社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

風疹流行で妊娠の危険を煽る報道が意図するもの

2014-01-23 22:51:55 | 医療

 

 風疹の流行により妊婦が感染すると胎児に影響が出る。風疹感染は圧倒的に成人男性に多い。こんな謳い文句で男性への偏見意識を植え付けようという戦略が進められているようだ。その戦略と狙いについて言及したい。

 

 直近のニュース記事では主に成人男性に接種を促すような論調になっている。しかし実際には、接種をしてもその効き目は10年くらいしか続かないといった情報もあれば、15年経っても効き目は持続するという情報もあるなど色々錯綜しているように思える。何れにせよ、男女問わず一定期間毎に接種しなければ効き目は持続しないという結論が導かれる。しかし報道では何故か男性のみ強調されている。

 

 ところで、これが約1年前の報道となると少し様子が違う。当時の報道では男性患者が多いという点は共通しているが、妊娠を望む女性は予防接種を2回接種が望ましいという論調になっている。

 

 しかし、女性の場合は接種の制度的な空白期間は少ないわけだから、そもそも女性は感染しにくい筈。それなのに妊婦に感染すると子供が危険になるといった論調に摩り替わってしまう。感染しないために予防接種をするのに、感染した場合の危険ばかり煽る、何か矛盾していないだろうか。

 

 また、2回接種を政府が勧めているのも疑問だ。1回の接種で抗体が出来る人は約95%なので、数学的に2回接種すればほぼ100%に近い確率で抗体が出来るということなのだろうが、抗体が出来るかどうかをまるでくじ引きのように考えていいものだろうか。抗体の出来やすい、出来にくいというのはそもそも体質的な個人差であって、出来にくい人が2回接種したから大丈夫ということでもあるまい。

 

 更に、風疹に限らずあらゆる病気に感染する危険性というのは、予防接種を受けたかどうかよりも、普段の生活習慣など体調管理によるものが大きいのではないかということだ。例えば毎日長時間残業などで疲れている人などは元気な人に比べれば明らかに感染率が高いだろう。男性の患者が多いというのも、抗体の有無というより労働環境の苛酷な人に男性が多いということの裏付けではないだろうか。しかしそれを認めたくないためだろうか、普段からの健康管理に努めて免疫力を高めようといった、最も基本的な話は出て来ない。もっと根本的な話をすれば、女性が労働などで外に出るから感染しやすくなるわけで、女性が家庭中心の生活をしていれば感染も防げるのだ。

 

 こうした医療分野にもフェミニズムが介入していることは今更言うまでもないことだ。例えば乳癌検診において、従来の医師による触診から検診方法を変更し、マンモグラフィーと呼ばれる検診機器を全国の病院に一斉導入し、更にピンクリボン運動などと名乗り女性に検診を促したり、女性専用外来を設置するなどの動きは明らかにフェミニズムの主導である。これは男性医師が女性患者を診察することに対する抵抗感を意図的に女性に意識させ、女性患者は女性医師が診るのが適切という構図を作り上げ、女性医師や女性検査技師の需要を増やそうという狙いである。

 

 これと同様に今回の風疹予防接種の件でも、男性を見たら風疹を疑えという偏見意識を女性に植え付けようという狙いがある。加齢臭を流行させて男性を汚いもののように扱うのと同じ構図だ。そうすれば通勤列車などでも女性専用車両を望む女性が増え、更に女性専用車両を拡大する口実に出来るからだ。また妊娠そのものが危険という意識を蔓延させ、更に少子化を加速させようという狙いもあるだろう。そして少子化が加速すれば、女性の社会進出が不足しているからという出鱈目な対策をあたかも効果があるかのように見せかけて次々と女性優遇策を繰り広げていくのだ。

 

 報道には必ず隠された意図があるという視点で見ていく訓練を日頃からしておく必要があるだろう。真に受けるのは最も危険である。

 


・風疹ワクチンについて・Q&A
http://www.kurashiki-med.or.jp/kojima/rubellaQAk.html

 

Q5 風疹ワクチンの効果の持続期間は何年くらいでしょうか。

 

A  風疹ワクチン0.5mlを皮下に1回接種しますと,95%の人が免疫を獲得します。持続期間についておよそ15年経っても抗体価はあまり低下していないという成績が得られていますが,ごく一部には抗体価が低下する人もいます。

 


・風疹の予防接種、1回受ければ大丈夫? NHK生活情報ブログ 2013年04月07日 (日)
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/151620.html

 

ニュースウォッチ9では、風疹に関するご意見を募集したところ、24歳の女性からメールが寄せられました。女性は「6歳のときに予防接種」をしているにも関わらず、感染していると診断されたと綴っていました。

 

メールをくれた女性は、1回だけ接種を受けた世代です。専門家によりますと1回の予防接種では、ウイルスに感染するのを防ぐ「抗体」が体の中で十分作られないケースがあるということです。

 

2回受けていれば、たぶん99点何%ぐらいの割合でいったん抗体を持つんです。なので、いま2回接種が求められています」

 

さらに、1回の接種の場合、ワクチンによって作られた抗体は、年数が経つことで、減ってしまうことがあります。

 

去年、抗体の数値を検査したところ、感染のおそれがあるとされる値になっていました。日野さんは検査結果を見せながら「2008年に測った数字で当時は『32倍』あったんですけど、昨年、妊娠後に測った数字で『16倍』に下がっていたんです」と教えてくれました。

 

妊娠を希望している女性は2回目を受けておかれた方が安心です」と話しています。

 

 

 

http://trendstyle96.net/archives/764

 

風疹の大流行が止まりません。
国立感染研究所感染情報センターの発表によると、2011年の風疹患者数は371人、
2012年は2353人、そして2013年3月現在で既に1303人の患者数が報告されています。
そして、その半数が東京都で発生しており、特に成人男性の風疹罹患が目立っています。
これを受けて、東京都は風疹の予防接種費用を半額補助する方針を打ち出しました。

 

男性は約8割(サイト内のグラフより)

 


Q.成人男性で予防接種を受けた方がいい年代は?

 

A.30~50代前半の男性は5人に1人は風疹の免疫を持っていないことが判っています。

 

20代男性では10人に1人の確率で風疹の免疫がありません。
これまでに風疹の予防接種を受けた事が無い人は、
風疹ワクチンを接種することをお勧めします。
特に結婚して子供を望まれる場合は、できるだけ早く接種するようにしましょう。
 

 

http://trendstyle96.net/archives/24

 

障害の発症率と重症度は、妊娠のどの時期に風疹に罹患したかによります。

 

母体が感染したら100%が胎児に感染するわけではなく、

 

・妊娠4週以内 30~50%
・妊娠5週~8週 25%
・妊娠9週~12週 20%

 

この程度だと言われています。

 

風疹の予防接種は公費負担はなく自費となります。
医療機関によって値段はまちまちなのですが、
だいたい風疹ワクチンは4000~6000円のところが多いようですね。

 


・風疹 6年以内に流行根絶目指す 1月22日 20時57分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140122/k10014690801000.html

 

 風疹の流行で、妊娠中の母親が感染して赤ちゃんに障害が出るケースが相次いだことを受けて、厚生労働省は、6年後までに風疹の流行を無くすことを目標に、予防接種などの対策を進めることになりました。

 

 風疹は、おととしから去年夏にかけて職場を中心に感染が広がり、去年1年間に全国で1万4000人余りが感染し、母親が妊娠中に感染して目や耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんは、31人に上りました。

 

 厚生労働省の専門家会議は22日、会合を開き、中長期的な対策を盛り込んだ初めての指針をまとめました。

 

 それによりますと、風疹の流行を6年後の平成32年までに無くし、先天性風疹症候群もできるだけ早く無くすとしています。

 

 そのための対策として、予防接種を受けていない人の割合が多い昭和37年度から平成元年度に生まれた男性と、昭和54年度から平成元年度に生まれた女性が、予防接種や免疫の有無を調べる検査を受けやすい環境を整えるよう、企業に依頼するとしています。

 

 また、妊婦が訪れる機会の多い学校や医療機関などでも予防接種や免疫検査を呼びかけ、免疫がある人の割合を増やすなどとしています。

 

 厚生労働省は、今後、この指針を基に、企業や都道府県向けの具体的な対策を盛り込んだ手引書を作り、配布することにしています。

 


・風疹:大人も予防接種 五輪までに流行なくす厚労省指針案 2014年01月22日 20時46分
http://mainichi.jp/select/news/20140123k0000m040070000c.html

 

 厚生労働省の専門家委員会は22日、東京五輪が開催される2020年までに予防接種の徹底で風疹の流行をなくすとした指針案をまとめた。昨年、都市部の大人の間で流行したことから、従業員が抗体検査や予防接種を受けるよう事業者に協力を求める。