灰野敬二さんとベルリンの11人編成アヴァンギャルド・オーケストラ=ザイツクラッツァーとの2005,6年のドイツとオーストリアに於ける共演ライヴCD。
ザイツクラッツァーは2002年にルー・リードのギター・ノイズ・アルバム「メタル・マシーン・ミュージック」をアコースティック・アレンジして演奏したという変態グループ。
「エレクトロニクス」とタイトルされているが、ザイツクラッツァーは基本的にアコースティック楽器による編成だし、灰野さんもヴォーカルを中心にギター、ドラムで参加している。何で「エレクトロニクス」なんだろう、と思って調べたら、ザイツクラッツァーが灰野さんを含め3人のアーティストと共演したCDをシリーズでリリースしており、そのシリーズ・タイトルが「エレクトロニクス」だった。
G-Modern Vol.26(2006年発刊)のインタビューで灰野さんはザイツクラッツァーとの共演について触れ、灰野さんの要求に対してザイツクラッツァーのメンバーが対応できず、ガチガチになってしまった、と語っている。
しかしこのCDを聴く限りその方法論の齟齬はステージでは解決されたようだ。適度な緊張の中、両者とものびのび演奏している。灰野さんとアコースティック・アンサンブルの共演というのも初めてだし、どちらかというとドローン的サウンドだからロック・ファンよりも即興や現代音楽のファンに受け入れ易いかもしれない。映像を観ると激しいけど。
最後にボーナス・トラックとして収録されたドラム・デュオも素晴らしい。
ミニ・オケと
共演華やか
灰野さん
amazonで比較的安く手に入るので聴いてみたら?
ザイツクラッツァーは2002年にルー・リードのギター・ノイズ・アルバム「メタル・マシーン・ミュージック」をアコースティック・アレンジして演奏したという変態グループ。
「エレクトロニクス」とタイトルされているが、ザイツクラッツァーは基本的にアコースティック楽器による編成だし、灰野さんもヴォーカルを中心にギター、ドラムで参加している。何で「エレクトロニクス」なんだろう、と思って調べたら、ザイツクラッツァーが灰野さんを含め3人のアーティストと共演したCDをシリーズでリリースしており、そのシリーズ・タイトルが「エレクトロニクス」だった。
G-Modern Vol.26(2006年発刊)のインタビューで灰野さんはザイツクラッツァーとの共演について触れ、灰野さんの要求に対してザイツクラッツァーのメンバーが対応できず、ガチガチになってしまった、と語っている。
しかしこのCDを聴く限りその方法論の齟齬はステージでは解決されたようだ。適度な緊張の中、両者とものびのび演奏している。灰野さんとアコースティック・アンサンブルの共演というのも初めてだし、どちらかというとドローン的サウンドだからロック・ファンよりも即興や現代音楽のファンに受け入れ易いかもしれない。映像を観ると激しいけど。
最後にボーナス・トラックとして収録されたドラム・デュオも素晴らしい。
ミニ・オケと
共演華やか
灰野さん
amazonで比較的安く手に入るので聴いてみたら?