良い機会をもらいました。

これで、「オクラのようなもの」の疑問も解決です。
ついでに、もしや親戚かも・・と丁子とオクラのつながりも調べたのですが、
品種としてのつながりは見つかりませんでした。




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ひな祭りの新たな伝説か!

2014年03月07日 | お茶三昧

仁阿弥道八 色絵御福香合

(クレマンソーコレクションより)



お茶を楽しみに来ている友達が、
孫のためにお雛祭りの茶会を開きたいと、盆略点前を復習して帰りました。
男の子ですが、幼稚園の友達を招いて楽しませてあげたいと思ったそうです。

「お雛祭りはどうでしたか。」と私がその様子をきくと、
「それが、楽しかったのだけど、人には言えない大失敗をしたの」と。
人には言えないと言われると、聞きたくなりますよね。

話によると、
「美味しいお菓子を一緒に選んで買ってきて、お友達も呼び、
あとはお茶を点てるだけというところで、さあ大変、茶筅がない。
どこかにあるはずなのだけれど、どうしても見つからない。」

お茶を点てるのに、これだけは代用できないという唯一の道具が茶筅です。
それは困ったでしょうね。

そこで仕方なく、小さめの泡だて器があったので、
それてかき回したのだそうな。

もちろん泡は立たなかったし、お茶も点たなかったと。
でもみんな美味しいといって飲んでくれたそうです。
楽しいひな祭りになったということで、
それは一まず良かったと思いますが。

初体験のお子さんたちの脳裏には、「お茶を点てる道具は泡だて器だ」
と残ってしまったらとうしましょうと、それだけがちょっと心配です。

ひとには言えない話というので、誰の話とは明かしませんが、
社中の新たな伝説となる事は確かです。

ブログのネタになる事は了承済みですけれど。


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やはり手に入れた図録

2014年03月06日 | お茶三昧



2月19日の記事で紹介した、香合展の図録の一ページです。
どうしても手に取って眺めたくて、もしやと「ヤフオク」で探しました。

期待通り、数点出品されていました。
状態の良いものをなんと500円で見つけました。
図録はその時は、重いし結構値が張るので、
なかなか買ってこないことが多いのですが、
後になって思い出して、どうしても見たいたいこともありますね。
そんな時はこの方法でみつけると何とかなります。

開いてみると、魅力的な香合ばかり。やく600点です
全て焼物ですが、コレクションの中心は桃山から、江戸初期、末期の作品で、
日本各地の窯から集められているということです。
名の知れた作家や、窯ものから、今では忘れられた窯の作品まで。
ところどころに記されている作家や窯元の説明も、わかりやすく参考になります。

繊細で温かくて、面白くて、素朴で、・・
夢中になって集め歩いた気持ちがよくわかります。
人はこんな小さなものにでも、
あふれるような、魅力いっぱいの美しさを表現する技を持っているのですね。

ああ、写真でこんなですから、本物はさぞかしと。
しばらくは毎晩寝る前にパラパラと眺めることでしょう。




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「お薬出しておきましょう」

2014年03月06日 | 日記


一病息災といいますが、これは本当ですね。

もう何十年もの間、私はあまり病院のお世話にならずに済んでいました。
健康保険料の掛け損なんて罰当たりなことも言ったりしていましたし。

しかし一年ほど前から、「高脂血症」ということでかなり数値が高くなり、
コレステロール値を下げる薬を飲むことに。
別に痛くもかゆくもないので、「お薬30日分です」と渡されると、
子供みたいですが、なんとなく嬉しかったりします。
保険料ちゃんと払っていてよかったです。
これからお世話になる事が多くなりますよ。

ところでこの「お薬30日分です」を毎月一度味わいに、病院に行きますが、
このことで助かったことがあります。

今までなら、お腹が痛くても、市販の薬を飲んで済ませたり、
そのうち治るだろうと、放っておいても何とかやり過ごせました。
病院に行くということが結構億劫に感じていたのです。
それでまあ大事には至らないですんでいたのですが。

去年やはりお腹が痛なった時のことです。
たまたま月に一度のクスリをもらいに行く日が近かったので、
行ったついでに、「おなかがいたいのですが」と訴えると、
「どれどれ・・ああ帯状疱疹ですね。はやくてよかったです。」と。
二三日放っておいたら、ひどくなって治りも遅く、
神経痛の後遺症も残ったかもしれないのです。
とにかく三日以内が勝負とか。
それでも痛みがなくなるまでひと月もかかりましたが。

ある時は風邪気味の時に、またその日に当たり。
症状を訴えると、すぐに薬を処方してもらえました。
これで一件落着。
定期的に病院に行って、体調管理をしてもらうことは、
こんなに助かることもあるのだと、『一病息災』を実感しています。

昨日も、その手で「お薬出しておきましょう」となり、
昼から薬を飲んで、午後と夜の稽古を無事に済ませました。

今朝はもう良くなったようです。
またまた一件落着。





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ニュースに驚いて

2014年03月05日 | 日記


昨日外出から帰ってきて、ニュースを見て驚きました。
一駅隣の町で、凶悪事件が。
殺人も交えた通り魔が出たとか。
知っている町名ですし、逃げた犯人が近くにいないとも限らないと思うと、
マンションの上階でも、戸締りを確認してしまいました、

しばらくは夜の外出は怖いですね。
もっと心配なのは、勤め帰りに夜お稽古にいらっしゃる方のことです。
遅くいらっしゃると、どうしても帰りも遅くなります。
平常でも、夜は人数が重なった時は、何とか帰りを早くして差し上げようと、
いろいろとお稽古の方法を考えるのですが、
こんな事件があるとことさら心配になりました。
駅までは表通りですから、大丈夫だとはと思いますが。


ところで初釜のDVDが出来上がってきました。
お茶名を拝受された方のご披露のお点前を録画していただいたのです。
「その方のところだけで良いですからね。私は入れないでくださいね。」
とお願いしたのですが、どうかしらとみてみたら、冷や汗ものの私の姿も。

気を使われて、いつもちゃんと私のお点前も入っているのです。
人のお点前はいろいろ言いますが、自分のお点前は自分ではわかりませんから、
撮っていただいて客観的に観察したほうが良いのかもしれませんが、
いつも見るために「ガマの油」状態になります。
年々年を取っていく己が姿は、あまり眺めたくないものですね。

というわけで、このDVDは その方と私に一枚ずつ記念に残します。
私が亡き後は、在りし日の姿と忍んでいただいても良いのですが。
それを思うと、来年はもう少し美しく撮っていただけるようにしなくてはと思うのです。





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サントリー美術館の「伊万里」

2014年03月04日 | 日記


昨日は私の日曜日です。
日曜日に稽古をする日が月に三日ほどありますので、
月曜日が私の日曜日になります。

さあどこかにいいものを見に7行こうと思っても、美術館はお休み。
でもここだけは大丈夫。
月曜営業の貴重な美術館。

今回の展示は、
「日本初公開となる大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の輸出伊万里を中心に約190作品をご紹介」
というふれ込みの「伊万里」展です。

さすがに量は多かったですね。
これだけたくさんの作品を系統的に見ると、
17世紀から18世紀にかけての伊万里の輸出品としての歴史が少しは頭に収まりますね。

染付の壷も、芙蓉手の大皿も良かったのですが、
第二会場に降りてきて眺めた、小さなカップにホッとしました。
若いころ外国製のブランドのカップを集めながらも、
伊万里のコーヒーカップや、京焼のカップにも手を出していたころを思い出しました。
そういえば最近はコーヒーはマグカップでたっぷりが多くて、
使っていないと、ちょっと出してきました。



気に入ったカップのラインナップ。
昨日「とらや」でいただいてきた大きなポストカードを敷いて、記念撮影をしておきました。



伊万里といえば、私は時々訪れる「戸栗美術館」が好きです。
旧鍋島藩の別邸跡に建った美術館は、
とても落ち着いた雰囲気で、とにかく静かなことが最高です。
テーマを決めての展示も、洗練されていて、伊万里の良いものがたくさん見られます。
伊万里を詳しく知るには一番よい美術館だと思います。


今も魅力的な展示をしていますね。会期が長いので、チャンスを見つけたいです。


昨日はその後は、一度行って見たかったラーメン屋さんに行きました。
その予定もあったので和服はやめましたよ。

そしてさらに茶道具屋さんを覗きに。
同行の友人が、出し帛紗を新調したいというので。
気に入った古帛紗の裂地で、仕立ててもらえるそうです。
こんな自分だけの楽しみ方も良いですよね。

たまの休みはこのように一日で何件も楽しんでしまいます。
風邪気味とか何と言いながらも。





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梅は咲いたのですが

2014年03月03日 | 日記
ひな祭りの朝は、雨上りの薄暗い夜明けでした。

ベランダの鉢植えの水やりも、昨日今日はお休み。
外に出ない日は、春の兆しのチェックもしないで終わります。
このころになると、冬眠中の植物が、もうそろそろ目覚めるのではないかと、
狭いベランダ庭を一回りして、小さな芽を探し回ります。


クレマチスの新芽


一見枯れたように見える鉢に、新しい芽を見つけた時の喜びは、それはもう。
一度その体験をしてからは、どんなに死んだように見える鉢でも、
そんなはずはないと、せっせと水をやり続けているのです。



一つ心配なのは、梅の鉢植えです。
枝垂れ梅の盆栽。
今年で三年目の春ですが、変わらずに花は咲きましたが、
花の数がずっと減りました。
今年はなくとかしないと来年が心配です。
今までは水を切らさずに、水性の園芸肥料をあげるだけでしたので。
こ盆栽などに詳しくないので、誰かに相談して、手を打たないとダメでしょうか。
手を掛ける方法がわからないとどうにもならないですね。

暖かくなったら、考えなくてはと眺めることしきりです。
そうこうしているうちに、日差しが。
今日はサントリー美術館まで。
私の休日の月曜日に唯一開いている美術館です。




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二十四節気

2014年03月02日 | 日記


三月三日はひな祭り、五節句の一つ「上巳の節句」ですね。
明日は月曜日ですから、そんな気分を味わう雛の宵は今夜でしょうか。

お雛様を眺めての稽古も今日で終わりです。
桃の花と椿の花が、雪洞の灯りに照らされて浮かんでいます。
今夜は電球のあかりの雪洞ですから、スイッチを切らずに寝ましょう。
お雛様の最後の語らいを夢の中にまで、連れていきましょうか。

お家元のまだ若宗匠だったころの著書、
「私の二十四節気日記」を思い出してめくってみました。



私などには雲の上の存在のお家元が、少し身近に感じられた本です。

二十四節気の一つ一つは、今では耳慣れない言葉もありますが、
お茶を楽しみだすと、心に留まる季節の言葉ばかりです。

改めて読むと、何気ない言葉の中に、何年かのお茶生活の積み重ねで、
これはと感じるものが少し増えたように思います。
何事も、受け皿次第ということでしょうね。

そういえば、先日の講演でお家元は、
「膝に座りだこのできた人にこそ、話がしたい」とおっしゃっていました。
近頃の、頭で理解するだけでお茶を語る事の多い風潮に、
感じることも多いのでしょう。
時にはつらい修行に耐えてこその茶の道と、気持ちを新たにしたものです。

その時にこのような言葉も例に出されました。

「牛飲水成乳、蛇飲水成毒」
同じ水でも、牛が飲めばこれを乳とし、毒蛇が飲めばこれを毒に変える。

ということですが、
これは志が違えば、おのずと行き着くところが違うということでしょうか。

こんな言葉に、なぜもう少し若い時に耳を貸さなかったのかと、
時少し遅しの感がありますが、人生もう少しあるようですから。

ところで二十四節気でいうと、もうすぐ「啓蟄」です。
冬眠から覚めて、牛になる・・頑張ってみましょうか・・。




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茶室の天井

2014年03月01日 | お茶三昧


帛紗のお雛様



こんなお雛様でも飾ればうれしいひな祭り。

昨日は風邪でどうしようかしらと悩みながらいらした方が、
帰るころにはすっかり元気になって。これもお茶の効用でしょうか。
夜には、「生涯に二度目のインフルエンザでした」という方も。
考えてみると、私の記憶が確かならば、
私はインフルエンザに罹ったことがありません。
インフルエンザも近寄らない・・いえ見放されたのでしょうか。
ありがたいことですが。

さて「六窓庵」を手掛かりに、茶室の天井を見てみましょう。
六窓庵の天井は、床前二畳が野根板の竿縁天井で、点前座は網代の落ち天井、




躙り口側が化粧屋根裏と、それぞれ変化をつけています。



野根板とは杉などを薄く剥いだ薄い板のことです。

落ち天井とは、天井が二段になっている場合の低いほうを言います。
小間では点前座の天井をこれにしますね。

化粧屋根裏とは、梁、垂木、裏板などの屋根裏を天井に見立てたものです。

写真は「六窓庵」のものがないのでイメージですが、
どれも茶室の天井の代表的な意匠です。

茶室に入って普段はあまりきょろきょろと天井など眺めないかもしれませんが、
かなり凝っていますので、これも必見ですね。

小雨の土曜日、午前と午後と、ゆったりとお稽古をしています。




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