社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

「フジ批判するネトウヨは低所得者」の小林よしのりこそ北原みのりと同等の低俗者

2011-10-06 11:50:09 | 芸能、音楽

 「ネトウヨは年収200万円以下の下層でしょ?」、漫画家の小林よしのりが、フジ韓流批判デモに参加した人達を揶揄した発言がネット上で批判を浴びている。だがフジデモに参加した人達には子連れや女性もいた。それなのに「ネトウヨ」とレッテル貼りをすることがそもそも短絡的過ぎると思えるのだが。

 この小林の発言はライブドア運営の「BLOGOS」という言論サイト上に掲載されたインタビュー記事の一部である。この記事の中で小林はフジ韓流批判デモに触れ、「韓流ドラマはどうせ商売」、「怒る気もしない。(嫌なら)見なきゃいいんじゃないとしか思えなくなってくる」、「ネトウヨ系の奴は、強硬なことを言っておけば保守なんだ、愛国者なんだと思っている」、「しかも、君達年収200万円以下の下層でしょ? それでいいわけ?」、「自分の立場に対して満足してないって、そこをちゃんと怒れよ」などとデモの参加者を見下している。

 韓流ドラマは商売、嫌なら見なきゃいい、などというのは以前ビートたけしや岡村隆史が同様の発言をした際に既に否定されていること。問題の本質はそこではないことはネット上で散々言われていることだ。

 更に、デモの参加者をネトウヨと決め付け、年収200万円以下の下層などと見下すあたりは、前回の論考で取り上げた、フジデモはもてない男の僻みだと決め付けた北原みのりと発想が同じである。つまり小林は北原と同程度の知的水準しかないということだ。それこそ下層の人間と言われても仕方ないであろう。優れた人間と言うのは収入の良し悪しや異性にもてるもてないで決まるものではないということを改めて彼らには認識してもらいたい。

 ところで、一部のネット上を除いて全く報道されずもみ消されているフジデモに対して、何故次々としかもデモ参加者を揶揄する内容の意見ばかり続くのだろうか。理由はそれだけフジデモの批判内容が図星だからということだろう。これが的外れな批判ならば放置しておいても何れ国民から無視され、自然消滅するだけだ。しかし的確な批判であれば次第に賛同者も増えていく。反日フェミ陣営は何よりフジデモが拡大するのを恐れているのだろう。


・小林よしのり「フジデモ」痛烈批判 「ネトウヨ」は年収200万円以下の下層でしょ? 2011/10/ 4 19:26
http://www.j-cast.com/2011/10/04109057.html?p=all

 漫画家の小林よしのりさんが、ネットのインタビュー記事の中でフジテレビデモへの参加者や「ネトウヨ」を批判する発言を行い、2ちゃんねるを中心に話題になっている。

 小林さんは『戦争論』『天皇論』などを通じて時代状況や現代史について活発に発言、若い世代を中心にカリスマ的な人気を誇ってきたが、今回の発言はこれまでとはやや論調が違うと受けとめられ、戸惑いが広がっている。

■国家を持ち出して「自意識を底上げ」する人間増えた

 インタビューは2011年10月3日、ライブドアが運営する言論サイト「BLOGOS」上に掲載された。9月に『国防論』を発表したばかりの小林氏にその思いを聞くというのが趣旨で、9ページにもわたるかなり長い記事だ。

 小林さんはまず原発事故含め、3.11以降に起きたことを漫画家として『国防論』で記録して残したかったことや、取材で行った被災地が「ソフト無法地帯」だったことなどについて話した。

 その後、最近の若者について聞かれる中で、

 「昔はみんな若者は左翼だったんだけど、今は保守か、なんか『ネトウヨ』みたいな感じになっちゃって、切り替わっちゃったかなという感覚はしますよ」「国家というものを持ち出しさえすれば自分自身の自意識を底上げできる、という人間が増えた」
 と指摘。立場の異なる人を「左翼」だとか「売国奴」などと非難しつつ、自分は尊大に振る舞う、そのために国家や日の丸が利用されてきていることに、「わし自身は嫌悪感を覚えることがある」とまで言い切っている。

■「なんかもう国家論やめたくなった」
 さらに、韓流を強く推すフジテレビへの抗議デモについても、「韓流ドラマがいっぱいあるっていったって、いや、どうせ商売でやってるんだからとしか思わない」「怒る気もしない。まあ見なきゃいいんじゃないとしか思えなくなってくるんだよね」と受け流し、「ネトウヨ系のヤツは、強硬なことを言っておけば保守なんだ、愛国者なんだと思っている」と突き放している。

 「しかも、君たち年収200万円以下の下層でしょ?・・・それでいいわけ?」「自分の立場に対して満足してないって、そこをちゃんと怒れよって言いたくなるよね」と手厳しい。

 このインタビューはネットで大きな関心を呼んでおり、

 「なんか宮台真司みたい」
 「年収とフジデモは直接関係無いと思うんだ」
 「他に怒れじゃなくて、全方位に怒ってもいいだろ」
 「『ネトウヨ』とかいうレッテルを貼ればそれで安心ができるのかもしれないが、代わりに真実は見えなくなる」
 と批判的なものが少なくない。小林さんの言葉がこれまで2ちゃんねらーの思想的な拠り所となっていた側面もあり、「よしりんももう大人になっちゃったのかねぇ 残念」とがっかりする声もあった。

 一方で、「正論じゃん。ネット右翼のように人種差別してる奴らに右も左も味方するわけないな」「同意見だわ。ネトウヨは卑小な自己を国家という権威によって補完しているにすぎない」と小林氏に賛同する見方もある。10月4日現在、2ちゃんねるには約7000もの書き込みが寄せられている。

 小林さんは記事の中で「なんかもう国家論やめたくなったなみたいな(笑)」とも語っている。10年以上にわたって国家論に取り組んできたが、「効果」がないと感じることもあるようで「わしだってやっぱりもっといろんな表現をしたいよ(笑)」「フィクションも含めて、違う漫画も描きたいなという欲望もあるよね」と話している。